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久しぶりに泣きました。 私の場合、涙腺が弱くなっているせいもあるのですが、 この映画では中盤からずっと鼻をすすっていましたね(爆)。 特に終盤は、悲しみの涙ではなく、浄化の涙と申しますか、爽やかな涙が溢れます。 蛇足:もともと、変な部分で涙が出てくる私メです。 たとえば、冬ソナなんかも、ユジンの父のお墓参りに行った二人が帰る道すがら、歩きながら交わす会話に滂沱の涙を流したことがあります(ごくごく普通のシーンなんですよね。なぜ、ここで泣いちゃうんでしょ 汗)。 なので、私が中盤で泣いた部分は決して参考にはなりませんが(笑)。 「西の魔女が死んだ」は、いわゆる難病モノなどのような狙った?映画ではありません。 先にご紹介したように、不登校になった少女とおばあちゃんの一ヶ月のふれあいを描き、少女が再生していく様を作品化しています(が、普通の再生モノとは違いますよ〜) おばあちゃん=西の魔女はなんて魅力的なのでしょうか。 自然を愛し(自然から土地を貸してもらい庭を作る)、人を愛し(人を信じること=愛)、慎ましく片田舎でひとり暮らしている。 この存在の大きさ。こんなグランマがいたら、どんなに素敵でしょう。優しく、懐が深く、芯の通った・・・。 この映画、子供向けだと思ったら大間違いです。どちらかというと、大人・・・いえ、超世代(世代を超える)の人々が楽しめる映画です。 映画の舞台背景は、「大草原の小さな家」や「赤毛のアン」を彷彿とさせる美しい自然の広がる大地(清里だそうです)。 テレビも洗濯機も、もちろんPCなどもない片田舎。 鶏小屋から卵を取り、朝食に食べる。ワイルドブルーベリーを摘み、ジャムを作る。 シーツをたらいに入れて、足で踏んで洗い、草の上に広げて干す・・・ 庭にはハーブや野菜が野趣満点に育てられている。 少し登れば緑溢れる木々が・・・とにかくおばあちゃんはこんな自然の中で共生しています。 この映像美が、物凄く心地いいんです。緑に囲まれて生きるって、ほんとに素晴らしい^^ このおばあちゃんが、イギリス人で、不登校になる主人公まいはクォーター(ママはハーフ)。 ここは大きなポイントだと思います。 イギリス人として日本で生きてきたこと。この田舎で生き抜いてきたおばあちゃんの偉大さ。これがあってこそ、この映画は成立するでしょう。日本人のおばあちゃんなら、あまりにも現実味がなく、美化し過ぎて共感性も薄らぐように感じます。 ★【おばあちゃんの祖母は、魔女だったという。そしておばあちゃんの妹は、外国で占い師をやっているらしい。ということは、孫の「まい」も魔女になれるかもしれない。 「まい」は魔女になりたくて、魔女になるための修行をすることになる。だがその修行とは、早寝早起きをして家事の手伝いする、そして、何事も自分で決める、という日常的な営みを実践することなのだった。 この映画はやや夢のような仕立てではあるけれど、決して荒唐無稽な話ではなく、老女と孫娘の温もりある愛情を現実的に描いている趣きがある。 中盤までは、何事もなく祖母と孫娘「まい」の淡々とした田舎の生活が続く。それはあたかも、癒された「まい」の心の中を語っているかのようだった。ところがある事件を境に、また「まい」の心は凍結してゆく。とても上手くいっていた魔女修行。鶏小屋での事件から、おばあちゃんは、「まい」の傷ついた心のケアをしつつも、闇(憎悪)の感情にとらわれることを何より危惧して、「まい」のヒステリーを諭す魔女。「魔女修行」とは、実はそのまま「ひとの道(人道)」を学ぶことでもある。「人」が生きる上でとても大切な事。大人でも難しい闇の感情のコントロールは最大の難関。一度はなんとか押さえ込んだ「まい」だったけれど、あることがきっかけで再び訪れた反抗心は致命的だった。そして物語は終盤へ・・・】★ おばあちゃん役のサチ・パーカーさんのたたずまい。日本語。これがとにかく魅力的です。この役は絶対に彼女にしかできないかも・・・と思わせるところは、やはり相当に役に入り込んでいたことを思わせます。終盤の、「まい」が去っていくのをただただ立ち尽くして見送るあの姿。「まい」を抱きしめる姿。 そして、最も際立つのがサチ・パーカーさんの敬語。孫にも敬語を使うそれらしさは、彼女ならではの演技ではないかと思います。おばあちゃんの敬語はこの物語のひとつのキーワードでもあります。魔女が、どんな人も信頼し、認めるという・・・ そして、まい役の高橋真悠 ちゃん。この子が素晴らしい。演技に見えないリアルさがあり、とても瑞々しくて見事です。微妙に揺れ動く少女の心、聡明で繊細なまいを好演しています(私、唸りましたもん^^)。