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いつもこのつたないブログにお越しいただき、また拙文を読んでいただきましてありがとうございます。 先ほど、ヨンジュンさんのプロモに関する内容をアップしようとして、全部消えてしまいました(泣)。 で、気持ちを切り替えて、昨日、見たアカデミー賞4部門に輝く「ノーカントリー」の感想を書きたいと思います。あくまで超個人的なレビューで自己ブログの日記みたいなものと思って頂ければ幸いです^^; ***************************** 実は、今回、「ノーカントリー」に関して、事前の予習ナシに真っ白な状態で見ることになりました。 試写会には、もう大変な人が来ていて、やはりアカデミー賞の威力を感じましたね。 ずらーっと並んだ人の波は圧巻でした。1000人〜2000人くらい? もっといたかもしれません。 会場が、かなり大きなところで、普段は舞台演劇やコンサートをするような場所です。 まずは、ノーカントリーのご紹介から。 ●「ノーカントリー」 『ノーカントリー』は、アカデミー賞を受賞した監督、ジョエルとイーサン・コーエンがピューリッツァー賞を受賞したアメリカ文学界の巨匠、コーマック・マッカーシーの絶賛された小説を映画化した魅惑的な新しいスリラー。 時は牛泥棒が麻薬の密輸業者に取って代わられ、小さな町が自由発砲地帯となった現代。出演はオスカー俳優、トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、『夜になるまえに』でアカデミー賞にノミネートされたハビエル・バルデム、『ラリー・フリント』でアカデミー賞にノミネートされたウディ・ハレルソンら。 ●ストーリーは、ルウェリン・モス(ブローリン)が死体に囲まれたピックアップ・トラックを見つけるところから展開する。そこには大量のヘロインと200万ドルの現金が残されている。モスはその金を持ち去り、その瞬間から、年老いて幻滅を感じているベル保安官という形の法律さえも抑えることのできない壊滅的な暴力の連鎖反応が始まる。 モスは追っ手、特にコインの表裏で人の生死を決める謎の殺し屋から逃げようとするが、同時に映画はアメリカの犯罪ドラマを解体し、問題を広げ、聖書と同じくらい古く、今朝のニュースと同じくらい血なまぐさく新しいテーマを包含する。 無力な人間を描きながら、作品全体からは圧倒的な力強さと緊迫感が溢れる。観終わった後、感覚が無になるような強烈なインパクトが残る作品だ。 製作:パラマウント・ヴァンテージ、ミラマックス・フィルムズ、スコット・ルーディン・プロダクションズ、マイク・ゾス・プロダクションズ アメリカ配給:ミラマックス・フィルムズ 日本配給:パラマウント/ショウゲート ランニングタイム:122分 脚本・監督:ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン プロデューサー:スコット・ルーディン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・グラフ、マイケル・ロイバル 出演:トミー・リー・ジョーンズ(『逃亡者』『メン・イン・ブラック』)、ジョシュ・ブローリン(『グラインドハウス』)、ハビエル・バルデム(『海を飛ぶ夢』)、ウディ・ハレルソン(『ラリー・フリント』)、ケリー・マクドナルド(『トレインスポッティング』) 3月15日(土)日比谷シャンテシネほか全国にて日本公開 *************************************** この映画、とてもよかったです。コーエン兄弟らしい作品(インディーズの恐るべき才能)といえると思います。そして、間違いなく代表作のひとつだろうと^^ ただ、見終わって感じたのは、あぁ、アカデミー賞も様変わりしているなぁ・・・と。これまでのハリウッドらしい作品ではなく、ちょっとマニアックな部分もあるところが私には妙にそそりました。※見た方の多くは、カンヌ受賞映画のようとのコメント多し。 まさに、アメリカの病理を描いていて、不条理劇でもあります。わかりやすい映画が好きな米国としては、少し毛色の違った作品賞受賞だと思います。 舞台は1980年代のアメリカ西部。乾いた映像風景画がとても印象的。また、音楽をほとんど使わず、音だけの効果で映画が構成されているのも特徴のひとつです。これは、行き詰る心理をあえて人間で見せている点で不気味さがより強くなり得点高し^^ これからご覧になる方のためにネタバレせずに書きたいと思うのですが・・・・ 見ているものをどんどん切迫感に追い込んでいきます。スリラーという名目ですが、人間の心の裏側を描いていて、心理劇的にも見えました。ただし、何人もの人が意味もなく殺されたり、ドンパチで死んでいきます。 