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上海のTAXIは上海万博を機に導入されたEXPOタクシー以外は殆んどがワーゲン・サンタナである。
ご存知の様に、中国では右側通行、左ハンドル。 車内は、日本と違い運転席を囲む様に、厚い透明のプラスチックカバーが運転手さんを守っている。運転席とカバーの隅には、中国らしく運転手さんの簡易水筒が必ず置いてある。 そして、ダッシュボードの右側には運転手さんの許可プレートが写真入りで置かれている。ここには運転手さんの技能評価の赤い星が付いている。当然多い方が優良ドライバーという事だ。 一応、全シートには白い(?)シーツがひかれている。 初めて上海浦東空港から市内に行くのに乗り込んだ際は、日本のタクシーシートの綺麗さとのギャップで、戸惑ったのを思い出す。今は全然平気になった自分が、慣れは怖いと思うけれど、洗濯に糊を使わない文化を考えれば、日本のタクシーシートが綺麗すぎるのかもしれない。 また、タクシー車内の天井は殆んどプレス加工に多少内装仕様を施しただけで、簡単なものである。 こんな状態だから、当然車体がピカピカに磨かれた日本の様なタクシーは皆無だ。 運転は乱暴、でもかなり上手な人が多い。 万博開催前後から、料金も何度となく値上がりし、現在はかなり高額になった。日本に比べるとまだ安いとは思うけれど物価もあがり、日本円の値打も下落! 北京に比べると、悪徳ドライバーは上海には少ないと言われるが、観光の際には、赤いタクシーと、紺色のタクシーは御用心! |
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上海の街には日本で定年退職し、中国で第二の人生を謳歌している初老の紳士が数多く滞在している。
ほとんどが、理科系の技術者で、高い技術スキルを日系企業や中国系企業に請われ新しい生きがいと、達成感を持って活躍している。 彼らが持つ日本の高い技術やノウハウに関する自信を聞くと、いま日本が技術大国として衰退し、全般に自信を喪失していっていることが、何なのか分らなくなる。 中国の驚異的な躍進の前に、消費財を中心とした家電やなどは、価格競争の中でかなり苦戦を強いられている。 しかし、鉄鋼にしても、化学素材にしても、工作機械にしても、すべての完成品を製造するための、半製品製造基礎技術は日本が群を抜いて高い水準を維持している。 やはり、現在でも日本は技術大国なのだ。 理科系を軽視する国家は、衰退の道をたどるといわれるが、まだまだ日本は捨てたものじゃない。 景気低迷、政治の混乱、震災、洪水、自然の猛威の前で日本は自信喪失に拍車をかけているように見えるが、今こそ逆境を跳ね返す好機である。 上海で活躍する老技術者を見かけると、何故か力が湧いてくる。 |
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巨大テーマパークには、観客サービスの為に人間の錯覚を利用した工夫がいくつも見られる。 例えば、ディズニーランド。 正面ゲートからシンデレラ城迄の道は、絵画の遠近法を利用して、僅かに道幅が城に近づくに連れて狭くなっている。当然ゲート側にあるマーケットゾーンの建物の外装も階高が1Fから2F.3Fになるに連れ低く造作されている。 まさに風景絵画を眺めたように奥行きが感じられる。 この効果は、来場者がパークの広さを実際のものより、もっと広く感じる事になる。広く感じさせるばかりで無く、実は遠くに感じる場所迄歩いた場合に思ったよりも意外と近くに感じると言う錯覚を起こすのである。 これは、広大な広さを誇るテーマパークで、来場者に対する精神的な疲労軽減に繋がるものである。 パビリオン前の蛇行並び列にも、待ち時間の精神的な軽減策が至る所に施されている。 錯覚は、サービスだけで無く、ショップにも利用されている。 先程のゲート側にあるマーケットゾーンは、外から見ると何店舗もの店が連なって居るように見えるが、ご存知のように、中に入ると大きな売り場が連なる一つの販売ゾーンである。 ところが、ヘビーリピーター以外のお客様は、一度外へ出ても、また違う入口からついつい中へ入ってしまう。結果、販売にも大きく貢献するのである。 博覧会やイベントでは、仮設、期間限定、予算規模などの制約から、恒久施設であるテーマパークの様な工夫をする事はなかなか難しいが、観客サービスの中で可能な施策は今後も検討、工夫していかなければならない。 |

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イベントの制作にも理想と現実のバランスが大切だ。
まだ二十代の頃、大阪で開催された博覧会で初めてアシスタントプロデューサー兼催事ディレクターを任された時、今でもこの仕事をやっていく際に一つの制作指針となっている経験をした。 1970年の大阪万博の仕掛け人、作家、元大臣の堺屋太一先生のプロジェクト推進の在り方を間近に見聞きする事が出来た事だ。 基本構想が出来、実施計画をつくり、事務局総出で、具体的に作業を進めていく際に、先生は高い理想を掲げ、これでもか、これでもかと言うほどスタッフに限られた予算の中で、良きものを創り上げ、想像することを強要する。 この予算では絶対無理だと思うようなことを、平気で言ってくる。スタッフは、ない予算の中で、知恵を絞り、汗をかき、死に物狂いで要求される高き目標に届かそうとする努力を日々重ねる。 もうこれ以上は、絶対に無理だというようなところまで追いつめられたのを見るなり、非常に現実的なリアリストにかわる。 そこからは電光石火時間との勝負である。 この、理想と現実の切り替えが絶妙なのである。 知恵を絞り、汗をかき、死に物狂いで要求される高き目標に届かそうとする努力の結果が、限られた予算の中で出来うる最善の結果を生み出すのである。 私も出来るだけ見習おうと思いながら、もう六十前に。中々難しい。 いつになったら堺屋先生のような絶妙なタイミングを体得できるのやら。 |

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様々なイベントに於いて、雑踏整理は安全を確保する為に大切な業務である。
しかし、安全を確保する為に過剰な警備や誘導を行うと、本来のイベントの目的や賑わいを損ない、せっかくの楽しみが半減してしまう恐れがある。 過剰なのか、適性なのかを判断して計画、実施するのは、かなり難しい。 当然、大型のイベントでは法律や条例に沿って所轄消防署との協議や指導がある。また、所轄警察署とも事前に警備計画を作成するに協議や指導を受けながら警備実施計画を作成し本番を迎える。 ここで大切なのは、雑踏整理の要諦は、混雑と混乱の違いをはっきり認識する事だ。 イベントでは、沢山の人が一カ所に集まり混雑が発生する。混雑は言い換えれば“賑わい”である。イベントに賑わいがなければ、同一時間、同一場所で共有する、空気感が減少し、楽しみ感は極端に下降し、参加した充実感もなくなる。イベントは失敗である。 しかし、イベント開催時の雑踏混乱は賑わいではない。 混乱=制御不能=事故発生確率の増加 運営現場でのコントロール不能は、致命的である。 主催者は、この混雑と混乱の違いを的確に認識し、混乱を起こさ無い為の最善の計画と運営実施を目指さなければならない。 |

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