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土曜日、ふと思い立って大文字山に登ってきました。
大文字山は如意ヶ嶽の西側の前峰の部分を呼ぶのですが、京都の四大行事の一つである五山の送り火のひとつ「大文字焼き」の山です。
大文字焼きというと京都人は「いや、五山の送り火です」と訂正したがるのですが、この行事のスタートはどうもこの大文字だったようです。 さらに現在の5つの山以外にも点火した山があったという説もあるようですが、とにかく、成立時期も理由もはっきりとわからない謎の行事なのです。 市バスに乗って銀閣寺前で降りて、銀閣寺を目指して歩いてゆきます。
(にしんそばは大好物です)
観光客でいっぱいの参道を抜け、銀閣寺の前を左に歩いた神社の鳥居の手前に登山口があります。
台風でかなり荒れていましたが、整備された登山道で目的地までは30〜40分で登れます。 登山道は”大”の字の横棒のところに出てきます。 ここからの眺めもいいのですが、さらにここから階段を登ります。
このあたりの雰囲気が古代遺跡めいていて、階段もマヤの神殿に見えてきます(笑)
大の文字のてっぺんまで登ると、京都市内を一望できる絶景が見られます。
南は岡崎公園の美術館から、、、。
北は舟形のある西賀茂あたりまで、とても気持ちがいい景色です。
薪を組んで燃やすところを火床というのですが、こんなふうに段差をつけて配置されています。
一方、大の交わるところには、弘法大師を祀るほこらの前に中心になる十文字の火床があります。
なんか意味深な感じがしませんか?、この雰囲気(笑)
この時はなんとも思わなかったのですが、家へ帰ってからこれらの画像を見ていて、奇妙なものが映っていることに気付いた。
いや、別に心霊写真じゃないですよ(笑)、火床の左側に土から盛り上っている岩があるのです。
これ、ひょっとして磐座(イワクラ)の一部じゃないかと! 大文字山のこの場所にはもともと磐座があり、その聖なる場所に土盛りをしてこのような火床を作ったのかも、、、より強力は祈祷を行う為の装置として再利用されたのかもしれません。 ところで平安京はその造営において、風水の4つの守りを地形に配置して設計されたと云われていますが、このうちの玄武は、都の南北の条里の基準となったと云われている船岡山であり、ここには磐座があります。
では、この大文字山の頂上から真西を辿ってゆく何かあるかというと、ここには平安京がスタートした時点の大極殿の遺構があるのです。
大文字山は船岡山と共に平安京の神山なんじゃないか?、そんな予感がしてなりません。
この件は調査を続けてゆきます。
※追記:磐座説は見事にハズレ、コンクリートなんだそうです(笑)
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ミステリーゾーンへの旅
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コメント(2)
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次男がプラネタリウムを見たいというので久しぶりに大津市科学館で星をみてきました。
星座を巡る神話の話を聴きながら、古代の人々はなんて想像力に溢れ、ロマンティストだったんだろうと思います、、、。 想像を超えた未知の古代文明に遭遇すると、現代人はそれが既知の知識というモノサシに合わないとすぐに”地球外の知的生命体がやってきて、、、”という空想をします。
水晶髑髏、黄金の飛行機など、オーパーツなんかその典型です。 SFとしてはもう使い過ぎてボロボロのネタなんですが、オハナシとしては面白い(笑) しかし、それは”こんな凄いモノを古代人が作れるはずがない”という思い込みであり、古代人は天変地異を鎮める為に生贄を捧げるような野蛮人であり、現在人は古代人よりも優れているという思い上がりではないでしょうか?
よく考えてみれば、現在の科学技術の基礎はすでに紀元前に発見されており、現代人はそれをコンピュータで高速に計算したり、そういった技術を組み合わせて惑星探査機を飛ばしているにすぎない。 応用技術は進歩したものの、アインシュタイン以降、人類は大したことは何も発見もしていないのです。
日本という国は環太平洋文化圏にあって古代から色んな文化が流れ込んできた、いわば文明の交差点だと僕は思っています。
ひょっとしたら、、、
この極東の小さな島国に居ながら、時空を超えた古代の人々の叡智と、そのイマジネーションに触れることができるんじゃないか?
、、、僕はそういう類の夢が好きです。
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古代の祭祀遺跡の調査というのが僕の趣味のひとつですが、その中で特に興味を持っているのが、イワクラ(磐座)と呼ばれる神が宿る、或いは降臨すると云われる巨石信仰です。
こうした巨石には稀に古代の文字や図形の線刻(ペトログリフ、ペトログラフとも呼ばれる)が刻まれていることがあります。 全国には沢山の線刻石が発見されていますが、その中で最近注目していたのが、芦屋市(兵庫県)にある「ナマズ石」。 ちょうど神戸へ行くことになったので、見に行ってきました。 場所は阪急神戸線の芦屋川駅から北へ延びる344号線(芦有ドライブウェイに繋がる)の途中、2つのヘアピンカーブのちょうど真ん中あたり。
興味深いのは、この巨石は元々ここにあったものではなく、1995年1月17日の阪神淡路大地震によりに山のうえから滑り落ちてきたことです。
ナマズ石という名前はここから来ています。
そして、この巨石が注目されるのはここに線刻があるという点でした。
詳しくは下記のサイトに詳しく書かれています。
小雨の降る中、かなり期待して石の前に立ち、白い塗料でなぞった線刻を丹念に調べたのですが、、、これは?
