|
先週の土曜日、湖畔にある公園で観察会をやりました。
この県営公園の観察会は毎年やっているのですが、年を追うごとに外来種が増えてゆく場所でこの日も僕のテーマは外来種です。 植物の外来種ほうは別の詳しい指導員にお任せして、僕は自力で移動するほうに注力(笑)
この公園でその痕跡も含めて観察できる外来種の種類、ざっと書き出すとこんな感じ(実際はカメムシのような昆虫まで含めるともっといます)
①ウシガエル、②アライグマ
③アメリカザリガニ、④アカミミガメ、⑤スクミリンゴガイ
これらのうち、①②は「特定外来生物」に指定されていて、飼養・保管・運搬・放出・輸入などが法律で禁止されています。
また、①②ほど顕著な被害はなく、暫く様子見というのが③④⑤で、これは「要注意外来生物(生態系被害防止外来種)」という分類に指定されています。
ちなみによく聞く「日本の侵略的外来種ワースト100」というのは、この法令とは別に日本生態学会が決めた分類であり、前述①〜⑤すべてがこれにあたります。
今回取り上げたのが④のミシシッピアカミミガメ。
とにかく公園のあちこちで産卵して水の中を見ると、幼体のいわゆるミドリガメがいっぱい、もし僕が小学生だったら狂喜してバケツ一杯捕まえていることでしょう(笑)
観察会の始まる朝、少し早く来て、公園の中を探し回ると、あ、いるいる、、、。
はい、産卵中です。 目印にクズの葉をそっと置いておき、親亀が埋め戻したところを後で掘り返します。
この埋め戻した場所というのが実に巧妙に戻してあり、ぱっと見ではわからない上に、しっかり固めてあるので、掘り返すのは結構大変。
しかも爬虫類の卵というのは殻が薄く鳥類のように固くないので、取り出そうとしてついつぶしてしまいます。 さて、このアカミミガメですが環境省はこんなチラシを作って「終生飼育」を呼びかけています。
「おうちのカメは大切に飼い続けましょう!」、なんて優しいフレーズ(笑)
でもこのパンフレットの裏には寿命が40年くらい、体長は20センチ以上になると書かれている、一般家庭で気軽に飼えるようなイキモノではないのです。
こんなアカミミガメ、なぜ特定外来種に昇格させないのでしょうか?
全国の世帯における飼育数を環境省は約180万匹(平成25年度)と試算していますが、アカミミガメが特定外来種に指定された途端、この180万匹が全国の河川や池に投棄されることになるからです。
外来種はワルモノ、そんなふうに短絡的に定義づけ、在来種もまるごと撲殺しているようなお粗末極まりないテレビ番組があります。
外来種の多くはみずから日本にやってきたのではなく、”人間に連れてこられたイキモノ”です、彼らには何の罪もなく、彼らはどんな環境にあってもただ子孫を残そうとイキモノの持つプログラムに従って生きているだけです。
駆除するにしろしないにしろ、感情論ではなく、きちんとした知見に基づくクールな判断が必要なのに、どこかズレている、そんな気がしてなりません。
※環境省は、規制されても飼い続けることができるような届け出を検討しているようですが、水族館でもない一般家庭に対してそう簡単には出さないでしょう。
|
全体表示




アカミミガメ、少し前までははお祭りの屋台でたくさん売ってましたね。アメリカザリガニは今もよくいますし。
アライグマも見るだけでは愛らしいし。
どうして一生懸命生きてるのが悪者扱いされるのか〜頭ではわかってるけど可哀想で感情的に受け入れられないです。
外来種皆殺し番組は嫌いです。
このポスター、いいですね^_^
亀は何度もうちにきたけど、うまく育てられませんでした。上手に飼ってる人を尊敬します♪
2019/7/1(月) 午前 6:05
長年飼っておられる方なのですが、卵を産んだら掘り返してカラスの餌にしているそうです。
駆除を望むほうもそれに反対するほうも感情的にならずに生態系のあるべき方向をきちんと学ぶべきだと思っています。
2019/7/1(月) 午後 0:37