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子供に対する配慮

アメリカのディズニーには、勉強の為に何度となく訪れた。
小学生の頃、日曜の朝だったろうか、ディズニーの番組をやっていたのは。その頃はウォルトディズニーが存命で、彼自身が建設中のフロリダ オーランドのディズニーランドのジオラマを前に熱く語っていたことを覚えている。
まさか、大人になってテーマパークを勉強し、博覧会やイベントの仕事をするとは思ってもいなかった。
初めて出張でディズニーへ行ってから、(最近は行ってないが)随分時間がたった。
当時は、中でもらうガイドマップも日本語版はなく、英語ばかりだった。
色々学ぶことは多いいけれど、小学生以下の子供たちに対する配慮には驚いた。
幼児や小さな子供が主に遊んだり、興味を持つエリアでは、約60cmよりも下には、角ばった造作物が全くない。ほとんどが角を落としたアールで造作されている。これは、子供が角にぶっかって怪我をしないためである。
床は、ラバー状の床材が屋外でも使用され、こけても安全である。
なんと、細やかに子供たちの安全を考えているのだろう。
今でも、日本では中々見かけられない。
当然、アメリカは訴訟社会であるために、企業防衛の考え方もなくはないと思うけれど、昨今日本でも世界でも叫ばれるユニバーサルデザインにも通じる来場者への思いやりを感じた。
子供だけでなく、老若男女、高齢者、ハンディキャップを持つ人たちの事も考えた、会場づくりが、これからますます望まれる。
イベントを開催した場合、VIPを含めて来場者に関するカテゴリーが様々に定義分類される。
特別接遇対象で言うと、SVIP,VIP,IPの三分類で、これを接遇方法や対応、記念品などの内容でまた分類する。
VIPに関しては主催者や国柄、慣例によって考え方もまちまちである。

日本では席の順番や、読み上げ順等様々なルールがある上、行政が関係すると、また順番のルールがあったりする。
日本で長蛇の列がある人気パビリオンにVIPを優先入場していただくと、待っているお客さんの中には納得できずに苦情を言う方もいらっしゃる。
最近は、VIPが入場する入口を一般の入り口と分け、待ち列からはブラインドになるように計画している場合が多く見られる。

東京ディズニーランドの開業の際は、日本では当たり前だが、出資者や親会社の来賓者が来賓として胸に胸章をし、セレモニーに参加しようとする姿に、米国ディズニーの関係者からクレームが入ったという逸話もある。
ディズニーにおいては、すべての来場者が「ゲスト」であり、関係者はすべてが「キャスト」である。原則的にその関係以外に特別なVIPが存在しないのである。わかりやすい考え方である。

お隣の国、中国ではVIPと一般がはっきり区別されることは当たり前の事であり、日常的な事だ。
空港、レストラン、銀行等、どんな所にも存在する区別である。
上海万博のパビリオン運営をしても、博覧会事務局からのVIP、館独自のVIP、館どうしのVIP等数え上げればきりがないほどのVIPである。
ほとんどのパビリオンにおいてVIP専用入り口が設置されていたが、あの猛暑の中、長蛇の列に並んでいたお客さんから、大問題になるような苦情はほとんど発生しなかった。

