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東北大震災の際に発生した福島原発の事故対応について、東京電力が膨大なTV会議の資料の一部を、極めて公開性の低い形でマスコミに提供した。事故の発生時における重要な資料にもかかわらず、社員のプライバシーを理由に一部加工したりしたものだった。
あの映像には映っていないものがある。実際に破壊された原発の現場で放射能の恐怖と闘いながら、踏みとどまって作業している多くの人たちだ。 震災の後に上海出張した際、何人かの中国人に言われたことがある。 今まで、日本そして日本人は、中国人が考えられないほど、様々な分野、場面で非常に細部にわたるマニュアルを作成し、平常運用からトラブル対応まで完璧に考え、実行するものだと思っていたが、震災から原発事故の対応まで客観的に見ても、予定されていたマニュアルが完全に機能しているようには見えなかった。 大量のマニュアルはいったい何のために作成されていたのだろう、と。 結局マニュアルがあっても、現場での対応力や判断が悪ければ何にもならないのではないのか?と。 胸にぐさりときた。 私たちイベントの現場でも、かなりの量に及ぶマニュアルが作成される。 この中には、通常時から非常時までの対応が細かく記載されている。 やはり、原理原則であるマニュアルは絶対に必要なものであるが、これを正しく運用するには、現場の運営責任者に対する権限の付託と正しい判断力が最も求められる。 正しい判断と指揮権の二つを兼ね備えなければ、日々刻々と状況が変化するイベント現場の指揮官は業務を推進することはできない。 |

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