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カラスミ、レモン、トマトの組合せがおもしろいと思い、作ってみました。が、この
レシピには致命的な欠点があります。いや、少なくとも日本においてはと言い直します。
ブロッコリーを沸騰した湯で 15分茹でるとどうなると思います? そらもうクタクタ
ですわ。箸でつまもうとすると、ボロッと崩れる始末。当然食感はグズグズしておいし
くありません。しかし、このおいしくないという感覚は、日本人の感覚だと思います。
ヨーロッパでは一般的に野菜にしっかり火を通すことはよく知られています。パスタ王、
ブオナッシージ氏がブルータスの企画で来日した際、ブロッコリーのパスタを食べてい
るのですが、氏の感想は「ブロッコリーが硬いな」でした。それに対するシェフの言葉
は、通常よりずいぶん軟らかくしているのですが・・・ でした。すなわちシェフは、
イタリアではブロッコリーはくたくたになるまで茹でることを知っている訳です。です
から、いつもより軟かく炊いたのでしょうが、それでもまだ固いと言われてしまったの
です。どんだけくたくたにするんだよ イタリア人! その答えはこのレシピにありま
す。写真はギリギリでなんとか形を保っているものを盛り付けました。すなわち、それ
意外は煮崩れてしまって、盛り付けることができなかったのです。一般的にヨーロッパ
の野菜は日本よりしっかりしていると言われますので、もしかしたら、イタリア産のブ
ロッコリーでやってみたら、もう少しはマシな結果になるのかもしれません。にしても、
きっとくたくたなんでしょうが。
肝心のソースですが、一言で言って、食べたことのない味でした。レモン汁の酸味が
しっかり効いている中で、カラスミの熟成したアミノ酸ぽい旨みがしっかりと主張しま
す。私はボラではなくマグロを使ったので、尚更そうだったかも。ボラの方が、一般的
な味になると思います。
くたくたなブロッコリーといえ、食べたことの無いソースといえ、おもしろい料理で
す。自分のレシピなら、絶対こんな料理作らないでしょうから。
特徴 日本に入ってきているイタリア料理なんて
ほんの一握りに過ぎないことを思い知らされる一品
難易度 低
材料
ブロッコリー 500g
カラスミ(マグロの卵) 50g
レモン汁 1/2 個分
にんにく 1/2 かけ
パースリー 1/2 枝
バジル 4枚
トマト 1.5個
オリーブオイル
塩
胡椒
スライスレモン 1枚
1.ブロッコリーは茎を付けたまま、一房づつ切り分ける。沸騰している湯に塩を入れ、
15分茹でて水気を切り、そのまま冷ましておく。
2.にんにくとパースリは、それぞれ微塵切りにする。
3.バジルは手でちぎる。
4.トマトは湯剥きして種を取り、刻む。
5.カラスミにレモン汁を入れ、すり潰す。2,3,4 を加え、塩、胡椒をして、とろみが
つくまですり潰す。オリーブオイルを入れ、よく混ぜて、ソース用の器に入れる。
6.皿に 1 を盛り、ソースにスライスレモンを飾る。
ポイント
・ブロッコリーは崩れやすいので、扱いには注意する。
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