このように、主催するイベントの内容、主催者の考え方、国柄、社会通念等を考慮しながら、VIPの接遇、対応には配慮したい。

また、最近ではハンディキャップを持った方(障害者、高齢者、妊産婦、乳児を伴う女性、幼児、外国人等々)への配慮も重要な課題となっている。
博覧会や展示会で展示を計画する場合、観覧想定層に対して、どの程度の表現内容にするのかは、大切且難しい問題だ。
専門家だけが集う展示会やトレードショーは目的がはっきりしている上、観覧対象層も明確な為、展示物や表記、説明も自ずと専門的になる。
しかし、一般的に老若男女がランダムに来場予想されるイベントの場合は、意外に説明表現をどのレベルで統一すべきか迷う所である。
博覧会では、一つの目安がある。
小学校の中学年〜高学年の生徒に興味を持って、理解される内容や表現に統一するのである。
言葉の内容が理解しやすいか、漢字のふりがなは適切か、等々。
この辺りで表現をまとめれば、幼稚でも無く、かと言って難解でも無く、意外と子供から年配の方迄、理解されやすい展示になるのである。
イベントを創り上げる際、ついつい枝葉の剪定に気を取られ、何の樹を植えたのかを忘れ、しっかりした幹を育てる事を忘れたかの様な準備作業を見かける事がある。
一見すると、わかりやすく、取り組みやすそうに見える枝葉の剪定作業に関わると、自分なりのやってる感、作業の進展を感じてしまう。
しかし、植木がそうである様に、しっかり幹を育て、枝葉が繁ったところで、剪定し枝ぶりの良い、全体のバランスがとれた剪定を行なう方が、間違いや、作業工程の遅延が起こる事が少ない。
イベントの準備作業も、まずしっかりした方針、指針を明確化する。ここで手を抜いたり、形式的な方針、指針を作るので無く、時間をかけてでも創り上げる事が出来れば、実はその後、判断、選択の連続作業である実施計画、実施準備をする上で、極めて的確で効率の良い作業をする事ができる。
森を見て樹を見ないのも問題だが、剪定に気を取られ過ぎて、幹を育てる事を忘れるのも大問題だ。

上海の著作権感覚

日本のニュースで最近の中国を報道するときは、尖閣諸島問題と著作権問題(パクリ問題)が多い。
いずれも日本人の自尊心やナショナリズムと関係が深い問題だ。
政治的な問題はさておいて、著作権問題については、テレビのワイドショーの絶好の話題である。
2008年に初めて上海に行った頃に比べるとかなり改善もされ、市民の意識にも変化が起こっている。
夕方になると、歩道上に露店のDVD販売が数多く見られ、城管(市の取締組織)の眼を盗みながらリヤカーの荷台に所狭しと中、台、韓、日、米の人気映画、テレビドラマが一枚五元(六十円程度)で売られている。
以前は安かろう、悪かろうの商品がかなりあったが、最近はほとんどのものが良質なダビングをされ、包装カバーもオリジナルを加工した中國バージョンになっている。
日本の人気テレビドラマも、放送終了後一か月もしないうちに店頭に並ぶ。
ネット上でも、最近でこそ大手の画像配信社は、日本の作品が見られないところもぽつぽつ増えたが、バラエティ番組や映画はかなり見ることができる。これは、日本や韓国でもかなり浸透してきたため、中國だけというわけではない。
商品も露店、そしてデパート以外では、まだまだ偽物が販売されている。ブランド品なのに安いのは間違いなく偽物である。
仕事で付き合う中国人に著作権について尋ねると、ほとんどの人が著作権について認識があるのと、徐々に偽物を買ったり、持ったりすることがかっこ悪いという意識が起き始めている。
ただ、彼らも国内で相変わらず偽物が販売され、購入されていることに関しては良くないことだと感じながら、所得の低い人や、地方から出てきている人が購入することには、仕方ないという暗黙の了解もある。
今後は次第に製造、販売、購買も減っていくのではないかという意見だ。まさに経済の発展とともに、それらも変化するということだ。
鬼の首をとったように、報道する日本も私が子供のころには、普通に偽物が販売され、高校の修学旅行で東京のアメ横に行った際には、露店の店頭でおしゃれなadidasを買ったつもりが帰って袋を開けるとabibasだったり、米国にはないはずのマジソンスクゥエアーバッグが若者の間で大流行したり、今は廃止された遊園地、奈良ドリームランドが米国のディズニーランドに酷似していたりと、今の中国を非難できる状況ではなかった。
しかし、高度成長とともに人々の所得も向上し、豊かになってくると、様々なルールも守り、本物志向となって、徐々に偽物文化が後退していった。そして、今の日本がある。
中国の今は、まさに、その途上である。日本の成長の五倍ほどのスピードで変化している中國。もう少し時間が経てば・・・・になると思っている。
エキセントリックにネガティヴな一面だけをとらえた物の見方は子供じみている。もう少し冷静に見てみるのも必要ではないだろうか。特に中国に居るメディアの若いジャーナリストは自国の過去も勉強して、客観的な物差しをもって報道して欲しい。

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