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大人の小説には素晴らしい作品が山ほどありますが、実は、児童書にもたくさんあります。ときとして、その崇高さや魂の叫びのようなものには大人のものを凌ぐこともあります。 平易に描かれていながら、深みのある作品も少なくありません。 ここでご紹介する本は、ヤングアダルトと呼ばれるジャンルの本ですが、十分に大人の感性も刺激するものだと思います。 そして、特に・・・・ もし、あなたが何かに悩んでいたりするなら、下にご紹介するこの児童書から伝わってくるものを存分に感じることができるかもしれません。 ★★★★★ 『なぜかというと、ほかの人たちは、みんな"内側の人"----なにか、目に見えない魔法の輪の内側にいる人だからです。でもアンナ自身はその輪の"外側"にいました。だから、そいういうことは、アンナと関係のないことなのでした。』 ★★★★★ ★★★★★ 『ああ、もし、たいしたわけなんかない時でも、泣きたい時に、泣きたいだけ泣かせてくれるような人がいたらいいのに、とアンナは思いました。』 ★★★★★ 上の一節は、児童小説 『思い出のマーニー』上下刊(ジョーン・ロビンソン著)岩波少年文庫 のものです。イギリスの児童文学者が書いたこの本・・・・ この物語は不思議な、でも崇高な匂いのする魂の物語です。 ●『思い出のマーニー』あらすじ 独りの孤児の少女が小さな海辺の街にやって来ました。少女は固く心を閉ざして独りで遊ぶ日々が続きます。ある時、彼女は海の面した古びた屋敷が気になり始めました。何年も空家で誰も住んでいない筈のその屋敷に彼女は同じ年頃の少女の姿を目にします。いつしか二人は仲のよい友達となります。現実の少女とそこに存在しない筈の少女。時間と空間を飛び越えた不思議な出会い。現実と幻が交錯しながら物語は驚くべき結末へと進んで行きます。 自分の殻に閉じこもり環境不適応を起こして、海辺の村に預けられたアンナ。彼女は不思議な少女マーニーと友達になるが、やがて……。 魂は結局のところ、「愛」を感じ取るもの。 アンナとマーニーとの間に起こった不思議な出来事もそう考えれば、必然とさえ言えます。 アンナはアチラ側の世界に生きています。そして、マーニーと知り合う中で、じっくりと内在するものと対峙し、次第にアイディンテティを確立していきます。 もちろん、アチラ側に行ったままではなく、心の癒しを経て、ちゃんとコチラ側に帰ってきます。 ●注:アチラ側=幻想の世界 コチラ側=現実の世界 ******************* アンナの疎外感は、普通の人間にもあるものです。たとえ、アンナのような生い立ちではなくても(普通に暮らしている者にとっても)、人は集合体の『外側』にいると感じてしまうものではないでしょうか。 現代の人間は、『内側』にいるふりをしながらも、実は『外側』にいるような不安を日常的に感じているような気がします。それは、現代における病(やまい)のようなものだと・・・・ 人は、アンナのように「内側」と「外側」を行き来しているのかもしれません。 物語は、アンナの癒しの物語です。内側と外側とは別に、彼女はアダルトチルドレンともいえる存在かもしれません。そして、その片鱗は私たちにもあります。だからこそ、この物語が読み継がれてきたのだと思います。 児童文学は、ときとしてとんでもなく力を持つものでもあります。 だいの大人の心を刺激してしまうものです。 私は、この本を読んだとき(もう随分前ですが・・・)なかなか、現実に(物語の世界から)戻れなかったことを思い出します。この本が書かれたのは1967年。しかし、この時代だからこそ、深く理解できる部分が多く、興味があれば、ぜひ読んで欲しい作品です。 ●注:内側=集合体の内側 外側=集合体の外側 ******************** ●上下刊ありますが、上刊は、アンナのおいたちをたどるので、物語が遅々として進まないのですが、これを越してしまうと、ぐいぐいと読めます。後の展開のためにも絶対に必要な部分なので、途中で投げ出さないで読んでいただけるときっと、心に残る一冊(いえ、二冊)になると思います^^ ●最近は、児童書の映画化が多く、ちょっとな〜と思うところが。映像化されて広く知られる事はとても嬉しいですが、創造力の部分を映像が阻害するところもあると感じます。 この作品は、どうぞ映像化されませんように。な〜んて言ったら営業妨害!? といいつつ、ほんとはもっと多くの人びとに読まれて欲しいのですが・・・・ ドビュッシー:アラベスク第1番 より アルハンブラの思い出 より ********************* な〜んて、真面目に書いちゃいましたが、これ、ほんとにいい本なんですよ〜。 普段、児童書コーナーなんかに足を運ばない人も、ちょっと行ってパラパラめくってみては? 児童書って読む人が限られているんで、もっと知られて欲しい〜ってんで。。。
今の時代を見越して描いたんじゃないかというくらいです。 |

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下のアルハンブラの思い出は、とても懐かしい曲・・・
最近、本を呼んでいないことに気づきました(´・ω・`)
そんなに良い本なんですね・・・(´∀`)
2007/8/20(月) 午前 10:45
miさん、実は音楽をアップしたくて書いたようなものなんですぅ(えへ)。
とてもいい曲ですよね〜。
この本は、大人の癒しになるような作品ですね。まず、10代から読めるので、読みやすいです^^ 地味ですが、心に響く感じ? でしょうか。私も、ヨンジュンさん命(ぽっ)になってから、書籍を読む時間が少なくて。。。ダメです。
2007/8/20(月) 午前 11:16
keiyuさんこんにちは
素敵な本を紹介してくれてありがとうございます、図書館で借りて読んでみますね
2007/8/20(月) 午後 0:00
ショコラさん、読んでくださってありがとうございます^^
図書館に行かれるなら・・・こちらもおすすめです。よろしければご参考に。
●きいちゃんhttp://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4752001276.html
感動作!