こういうバイオレンスが苦手な女性もいるかもしれませんが、私は、少し我慢してぜひ、みていただきたいなぁと思いました。 その理由は、映画の完成度もさることながら、この作品に登場するアントン(シガー)役のハビエル・バルデム(39)の存在です。今回、アカデミー賞助演男優賞を受賞しましたが、これは、文句なく・・・というところでしょう^^ 映画では、あのレクター教授を超えるとも銘打たれていますが・・・(ここは、いろいろ文句をつけたい方もいると思いますが^^;) この映画を決定づけているのは、間違いなくこのバビエル氏の存在。彼は、スペインの国民的有名俳優らしいのですが、私は初めて見ました。この個性と圧倒するパワー・・・ほんとに不思議なサイコぶりで震え上がります。 鋭い目といい声といい、行動といい、まさに冷酷無比な悪を存在感たっぷりに演じています。 (世界にはほんと凄い俳優サンがたくさんいるのだと改めて感じた次第。) 彼の存在こそがこの映画の真骨頂で、この役柄を使ってコーエン兄弟は、人間の病理に切り込んでいるように見えます。昨今の、米国や日本のうすら寒い事件とリンクするところがぞっとします。 それでいて、シーンによってコミカルな雰囲気も感じさせるのは演出家と俳優の役作りの凄さだと思います。おかっぱ頭に、大きな濃い顔、表情一つ変えず、次々と○人を起こしていく姿とその風体の異様なさまが妙にリアルです(体格の上半身ずんぐり脚細ぶりも特徴かもしれません^^;)。 アントンに追われる男(モス)、追う男(アントン=シガー)、追われる男と追う男の両方を追う男(保安官ベル)。 この3人のデッドヒートが物語を進行させます。 話の筋は明瞭で、変化球はないのですが、全体の印象としてこれまでの米国映画にはない新しさを感じます。それこそが、コーエン兄弟の手腕かもしれません。 とにかく、追う男・シガーが近づいてくると、胸ドキドキ・・・危ない! 逃げて〜と叫びたくなります(笑)。 そして、映画の最後がまた意味深です。これこそ、不条理。 え? それで終わったの? あれは、どうなったの? これからどうなるの? と疑問符もいっぱい。 「あいつ」はどうなるのか。老保安官ベルの最後の台詞の意味することは何か。 後で、深く考えさせられるところは、2度美味しいかもしれません。 見たそのときよりも、時間が経って、もう一度反芻するようなそんな作品です。 一瞬も見逃さずに見てください^^ 冒頭の語りもすべて伏線が張られています。 個人的に、この「ノーカントリー」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(ダニエル・デイ・ルイス主演)はぜひ見ておきたいと思っていました。 ラッキーにもいち早く「ノーカントリー」を見れてよかったです。 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は、オーソンウェルズ級の重厚感と風格といわれているだけに、見比べたいと思っています。 そうそう、友人は「エデット・ピアフ」もよかったといっていました。また、女性には文芸大作で今旬の英国俳優をそろえた「つぐない」もよさそうです(私は未見です^^;)。 ************************* ★ハビエル・バルデム(39) 1969年3月1日生まれ スペイン/カナリア諸島ラスパルマス出身 本名はJavier Angel Encinas Bardem。芸能一家に生まれ、6歳の頃から俳優業に携わる。十代の頃にはTV出演でキャリアを積み重ねる一方、国を代表するラグビー選手としても活躍。1990年のビガス・ルナ監督作「ルルの時代」で本格的にスクリーン・デビュー。以降ペドロ・アルモドバル作品などで頭角を現わし、「夜になるまえに」と「海を飛ぶ夢」でヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞、さらには前者でアカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、一躍世界にその名を轟かせる。そして、圧倒的な存在感で殺し屋を巧演したコーエン兄弟監督作「ノーカントリー」(07)でついにアカデミー賞助演男優賞に輝いた。また、これまでにもスペインのアカデミー賞ともいわれるゴヤ賞をはじめ、若くして多くの賞を受賞しており、様々な役柄をこなせる演技派として、また国際派アクターとして次代を担う一人となっている。 |

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こんばんは^^kacoでレスさせた頂いた事がありますがcocoに変更させて下さいませませ^^; 映画好きで月に4,5本は見ています。
wowowでアカデミー賞の模様を見ていまして 助演男優賞のハビエル・バルデム どっかで見覚えがあると思っていました。
