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2015年06月

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中国の警察

日本でよく見かける警察は、全国ほぼ同じ制服で交番のお巡りさんも、検問やってるお巡りさんも都道府県の腕のワッペンが違うだけで、私服のお巡りさん以外は見分けがつかない。上海でよく見かける警察は、色々違うところがある。
日本では警視庁と各都道府県に警察本部があり、その中に交通課や生活安全課、地域課、公安課などが組織としてわかれている。
当然上海も同じように分類されているが、パトカーなどはカラーリングが同じでも、ドアのところへ大きく公安、交通、特警などと書かれている。
その上、露店などを取り締まる部署は警察でなく、城管と呼ばれる別組織である。
もうひとつ、日本では見られないものがある。それは武警と呼ばれる組織。
テレビでも日本大使館や領事館が映し出されると、よく門のところに立って警備している警察官のような人たちだ。
彼らは国内治安に充てられる、武装警察で、各国の大使館、領事館の警護、万博なと大規模な行事の場合のゲート警護、また国内の治安管理に従事する組織で、以前国慶節の軍事パレードには人民解放軍の陸海空三軍のあと、武警としてパレードに参加していたように、もともと人民解放軍の傘下である。
不思議なのは、消防車のナンバープレートも武警と同じWJのナンバーで、もしかすると消防は武警の傘下組織かもしれない。
また、裁判所や検察の車両も同じ白黒のツートンカラーで、ドアに大きく司法、法院等の文字が書かれている。
そうそう、白バイもよくみかけるけれど、ほとんどが日本製のバイク。ただ、高速道路や一般道でスピード違反の車を検挙するところはほとんど見たことがない。
街で路上駐車にキップをきったり、注意したり、それ以外はVIPの先導とかしか見かけない気がする。

まあ、縦割りの官僚社会が警察組織にも、日本以上にはっきり見える国です。

対応力と柔軟性

イベントの計画段階、実施段階に限らず、高い理想は大切なものだ。
しかし、ある段階を迎えてからは、極めて現実的な思考と判断が必要になってくる。制作側はリアリストにならなければならない。
予算と必要な経費の調整、制作物のクオリティ、様々な事で想定と違う事が発生する。
そんな中で、私達制作する側は、いかに目的を実現させるかの一点で悩み、苦しみ、考える。
そんな時に考える。高い理想を持ちながらやってきたのに、ここで妥協して方向を変えたり、変更していいのか?
いや、これは妥協ではない、現実に即した対応、そして今ある条件に対して柔軟に最善の方策を考えているのだと。
ものを創る仕事をしていると、妥協という言葉は恥ずかしく、プライドを傷つける。
しかし、芸術を創作する訳ではない私達の仕事は、常に理想と現実のせめぎ合いの中で進行する。
そんな時、対応力や臨機応変な柔軟性も大切な基礎能力だと思う。

イベントの波及効果

博覧会や大型のイベントを開催する場合、ほとんどの場合自治体が開催主体に入っている。という事は、開催経費の中に税金が一部投入されるという事である。
そのため、開催した結果が議会やマスコミの重要な成否基準の判断として注目される。
昨今の判断指数は、目標集客数を達成したか、シンクタンクや研究所が計算した経済波及効果はいくらか、通年観光客数が開催中にどの位増加したかという様な経済的効果を指針とする。
当然、税金という公金が一部投入されるのだから、経済数値に注目が当たるのは当然である。
赤字を出したり、目標入場者数に達しないという結果が出れば、そのイベントが事故なく終了しても失敗である。
ただ、私達制作する側は、その経済波及指数だけに一喜一憂してはならないと思う。
どれだけのお客さんが、笑顔でイベントを見終わってもらえたのか、いつもなら競演する機会もない伝統芸能が競演するような特別な機会を持てたか、市民が日頃の成果を発表する場が設けられたか、イベント終了後も継続する様な活動のきっかけになったか等々、経済効果以外でも、イベントを開催した効果を考えながら計画、実施したいものだ。当然、事故ゼロで!

俯瞰でものを見る眼

イベントを創り上げていく中で重要な事の一つに、俯瞰で途中経過を眺め、客観的に判断するという事がある。
作業を進めていけばいくほど、思いも強くなり、クライアントの間で妥協しながら進行しているものもある。
しかし、そのまま実行に移すには危険も伴う。
予算に限りがあるため妥協することは、ままあることである。
が、こと観客やスタッフの安全性に関わることに関しては、妥協してはならない水準も存在する。
これに気づくには、制作者がたびたび立ち止りながら、客観的に安全を想定しなければならない。
人件費、誘導看板、運用、告知広報等、あらゆる可能性と関連性を想定し、多大な追加予算をかけなくても出来る、安全の方策を探し出さなければならない。
主催者が指示した結果だから、私には関係ないでは済まされない。
プロとして、ベストが望めなくてもベターな方法を考え出し、クライアントを説得することも大切な仕事である。
その時に相手を説得できるのは、その時の状況を俯瞰で捉え、客観的で現実的な提案をすることである。
やもすると、流されがちな計画作業も、一歩引いて客観的に見れば、危険はあちこちに存在するものだ。
日本の博覧会や大型イベントでは、かなりの範囲、かなりの想定に対して非常に分厚い運営マニュアルが完成する。
私たちが若いころから、全国で博覧会ブームが起き、その後も何度か国際博覧会が開催され、そのつど各分野の専門家達が、自分たちの専門分野ごとに知恵を絞り、様々な試行錯誤をしながら、創り上げてきたものが、現在のイベント運営マニュアルのモデルになってきている。
非常に効率よく、必要な事項が広範囲に網羅され、論理的にまとめられるものである。
しかし、これにも問題がある。
イベントは、毎回オーダーメイドなのである。似ていても、すべて違うのである。
ところが、モデルになるマニュアルを元に、あまり問題意識もなく、検証することも十分にせず、名前を変えたり、言い回しを変えるだけで出来上がっていると思うプロが増えたことである。
これは、プロとして最低の仕事である。
項目や章建ては似ていても、毎回、与えられる内容、環境、目標、対象によって、検証のし方や、想定の仕方が変わってくる。
こんなことを出来ない人は、プロとして失格であるのと、プライドを疑う。
何故か?
現場で起こる、様々な現象は、運営マニュアルの想定を超えるものがほとんどだからだ。
真剣に検証していれば、運営の基本的な考え方や、対応の仕方の指針がはっきりして、現場で想定外の現象が起こったとしても、基本的なスタンスが変わらなければ゛、責任者として的確な判断が出来るはずである。
ディズニーには、本国でも日本でも私たちが博覧会等で使っているような運営マニュアルは存在しない。
ディズニーユニバーシティなどで研修を受けるのは、サービスに関する基本的な考え方や、ゲストとキャストとの関係、ウォルトディズニーの哲学等を徹底的に学ぶ。
そうすることで、逆に園内で個人個人がどう動くか、色々な場面でどう対応するのか、ディズニーのキャストはどうあるべきかが、個人の意識として高まり、高いサービスを提供しているのである。

イベントは特定の期間だけで終わってしまうため、スタッフも常時雇いの人達ではない。
だからこそ、現場で゜指揮する側の人間は、真剣に運営マニュアルを作成し、検証、把握することで、いざというときの現場対応力を向上させなければ、安全と快適を請け負う事は出来ない。

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Prof.Murakami
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