●ねこはしる
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AD%E3%81%93%E3%81%AF%E3%81%97%E3%82%8B-%E5%B7%A5%E8%97%A4-%E7%9B%B4%E5%AD%90/dp/4924684481
ネコ好きさんにはたまらないお話です。涙・・・
2007/8/20(月) 午後 0:16
●電池が切れるまで
http://www.amazon.co.jp/%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E3%81%8C%E5%88%87%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7%E2%80%95%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E7%97%85%E9%99%A2%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8-%E3%81%99%E3%81%9A%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%AE%E4%BC%9A/dp/4048837907/ref=sr_1_1/249-2669694-0470744?ie=UTF8&s=books&qid=1187579595&sr=1-1
以上、児童書とノンフィクションです。これらは感動的なお話です。さしでがましくて・・・ごめんなさい^^;
2007/8/20(月) 午後 0:17
最近の子は本を読まなくなったって、聞きますね。
そういえば、うちの甥っ子が本を読んでるのを見たことがありません。だめだ、こりゃ(^0^)!!!
2007/8/20(月) 午後 1:31 [ ☆ 一会 ☆ ]
一会さん、最近の子達は書きたい子は増えているけど、読むのは減っていますね〜。ブログやインターネットのせいか、小説や文を書くことは、かなり好きみたいですよ。でも、読むのは。。。。
話は横道にそれますが、最近の本は、児童書や小説などの区分けが難しく、ボーダレスになっています。だから、小学生がぶ厚い小説を読むこともあるし、大人がヤングアダルト的な本を読むことも少なくありません。どっちも楽しめれば、イチバンいいのでしょうが・・・
でも、子供たちに森 敦などを紹介すると興味深そうに読みますね。やらないだけ、知らないだけじゃないのかなぁという気もします。
2007/8/20(月) 午後 3:19
keiyuちゃん、こんにちは〜。
小説ですね!本の紹介ありがとうございました〜。
図書館に行って探してみたいと思います。曲も素敵でした〜。
2007/8/20(月) 午後 3:53 [ - ]
keiyuさん 素敵な本の紹介有り難うございました。表紙絵がとてもいいですね。子供の本にはどきりとする真実が内在していて、侮れないのですよね。アマゾンにありましたが、先日必死の思いで書棚の本を整理したばかりなので、図書館で探して見ますね。有り難う〜♪
2007/8/20(月) 午後 4:48 [ oos*no9*6 ]
イチゴちゃん、読みやすい本ばかりなので、一度お試し下さい。
↑にも書きましたが、ほんとは曲をアップしたくてスレッドを立てたようなものなんです^^;
2007/8/20(月) 午後 7:51
oosanoさん、お好みかどうかわかりませんが・・・。そうなんです。子どもの本にはかなり深いものがあります。人生とは、命とは、生きるとは・・・といったものが潜在的に織り込まれています。特に長く読み継がれてきた児童書は、文に無駄がないと思います。
はい、お暇があったら、どうぞ〜^^
2007/8/20(月) 午後 7:55
■コミュニケーションを通じて…自分を高める事も 大切だし…
■己に対峙して…静かで穏やかな 心を保つ…という事も…また大切でしょうし
人との関わり方や 自分自身のこころの持ちよう と言うのは
本当に難しいものですよね^-^)きっと…誰にとっても…
2007/8/20(月) 午後 9:35 [ プリン ]
ほんとに〜。今だ、修行中の私です。
いつまで経っても大人になれない自分がもどかしくなりますが(こんなに歳なのに〜−−;)、ときどき、「まっ、いいか」と思ったり。
難しいものですね〜、ほんとに。
2007/8/20(月) 午後 9:39
お盆からこっち何だか本を読む気が起きなくて、だるだる〜な日々を過ごしておりました。これじゃあ、いけませんね。いい音楽と一冊の本があれば何もいらないって誰か言わなかったかな?ご紹介どうもありがとう。くまびー
2007/8/25(土) 午後 3:00 [ pkr*b56* ]
くまびーさん、お越しくださって嬉しいです^^
今年の暑さは異常だと思います。エアコンをつけていても暑いんですもの・・・地球温暖化、真剣に考える今日この頃です。ほんと、本も読みたくなくなります・・・・
でも、くまびーさんにぜひおすすめしたいのは、
★★★『ねこはしる』です。
15分くらいで読めちゃいますよ。
でも、内容は、非常に深く哲学的でもあり、ネコと魚の話です。
ネコに興味のない方にも超オススメです。
涙溢れる物語でもあります・・・・
2007/8/25(土) 午後 3:07
ほおんと、暑いのです。
毎日、毎日。
早く寒くならないかしらんと、クーラーの中でじっと耐えている毎日です(笑)。
ご紹介どうもありがとうございます。ぜひ、読んでみます。くまびー
2007/8/28(火) 午前 10:16 [ pkr*b56* ]
何だか、無理矢理おすすめしちゃったみたいです(すみません^^;) 時間つぶしに十分なので。。。負担にならないかなぁと思います(笑)。
2007/8/28(火) 午前 10:50
ジブリでアニメ化されることになりました!
楽しみー。
かなり、期待してます。
しかし、ジブリ、この作品に目をつけたのは、さすがです!
深い内容ですからねー。
わくわく。
2013/12/13(金) 午前 1:13