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高さ325mm
高崎だるまの古いタイプの木型だと思われます。
現在、よく見かけるだるまより細面で、ひだの数が多いのが特徴です。
お腹のひだの部分には通常「福入」とか、「商売繁盛」とか願文が書き入れられるように、幅広く空いていたり、無かったりするのですが、このだるまにはその部分がありません。願文をいれず、線を引いただけの素朴な仕上りだったのではないかと想像します。
張子紙を剥がしやすくするために赤い塗料、その上にさらに黒い塗料が施されています。
材は欅のようです。
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だるまの木型 関東
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高さ200mm
埼玉の「武州だるま」の系統、越谷だるまの木型です。
木目が不明瞭なので、この地方で木型の材料として使われていた、銀杏を彫ったものだと思われます。 |
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高さ270mm
高崎のだるまの型です。木製ではありません。
中村浩訳さんの著作『達磨からだるま ものしり大辞典』によれば、高崎では紙で張子にしたものに漆喰で補強した「漆喰型」や、漆喰とセメントを混ぜたもので補強した「ベト型」というものを使っていたそうです。この型の普及で高崎のだるま生産は大きく向上したとのこと。
写真のだるまは「ベト型」のものです。
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高さ220mm
茨城県ひたちなか市の那珂湊だるまの木型だと思われます。
大きく張り出した頭巾、直線的な衣の襞、小さくても高い鼻が特徴です。
東京のコレクターの方が所有していたものです。
素朴な顔立ちが産地の方々の人柄をあらわしているように思えます。
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高さ220mm
東京都西多摩郡瑞穂町にある内野屋さんのだるまの木型です。
高崎のだるまと比べると鼻が高く、優しい顔立ちをしています。
この木型を譲っていただくときに「木型はうちの宝。もう彫る人もいなくなってしまって、今あるものが無くなってしまえば、それまでなんだよね。」と、お話を伺いました。
こういった伝統産業の木型も含め、古民具骨董品は後世に守り伝えてゆくべきものなんでしょうね。 |