もしかすると、この演技を引き出せたのは、監督の彼女への惚れこみと、サチ・パーカーさんの実力かもしれませんが、実は、彼女、これが初演技と聞き、次の作品がとても楽しみになりました。まいが美少女でないのもいいんですよね〜^^ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 自分の存在を『無条件に愛してくれる』人がいることは、どんなに幸せであり、救いでしょう。 そして、『無条件に愛せる』存在があることは、どんなに喜びであり、豊かなことでしょう。 わが身を振り返り・・・静かな余韻と共感に浸れる映画です。 そうそう、昨日もやはり、一日中満員でした(新宿武蔵野館)。 そして、高校生らしき男の子が3人でかなり来ていたのを見て、とても嬉しく思いました(女子高生はあまり来てなかったなぁ^^;)。男性客も多かったですよ。何だか、ほっとしました。 余談:おばあちゃん=魔女が作る料理がすべて美味しそうに見えるんです。ハムエッグ、クッキー、ミントティー。サンドイッチ、カリカリのトースト・・・そして、スパゲティとキッシュ。愚息と観に行き、思わず、スパゲティとキッシュが食べたくなり、帰りにイタリアンして帰りました^^ この映画に流れる手島葵さんの「虹」という歌が透明感があって素敵でした。 あなたにも≪I KNOW≫を・・・・ ★原作に忠実ですが、時間の関係でおばあちゃんとママの背景が描かれていない部分があります。それをプラスさせることで、さらにリアリティが増したのではないかと思うと、ちょっと惜しいですが、原作世界は十分に伝わります。 CGやめまぐるしいストーリーじゃなくても映画はこんなに楽しめる・・という作品のひとつだと思います^^ 久々の私の邦画おすすめ作品です^^
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「I knou」=まいが「おばあちゃん、大好き」と言うと、おばあちゃんは決まって「I know」と答えます。
私は、幼いころ、かなり山深くの祖父母の田舎で父母と離れて育っているので、余計に共感したのかもしれません。また、両祖父母とも早くに亡くしています。魅力的なおばあちゃんへの憧れもこの映画に見たのかもしれないですね〜^^(今だ、夢見る夢子なのかもしれません ぷぷぷ)
2008/7/20(日) 午後 2:17
私も見に行きました
あ、来てくれてありがとうございました(^O^)y
とっても良かったですね…
涙が止まらない
母に笑われました(^。^)
また来てくださいね
お待ちしております
2008/7/20(日) 午後 2:35 [ orlly ]
orllyさん、わぁ、もう一度きてくれてありがとう^^
静かに心に刻まれる佳作でしたね〜。
涙が止まらない? それはとてもキレイな涙だと思います。
これからもよろしくお願いします。
は〜い。また、そちらにうかがいますね^^
2008/7/20(日) 午後 3:40
こんにちわ♪
keiyuさんの文章だけでも、なんだか感動しちゃいました(=^^=)
前回見られなかった記事の時に調べたら、近郊では上演してなくて、がっかりしました、往復3時間かける価値が充分にありそうな映画なので、どうやって行こうか思案中です。
こんなステキなおばあちゃんが居たら・・・っていうよりこんなおばあちゃんにならなきゃならない年齢ですので、私も修行しなくてはいけませんね(;^_^A アセアセ・・・
先に本を読んだほうがよさそうですね。
keiyuさんの、思いが伝わる心温まる報告ありがとうございました♪
2008/7/20(日) 午後 4:05
MIDEOさん、そんなふうに言っていただけて、ほんとに恐縮です。
長々と書いたものをお読みいただき、ありがとうございました。
あ〜、劇場まで遠いのですね。そうですね。先に文庫本(新潮社 420円)を読んだほうがいいかも。映画は、レンタルまで待ってもいいかもしれませんよ〜^^ やはり、有名俳優が出ている作品ではないので、上映館が少ないのですね。あぁ、もったいない。それでも、興行成績ベスト10に入る快挙です。こういう作品に人が入るのは、まだまだ日本人の映画への思いがあるのかな〜? と思って、嬉しいです^^
ただ・・・大きな展開がある映画ではないので、面白い作品というよりも琴線に触れる作品という感じです。もしかしたら、「あまり・・」という人もいるかも。そのときはごめんなさいです^^;
2008/7/20(日) 午後 7:48
keiyuさん 本当にいい映画でしたよね。
「悲しみの涙ではなく、浄化の涙」そうなんですよね!
