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巨大テーマパークには、観客サービスの為に人間の錯覚を利用した工夫がいくつも見られる。 例えば、ディズニーランド。 正面ゲートからシンデレラ城迄の道は、絵画の遠近法を利用して、僅かに道幅が城に近づくに連れて狭くなっている。当然ゲート側にあるマーケットゾーンの建物の外装も階高が1Fから2F.3Fになるに連れ低く造作されている。 まさに風景絵画を眺めたように奥行きが感じられる。 この効果は、来場者がパークの広さを実際のものより、もっと広く感じる事になる。広く感じさせるばかりで無く、実は遠くに感じる場所迄歩いた場合に思ったよりも意外と近くに感じると言う錯覚を起こすのである。 これは、広大な広さを誇るテーマパークで、来場者に対する精神的な疲労軽減に繋がるものである。 パビリオン前の蛇行並び列にも、待ち時間の精神的な軽減策が至る所に施されている。 錯覚は、サービスだけで無く、ショップにも利用されている。 先程のゲート側にあるマーケットゾーンは、外から見ると何店舗もの店が連なって居るように見えるが、ご存知のように、中に入ると大きな売り場が連なる一つの販売ゾーンである。 ところが、ヘビーリピーター以外のお客様は、一度外へ出ても、また違う入口からついつい中へ入ってしまう。結果、販売にも大きく貢献するのである。 博覧会やイベントでは、仮設、期間限定、予算規模などの制約から、恒久施設であるテーマパークの様な工夫をする事はなかなか難しいが、観客サービスの中で可能な施策は今後も検討、工夫していかなければならない。 |

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