これはちょっとツライものがあります、線刻そのものが(風雨に晒されて摩耗したとしても)薄過ぎる、いや、素人の僕にはどんなに目を凝らしてもここに書かれている線刻が見えない。
僕がこれまで見てきた線刻石はこんなになぞるまでもなく、もっとはっきり書かれている。
例えば、伊勢志摩スカイラインでみつけたこんな感じ。
先のサイトに歴史言語研究家のK氏と書かれている方は在野の研究家ですが、この分野ではかなり有名な方で僕も本を持っています。
この方が本の中で紹介されている線刻を幾つか見に行ったことがあるのですが、やはり僕には見えないものが多かった。
古代の日本には文字はなかったというのが学界の定説であり、このような古代文字は異端の説ですが、客観性というのは大事な気がします。
ちなみにこの方の本から解読からすると、この”虫”のような字と左側の棒は、二枝を持った司祭だそうです。
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神様が降臨する山のことを神山とか、神奈備山、甘南備山と呼びます。
これらの山の姿には例外はあるものの、一般的には二つの形があるようです。 どんな形かというと、ひとつはコヨーデ型といわれる綺麗な円錐形の山です。
ここで取り上げた三輪山、八王子山、三上山を始め、本家の富士山、全国にある○○富士といわれる山です。
これらは必ずしも独立峰である必要はなく、主峰の尾根部分が円錐形に見えればOKです。
そしてもうひとつはこういう形の山。
中央の山の裾野を左右から挟み込む山がある、円錐形ではないがこのパターンも神山のようです。
さらにこの間から川が流れているという条件もあるように思います。 大津市の南部に広がる太神山(田上山)もこちらのパターンのような気がするのですが、まだ確認できていません。
しかしこちらのほうが多いような気がするのです。
さて、話を御霊殿山に戻しましょう。 以前から石座神社と相模川だけの情報から音羽山方面にこの神奈備山があるはずと思いつつ、毎朝、通勤電車からこの方向を眺めていたのですが、それらしい山は見えませんでした。 今、イワクラの存在から御霊殿山の位置がわかったのですが、現代では建築物が邪魔で残念ながらこの山の姿を直接見ることができません。 しかし、それではつまらないので大雑把なソフトではありますが、今回もGoogle_Earthでシミュレーションしてみましょう。 石座神社と山を結ぶラインに近く、古代において見晴らしの良い場所だったと思われる茶臼山古墳の端から山を望む眺望がこれです。 如何でしょう、先に述べた後者の神奈備山のパターンに見えませんか? ・・・ということで、ナゾの神奈備山、御霊殿山編、これにて終了です。
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さて、この相模川を遡ってゆくと国道一号線を越えたところに茶臼山古墳があります。
彦坐王の墓とも、大友皇子(天智天皇の皇子)一族の墓ともいわれる古墳ですが、この話は別の機会に(※)、、、。 (GPSの軌跡、右上が神社、左下がターゲット)
さらに登ってゆくと未舗装の林道になり、やがて本格的な石がゴロゴロの登山道、モトラのサブミッションをローギアに切り替えて慎重に進みます。
辺りが杉林に覆われ、バイクで進めるのはここまでというところに、”それ”はありました。
近付いてみると、鳴瀧不動尊とあり、石座神社の祭神の八大龍王神を祀ってある場所でした。
少々オドロオドロシイ雰囲気、朝なのに薄暗いし、、、(笑) ここから水が流れています、そうです、これが相模川の源流なのです。 田畑を潤す山からの水、いや、琵琶湖から八大龍王神が汲み上げてくれる水なのでしょう。 水の流れる岩を見てください、なにかイキモノの体の一部に見えませんか、龍のような、、、信仰というのはそういうところから生まれてくるように思います。 そして背後には複数の巨石が!、紛れもなく”イワクラ(磐座)”があるのです。
左のイワクラがこれ、なんと、大山昨神(おぽやまぐいのかみ)の名がある!、そうあの日吉大社の八王子山の神じゃないか! 右手上のイワクラが八大龍王のようですが、お稲荷も祀ってあるようです。(稲荷大社の総本山にもイワクラがあります)
さらにその背後にもおなじぐらいの大きさのイワクラがありました。
見える範囲で線刻も探しましたが、これらには見つかりませんでした。
ここが石座神社の奥宮に違いありません。
(※実は「八王子山」をめぐる話の続きを調べていて、ここにコネクトしてしまった)
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