ポケモン観ても感動して涙ぐむ私を…子供たちはいつも観察していて
「ミックのママ、また泣いた?」っていつも問われるのですが…
「西の魔女…」の帰りは子供たちも口数少なく、心に強く響くものがあったようでした。心が浄化される…素敵なことです。
2008/7/20(日) 午後 9:01 [ mimick ]
mim*ckさん、うんうん^^
この映画の異色なところは 死=悲しみ としていないところですね。生は常に正しく死は否定という定石とは異なり、 また、一方でもちろん死を賛美するものでもない。 人は死んでも人々の心の中に魂として残っていく。つながっていく・・・だからこそ、生きているときは精一杯生き、人を信じて自分の思いに囚われない、決め付けない(あらゆる角度からものごとを考える)というおばあちゃんのメッセージがありますよね。
私にとっても大きなものをもらったいい映画でした。まいの繊細な心にも寄り添えました。そして、おばあちゃんの太陽のような大きさに近づけるかな?(まだまだ修行が足りない私ですが) な〜んて(笑)
映画は、まず人を描けないとダメだなぁと改めて思いました。
心が浄化される・・・ほんと、素敵なことですよね〜^^
mim*ckさん、私もこの作品に限らず、映画を見に行くと泣いてばかりで・・・^^; 何でもないところでも泣けてきたりして恥ずかしいです・・・^^;
2008/7/20(日) 午後 9:19
何と素敵なレビューでしょう^^
見たくてたまらないのに夏休みに入るとなかなか時間が…^^;
武蔵野館は近くて遠いわ(笑)新宿ピカデリーも綺麗になり秋は映画三昧したいです^^今秋もウリ王子の作品がないのが寂しい…
人を描けてないと駄目だなあという気持分かります。ドバッと泣くよりじんわり泣きたい私です。心を打つ映画 ヨンジュンさんにもお願いしたい…
2008/7/21(月) 午前 11:15 [ lovejoon ]
keiyuさん、見に行かれたんですね^^
>>映画は、まず人を描けないとダメだなぁと改めて思いました。
なるほど〜〜、そうですね。
私も見てみたいで〜〜す●^∀^●
2008/7/21(月) 午後 0:09
lovejoonさん、いや〜・・・お恥かしい限りです。思っていることの半分も伝えられなくて・・・どう書けばいいのかしらん・・・と。
lovejoonさんにそんなふうに言っていただいて穴に入りたい気分^^;
あぁ、そうですよね。皆さん、お忙しいですもの。私は、一度振られたので、ヤケになって見ました(爆)。
でも、ほんと、これは静かでありながら余韻の残るよい映画だと思います(原作、いいですが、よく映像化していると思います^^)。リピーターが結構、多いのだそうです。
★ネタバレ
lovejoonさんは、原作をお読みになっていますよね。映画を見て原作よりも感じたこと。おばあちゃんがまいと別れてからの2年・・・彼女はどんなふうに過ごしたのだろうと想像すると(映画には出てきません)・・・それだけで、涙が出てくるのです・・・。
レンタルでよいので、ぜひ、ご覧になってください^^
2008/7/21(月) 午後 2:09
Kenshinさん、機会があれば、ぜひご覧になってください^^
お嬢様と一緒に(ダメかなぁ^^; そういえば、女子高生が一番少なかったですねぇ。高校生らしき男の子たちはかなりいました)。
静かな余韻に心地よく浸れる作品です^^
CG処理や有名俳優は出ていませんが、なかなかです^^
2008/7/21(月) 午後 2:21
面白そうですね。今度日本でレンタルしてみて見ます。
2008/7/22(火) 午前 1:23
やしの木さん、ぜひ^^ お嬢様と一緒に見てもいいと思います。
映画館にも小学生低学年の姫たちが来ていましたよ^^
帰国したときチェックを〜^^ ただ、ゆったりとした映画なので、ジェットコースターのような展開はないので、子供たちが、どう受け取るか・・・低学年でも感受性の強いお子さんなら、十分楽しめると思います^^
2008/7/22(火) 午後 6:29
※※さん、わぁ・・・・これ、ご覧になったのですね。
なんだか嬉しいです。
ぜひ、拝見させてください。。。
で、こんなつたないものでよければ、どうぞ〜〜〜。
アップ楽しみにしています^^
2009/2/8(日) 午前 9:21
※※さん、そうなの?うふふ
は〜い。
2009/2/8(日) 午前 10:54