こちらで拝見してそっかぁ 「海を飛ぶ夢」だったなぁと納得しました。大好きな映画なのに主役のハビエルがあまりにもイメージが違うので気がつかなかたんです^^;
もう一つの大好きな映画「ファーゴ」の監督のコーエン兄弟の作品なんですね。客席にこの作品でオスカーを取ったジョエルの妻 フランシスマクドマンドもいましたね。この映画絶対に見ます。ご紹介有難うございました^^
2008/2/28(木) 午後 11:32 [ coco ]
すみません^^; 映画を語ったらとまらないものでもう少しいいですか?主演女優賞のマリオン・コティヤール ラッセル・クローと共演した「プロバンスの贈り物」とあまりにイメージが違うのでびっくりしました。さすが女優ですね。外国映画賞に「題名のない子守唄」がノミネートされてないのが残念でした。私の中では昨年の一番でしたので。
映画の話題これからもお待ちしています^^
2008/2/28(木) 午後 11:48 [ coco ]
cocoさん、覚えていますよ〜。嬉しいです。コメント、ありがとうございます^^
わぁ、「海を飛ぶ夢」をご覧になったのですね。いい映画みたいですねぇ。あのときは老けメークらしいので、全然↑とは違うようですね。ワールドに活躍されている方、皆さん、ほんとに別人、いろんな顔を見せてくれて、その変幻自在ぶりが素晴らしいですよね^^
この映画、どうやら賛否両論のようなんです。確かに終盤、含みのある結末を迎えますので、観客にゆだねる雰囲気があります。それが私には、コーエン兄弟の手腕とメッセージがあると見て、いいっ! と思いましたが、逆の見方をする方もいらっしゃいます。好き嫌いがある映画のようです^^;
2008/2/29(金) 午前 6:55
マリオン・コティヤールはピアフ役をされた方ですよね。私は見ていないのですが、受賞の姿と映画のスチール見て別人! と思いました。あぁ、「プロバンス〜」の方でしたか。
うんうん女優ですよね〜。でもでも、女性は皆さん、女優だと思いますよん(笑 いや、ほんと)。
へぇ、「題名のない子守唄」知らないのですが、昨年、一番というほどの作品なのですね。cocoさん、凄い数の映画を見ていらっしゃるのですね^^ いろいろ教えてくださいね〜。
映画は時間がなくてなかなか見られないのが残念です。以前はよく見ていたのですが・・・^^;
ドイツ映画「3分間のピアニスト」もいまだ、見れないでいます。手元にありますのに・・・。
今回、アカデミー賞外国作品賞を受賞した「ヒトラーの贋作」もいいみたいですね。ただ、戦争モノ、暗いモノが選ばれるアカデミー賞の最近の外国作品賞の傾向を懸念している向きもありますねぇ。
2008/2/29(金) 午前 7:04
cocoさん、「題名のない子守唄」ってどんな作品なのですか? 興味津々^^
2008/2/29(金) 午前 7:12
「題名のない子守唄」調べて見ました^^
http://www.komoriuta-movie.com/#read
2006年の作品だったからかもしれませんね。
「ニューシネマパラダイス」の監督作品なのですね〜^^
2008/2/29(金) 午前 7:57
おはようございます^^ お返事有難うございましsた。題名のない子守唄はヨーロッパの暗部を描いたかなり重い作品ですがずーっと心に残ります。私はロンドンに友人が一人暮らをしていますので度々そこを拠点にヨーロッパ各地を一人旅します。たとえばパリは華やかさとは裏腹にびっくりするほどの暗いイメージもあるんですよね。移民難民の多いヨーロッパは日本人の想像を超えたあらゆる側面があり興味深いです。この映画DVDはまだのようですが見るチャンスがあればお勧めです。またおじゃまさせて頂きますね^^
2008/2/29(金) 午前 10:43 [ coco ]
cocoさん、HPを見ましたら、とてもよさそうです^^ 機会があれば、ぜひ見てみたいです〜。
おぉっ、ヨーロッパのひとり旅ですか? 素晴らしい〜。私など、韓国でも3人揃ってあたふた旅行でした^^;それはさておき、
ヨーロッパの影の部分、なるほどそれもひとつの真実ですね。確かに、ヨーロッパには多くの人種が集います。様々な物語が展開しているのでしょうね^^
ぜひ、またお気軽にお越しください。お待ちしています^^
2008/2/29(金) 午後 2:00
ワタシも映画観てきました★ヨカッタです→http://blogs.yahoo.co.jp/mammy1199/48833649.html
2009/7/2(木) 午後 8:58
マミィさん、こんばんは〜^^
はれ〜・・・こんなに奥深くの記事をご覧になっていただき、ありがとうございます。
マミィさんのスレッドも拝見しましたよ^^
ハビエル・バルデムのセクシーさを堪能されたようで^^
いいですよね。とても個性的な俳優さんです♪
2009/7/2(木) 午後 10:44