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小話 花子「ねえ、昨年ベストセラーになった『東京タワー』や『国家の品格』は読んだ?」 太郎「いゃ、まだ読んでないよ」 花子「あら、いやだ。この2冊は出てもう1年以上になるのに・・・」 太郎「そうなんだ。ところで、君はもう『源氏物語』は読んだ?」 花子「まだ、読んでいないわ」 太郎「え? いやだなぁ、あの物語、評判で、出てからもう千年になるよ」 誰でも知っているけど、読まれることの少ない長編が『源氏物語』やブルーストの『失われた時を求めて』、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』など。 確かに、源氏物語は文章の複雑さと敬語の多さ、主語の省略で表されている人物名で、現代語訳でもなかなかついていけないことも。しかも、何十冊もの厚みある書籍。これを攻略するには、時間も根気も必要でしょう。 ただ、この千年物語の源氏物語が読み継がれてきたのは、物語のゴールが結婚とされたいにしえの昔に、結婚した男女を描き、男女のすき間に忍び込む情事を筋の中心に据えているからかもしれません。 人間の深層心理を掘り下げたダイナミックな恋愛劇は、今もドキドキするような臨場感を味わえます。 と、源氏物語の面白さは世界的に評価されていますが、 平安時代が生んだ文学のもうひとつの傑作とされるのが『枕草子』です。教科書にも載っているこの作品は、私たちにも身近で、短編エッセイともいえる内容なので、親しみやすいともいえそうです。 ★リアルなところでは紫式部と清少納言はかなり仲が悪かったともいわれていて、人間味溢れる? バトルなエピソードもあります。 ところで、なぜ、『枕草子』がこんなに長く読まれているのでしょうか? これは、清少納言の進歩的な視点にあるといわれています。 「春は曙〜」のような教科書に載っているものではなくて、他の作品にそれが多いのです。 ●たとえば、『かたはらいたきもの』の段 どうみたって憎たらしい子を、親の目からはかわいいと思うのかしら。いつくしんだり、かわいがった り、おしゃべりのマネをしたり。親ばかもいいとこ。おかしくて! 笑えちゃう。 と、ばっさりと切り捨てます。 このほか、子供を叱らない親に対して『人ばへするもの』の段では、「どんないいかげんな母親なのよ!」と書き連ねます。『里にまかでたるに』では、「何で結婚なんかするの?」と語ります。 清少納言は16歳のときに結婚し、子供をもうけていますが、5歳の子を夫のもとに残し、離婚。 その後、宮中に入っています。入廷後の彼女は、バリバリのキャリアウーマンに。 清少納言は、あたたかい家庭の存在を、繰り返し繰り返し幻想に過ぎないと語ります。 彼女には、母性が欠落していたのでしょうか? いや、そうではなく、当時、誰もいわなかったあの時代の女性の弱さを鋭く突いていると同時に、男女への本音を語っているともいえそうです。 現代の作家も追及してきた「虚構の家」や「家庭崩壊」のテーマに挑んできたともいわれる枕草子。 だからこそ、枕草子は傑出しているともいえるのではないかと思います。 特に教科書に載っていなかった部分にこそ、枕草子の醍醐味があり、心にも響きます。 源氏物語を読むのは、なかなか体力? がいりますが、枕草子なら何とかトライできそうです。
夏休みに、もう一度読んでみるのも一考かもしれませんよっ。 |

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小話、笑えましたよ(≧ω≦)
2007/7/29(日) 午後 8:06
miさん、カムサハムニダ!! 謝謝!!
ありがとうございます。
2007/7/29(日) 午後 8:15
大昔、若かりしころ、源氏物語にはまりました。なつかしいなぁ〜
今も変わらないのは、乙女ごころです(^^)!
2007/7/29(日) 午後 8:17 [ ☆ 一会 ☆ ]
一会ちゃん、コメントありがとうございます。
おっ、若かりしころ? 数年前ね^^ うんうん、乙女心は永遠です。でも、一会ちゃん、全部読んだの? 凄いわ〜。
この源氏物語の王朝恋愛絵巻・・・ヨンジュンさんピッタリだよね(昔、ジュリーが演じたような)。でも、スキャンダルと似すぎてるし、当分はこういう役はやらないだろうなぁ。
2007/7/29(日) 午後 8:31
「枕草子」は高校時代の古典の時間以来、ぱったりですね〜〜!
でも「源氏物語」は田辺聖子さんのとか・・いろいろ読んだ記憶が・・・(←すでに記憶の片隅??)
あ〜、でもジュリーの「源氏物語」はよ〜く覚えてます。あの頃、色っぽかったですもんね〜〜〜!!(オモ〜〜、18歳なのに、なぜ知ってるの〜〜??)
