まだまだ紹介していないだるまの木型があるのだが、木型ばかりでは面白くないかも知れないので、ここでちょっとだるまに関する別のことを。
つまりはネタにつまったのだが(笑)。
張り子や土人形、陶器などでだるまはピンでなく、別の縁起物などと一緒にコンビを組んでモチーフにされることがある。招き猫と一緒だったり、干支の動物と一緒だったりと。
そんなモチーフのひとつに「だるま抱き童子」というのがある。
小さな男の子がだるまを抱きかかえていて、抱かれただるまは、ちょと迷惑そうな困ったような表情をしているもので、何とも微笑ましい構図となっている。
ただ、なぜこのモチーフが多く使われるようななったかが解らない。
うーん。
推測するに、昔からこれは良くある光景で、単純にその光景がモチーフとして多様されるようになったのではないかと、男の子というのはだるまを見ると抱きかかえる習性があるのではないかと、、、。
そこで実験。
部屋に大きな張り子のだるまを置き、息子を呼んでみた。
部屋に入ってだるまを見つけるや、興味津々。
抱えたと思ったとたんゴロゴロ転がして遊びはじめたではないか!!
実験成功!?
ここに郷土玩具の原点を見たような気がする!
起き上がりの張り子のだるまは、もともと中国で酒の席で使われた酒胡子というコマのような遊びの道具が原点とされている。それが不倒翁という起き上がりの縁起物となり日本へ伝わり、江戸時代になってだるまの形をとり、子供のおもちゃとしてもてはやされるようになったのである。
今でこそ縁起物として神棚の上にまつられていたり、かつては小泉八雲(ラフカディオ ハーン)がだるまのことを「日本の小さな神様」と評したこともあったが、子供にかかっては遊び道具にされてしまうかなしい性なのである。
ここで一句
神様も こどもの前では おもちゃかな
よみ人しらず
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