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本日、「戯伝 写楽」のリベンジに行って参りました。
初日に行くはずが、仕事のトラブルで断念したものですから、初めての観劇になります。
実は、「カーテンズ」のその印象があったため、かなり不安と期待をない交ぜにした感覚だったのですが、
それは杞憂に終わりました。
というか、凄い。とにかく、大和悠河さんの演技に魅入られました。
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写楽が女だったら? という仮定で書かれたこの戯曲。
それをロック・オペラ風の味付けをしながら、物語が展開します。
実は、私メ、ここだけの話、セリフを音楽に合わせて歌い、語るというのが大の苦手。
↑オペラ風味ということです。あれは、歌を堪能するものですけれども。
また、ミュージカルも、実は、凄ぉく好きというわけではありません。
何しろ、新劇で育った奴なので。
タモリさんも言ってましたが、「心情を語るのに、何も歌い上げなくても・・・」というタイプの人間です^^;
ですから、しょっぱなのフュージョンやらロックやらジャズやら風味の入り乱れ&セリフを歌で語り継ぐのを見ていて、冷や汗をかいていたのです^^;(す、すみません)
だ、大丈夫か。私はついていけるのか・・・・(滝汗 笑)。
写楽=おせいは、非常に個性的な存在。
天才はある種の狂気を持っているものですが、それを内在させる存在。
その天才が持つ狂気は、物語のあることをきっかけに衝かれたようにひた走っていきます。
おせいの存在が物語の鍵を握り、写楽となったおせいが誕生したところあたりから物語が一気に動き出すわけです。
とにかく・・・このおせい。演出家とのタッグがすばらしいのか、
非常に魅力的でひきつけ、眼を離すことができません。
所作から目力から、セリフからすべてです。
狂気を演じさせて非常にうまいというのは、私メにとっては2人の女優さんを思い浮かべます。
ひとりは、皆様ご存知の大竹しのぶさん、そしてもうひとりが元宝塚娘役の毬谷友子さんです。
このふたりは少し似ていて、幼女のような狂気かつ壮絶さを表現すると右と左に登場する人だと私メは以前から思っておりました。
また、歌舞くという形容も似つかわしいかもしれません。
狂気というと、こういった雰囲気を思い浮かべるのですが、おせい(大和さん)はそれらの狂気とは異なります。
少し変わっているけれども正気な人間が次第に狂っていくその姿を微細でリアルに表現するのです。
言葉で連ねてもわかり辛いかもしれません。
韓国映画の「オアシス」という作品があります。
重い脳障害を持つ女性と社会になじめない男性(軽い障害であるADHD? 注意欠陥/多動性障害?を持っている?)の恋愛を描いたものですが、重い障害を持つ女性を演じた体当たりのムン・ソリさんについ注目が集まりがちですが、この映画で見事なのは、実は、相手の男であるソル・ギョングさんの演技だと私メは思っております。
ソル・ギョングさんの目線が描いたその男の演技なしにはムン・ソリさんの演技は決して誕生しなかった。
また、ギョングさんの狂気は、デフォルメしたものではなく、非常に繊細でリアリティのあるものでした。
彼は、姿から癖から動きからすべてを役柄に投影したのです。
貧乏ゆすりや落ち着きのない動き、惑い、どもり・・・それが非常に近しい存在でした。
この映画、奇跡の映画だと私メは思っております。
つまり、おせいの狂気は、少しこのオアシスの男に似ていると。
そういった天才の狂いを演じているのが大和さんではないかと感じました。
実は、見る前は男勝りでもっといなせなムードを出すのかと思っていましたが、本能のままに(でも人の心の奥底を見据えることができるため、意外と冷めていつつも)一点を見据えて心の中は燃え盛っている。そして、一気に・・・・
天才の狂気をどう表現するのか、こう仕上げてきましたか・・・という感じですね^^
純粋でありながら不思議な雰囲気を持つ女(幼女ではない。大人の女です)でもあります。
いやぁ、大和さん、いい作品にめぐり合いましたね。
そして、本当に素敵に仕上げてきました。
この作品、大事にしてほしいと思います。
歌は・・・正直、もう少し・・・と感じますが、それをもってあまりある演技に私メ、感動いたしました。
そして、涙を流させていただきました。
大和さん、できればストレートプレイに挑戦してほしいです。もちろん、映画(映像)はさらに見たいです。
もし、興味がある方は、一度、ご覧になってくださいませ。
あなたの目でご確認ください。
現在、青山劇場で上演されています。
そして、おせいを取り巻く多くの男性たちも非常に魅力的。
十郎兵衛の包容力も見逃せません^^
ひとつ・・・・私メが気になったことは、多くの出演者の着物の着こなし。着物さばきなど^^;
もう少し頑張れ^^;
★なお、この感想はあくまで私メの個人的なものです。
いろいろなご意見があることは、先刻承知。こういった感動をもらったものもいるということで^^
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いつものことながら的確な分析をありがとうございます
wowowの映像とkeijyuさまの感想とを重ね合わせて
納得していました
目線が私と同じところがありそうなのが嬉しく観劇する日がますます楽しみです(*^^)v
写楽が決まっていたので
カーテンズのニキちゃんを誇張するがごとくに演じていたのでしょうかと改めて思いました(^^ゞ
2010/4/10(土) 午後 10:19
メープルさん、こんばんは。
いえ、何だか何を書いているんだか・・・って感じなんですよ。
おせいを表現するのはなかなか難しいのですが、大和さんの今回の演技は、宝塚のそれを完全に超越しているような気がしています。
観劇、ぜひぜひ、楽しみにしていらしてくださいませ〜^^
なるほど。その変化をより色濃くしたということでしょうか?