2007/7/29(日) 午後 9:32
シニョンさんも源氏を読破? 素晴らしい^^ 実は、えらそーなこといって、薫が主人公になってからの最後のほうは飛び飛びでした読んでいない私です^^;
おっ、ジュリーの源氏の君を知っていらっしゃる!? 確かにあのころは細くて、今のジュリーとは別人ですねぇ^^; むふっ18歳のシニョンさんは、アンコール劇場か何かで見たんですね〜(爆)
2007/7/29(日) 午後 9:55
ドキッ。まだ源氏物語に取りかかっていないくまびーでした。
2007/7/30(月) 午後 4:19 [ pkr*b56* ]
えへへ・・・私も薫のとこは、読み飛ばしです。
大きな声でいえません^^;
2007/7/30(月) 午後 6:00
枕草紙は昔読んだ記憶はあるのですが具体的には何も憶えておりません。
ひらがなの発明?で世界でも稀な女流文学が日本で花開きましたが
鎌倉以後女流文学は明治時代まで表向きは退潮となります。
しかし当時(平安〜江戸時代)の女性は文学で名を残すより
「手紙」で自分の人生・見識・思いを十分後世に伝えてますね。
大名の場合祐筆に代書させますが高位の女性は自分で自分の
「想い」を書かれていたのでしょうね。
2007/8/1(水) 午後 9:06
ナオさん、やはり博識ですね〜。
ひらがなは確かに当時の宮廷の女性達があみだした素晴らしい文字でした(男性は高見でしたが、紀貫之氏は逆使用してますね^^)。
はい、おっしゃる通り、鎌倉時代以降は、さらに女性道?が衰退します。それは、明治まではもちろん、私は戦後まで続いたと思います
ーー; そんな中で頑張った女性達もいましたが・・・
2007/8/1(水) 午後 10:29
教科書に入らない部分が、ほんとは面白いんですよね〜。
そこまで、興味を持たせるように、教科書も編成してくれれば・・・と思います。そうすれば、古典嫌いにならずにすむのに・・・と。
2007/8/1(水) 午後 10:34
「源氏物語」は与謝野晶子の訳で読みました。長いですよね、ほんと、長い……悲劇の人物・柏木の過ちからうまれた薫が浮舟を慕いに慕うがついに思いが遂げられずに終わる結末がずっしりと余韻を引きますよね。自分的には、末摘花ってどんな顔してるんだ?って好奇心を持ちながらも、自分のしたことに責任を持ち彼女の生活を支える光源氏は立派だよな、と思いましたね。個人的に好きな登場人物は、玉鬘ですね。九州からわざわざ上京し、鬚黒の大将に乱暴されて子供を作るが、たくみに宮中を生き抜き、娘たちの結婚に心を配り、孫まで作っているというしたたかさに惚れますね。
「枕草子」は、原文に挑戦しましたが、これは読みづらいですね。
即攻で挫折しました。内容とかよくわからず、これは語れません。
すみません。
カラマーゾフは、ああも似てない三兄弟はありえねーぞって思いましたよね(笑) お父さんの遺伝を残さないで、三兄弟とも生涯、独身を貫いてちょうだい、って心の中でお願いしました(爆!)
2007/10/4(木) 午後 8:56 [ ジョーンズ ]
tommyleeさん、いやぁ、お恥かしいです。こんな奥の奥まで読んでいただいて恐縮しています。
tommyleeさんは、古典も制覇しているのですか? 凄いです。
なるほど、柏木から後の方が興味深いのですね。私は、やはり源氏の栄華を誇るくらいまでがイチバン好きですが・・・これは、女性特有のものかもしれません。末摘花・・・確かに。鼻が大きかったんですよね。まぁ、昔の美人尺度はわかりませんので、もしかすると、末摘花は現代での美人かもしれないなどと考えた事も(笑)。なるほど。玉鬘は魅力的ですね。でも、やっぱり通り一編ですが、私は紫の上がいいですねぇ。事実本妻でしたが、決して対面的には妻ではなかったし、しかも子供がいなかった。さらに、幼女のころから源氏好みに育てられた紫の上は、登場人物上、最も複雑な心理状態を持ち切ない思いをした人ではないかと・・・。
2007/10/5(金) 午前 1:13
枕草子はぜひ、一度お読みください。現代語訳でいいです。屈折した女心が見えてきます(あ、こういうタイプはお嫌いかも^^;)。
カラマーゾフは最近、ベストセラーになっているようですね〜。驚きました。いいことですけれど。あはは、お父さんの遺伝を残さないで。。。は全く同感です^^
2007/10/5(金) 午前 1:14