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プロデューサーはディレクターを経験して偉くなったらプロデューサーだとか、プロデューサーは一番偉いとか、よく聞く。
私は基本的に偉いとか偉くないとか、ディレクターをやったら次はプロデューサーとは思っていない。
イベントプロデューサーに最も求められるのは、専門的な知識、経験をもとに、創作に対する理想と制作に対する現実のバランスを取りながら、プロジェクトの進行を総合的に管理する能力、すなわちプロジェクトマネージメント能力だと思っている。
イベントディレクターに求められるものは、制作に対する妥協なき創造力によるイベント創りの能力だと思う。
其れ故、プロデューサーとディレクターは制作途中では、内部で激しい議論があって当然である。ただ、議論の結果が出れば、その方針に従って最善を尽くすのもまた当然である。
ただ、現実には制作に関する議論が少なく、プロデューサーの意思にディレクターが素直に従ったり、プロデューサーが創作にあまり関わらず、ディレクター任せになる事も多い。
この様に、プロデューサーとディレクターの仕事には、権限の違い以外に、はっきりと仕事の内容に違いがある。
という事は、自ずとその職に対する向き不向きがある。
調整力や柔軟性を求められるプロデューサー、創作に対する専門的なこだわりを求められるディレクター。
自分がどちらの能力が優れているか、どちらの道に行きたいか、よく考えて選択したいものだ。
それと、プロデューサーに付け加える能力というか、役割の大切なものに忘れてはなら無いものがある。
ディレクター以下、全てのスタッフを外部からの圧力や問題から、防波堤となって守る責任と胆力である。
スタッフからの信頼を受けられるプロデューサーのもとに集うスタッフでなければ、いい仕事の結果は生まれないと思う。

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Prof.Murakami
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