確かにニキとはまったく違います。男役だったとは思えないほど妖艶な感じもところどころに顔を覗かせますあ。ですが、それは狙ったものではなく天然のものではないかと。かといって色香というのとは違うのですよね。
この役は、色気のある人ではダメで、性を超えた雰囲気を持ち、かつ、人間離れしていていて、感情のままに動く動物っぽさも必要という相反するものを表現する必要があるように思います。
作品には、人間の持つ怖さや背負ったものの苦しみなども描かれているように感じています。
2010/4/10(土) 午後 11:21
keiyuちゃん、
>色気のある人ではダメで、性を超えた雰囲気を持ち、かつ、人間離れしていていて、感情のままに動く動物っぽさも必要という相反するものを表現する必要がある。。。。。。。
良く言って下さった。
そうなんです、
私の言いたかった事です。文才の無いわたくしめが
言い表せなかった事をkeiyuちゃんが、ズバリ言って下さった!
悲しみ・怖さ・そして前向きに生きて行こうとする
人の強さを2時間20分で魅せてくれますね。
戯伝写楽。。大和さんの代表作になるでしょうね。
中島さん・オギー・スタッフさん・キャストの皆さん、
本当にありがとう、って大きな声で叫びたいです。
2010/4/11(日) 午前 9:42 [ ゆうがなママ ]
ママさん、すべてのキャストの皆様、一丸となって素晴らしいものを作っていましたね〜^^
それと、やはり後半最後のあたりのおせいと十郎兵衛とのすさまじい感情のぶつかりあいが圧巻ですね〜。
(といっても二人ともそんなに大げさでない分、心が逝ってしまいそうな女とそれをどうにかして引きとめようとする男の感情がリアルさを増すからこそ、臨場感が最高潮に達します^^)。
あそこは、見る側にとって、役者橋本さとしと大和悠河の演技の特筆すべき融合&交わりと戦いを見ることのできる美味しい場面だなぁと^^
演出、スタッフ、キャスト、音楽・・・すべての皆様に私メも感謝を^^
2010/4/11(日) 午前 10:43
※※さん、お恥ずかしい限りですが、どうぞ、どうぞ〜^^
そうだったんですね。私メ、今回、正解だったかもしれません^^
どうみても、そうでした^^;
ですか? ううう・・・
2010/4/11(日) 午前 10:46
そうそう。
いわゆる女の色気(妖婦)ではなく、人間の持つ妖しい艶が滲み出ている(これが女写楽という天才の持つ不思議な部分?)
のも特筆だと思います^^
を^^
2010/4/11(日) 午前 11:56
※※さん、飛んでもありません。お恥ずかしい限りです。
でも、できるだけ・・・ヨンジュンさんに限らず、いろんな視野をもてたらいいなぁと思っています。
もともとこのブログはつぶやきのブログのようなものなので^^;
なるほど。確かに、音楽劇、ミュージカル、ロックオペラなどの線引きがあいまいになってきていますね。ジャンルとしては同じなので(生などで見せる芸ということで)ますます、クロスする部分が出てきそうですね。
ただ、私メも線引きはある程度欲しいところです^^;
え? あぁ、その方は私メ、嫌いじゃないけれどファンではありません(笑)。
確かにそうかもぉ〜〜〜。ふふふ。若いころは素敵でしたもの(笑)。○様がおっしゃる通りだと思いますよ。怖いですからぁ。あの方の・・・・は。
でも、年齢不詳で頑張っていらっしゃるなぁといつも思います^^;
あの世界にスターが少ないので貴重だとも感じます^^;
2010/4/12(月) 午前 1:38
公式見てきました。青山劇場大きいですねぇ〜\(^o^)/
チケットもお高いし、すばらしい舞台だったのがわかります^^
「写楽」は真田広之の映画を観たことがあります。今でも誰だったのかわからないから不思議な魅力がありますよね^^
題材もよかったと思いますよ^^
葛山さんんもご出演\(^o^)/
仮面ライダークウガのオダギリ・ジョーの相手役です(相手役とは言わないか・笑)
村井君はオダギリの役でしたから、なんだか嬉しくなっちゃいました(笑)
2010/4/12(月) 午後 2:04
kenshinさん、公式サイトまで見てきてくださったのですか^^
ありがとうございます。はい、チケットがお高いの^^;
これが、ちょっと痛いですけど(笑)。
写楽は、なぞの人物として、今もさまざまな憶測と研究が重ねられています。なので、映画にもストレートプレイにも多数なっています。
真田さんのもよかったですよね。そうそう、誰だかわからないので、作家の意欲を掻き立てるのでしょう。
はい。題材としては、非常に面白いものだと思います。
葛山さん、おせい(大和さん)の昔の愛人?恋人? 鉄蔵として描かれます^^ のちの葛飾北斎の役です。
そうそう、海老沢君も出てますよ。この劇、若手イケメンが集合しております^^
2010/4/12(月) 午後 4:57