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  地球上のいたる所で異常な暑さが続いている北半球の2013年夏。
  気候変動による気温上昇が日常生活の中で感じられるようになってきてしまいました。そして、夏の異常な暑さ、熱波は今後増え続けるという研究結果が英学術誌「エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ」に発表されました。

  現在、熱波の影響は地球上の陸地の約5%に及んでいます。このままのペースで気温上昇が続いた場合、2020年には影響が2倍の約10%に、2040年には現在の4倍にあたる約20%に及んでしまいます。

  2040年以降どうなるかは、人類がこれからどれだけ温室効果ガス排出量を削減できるかにかかっているのだそうです。減らすことができれば、熱波の影響の範囲は一定になりますが、減らせないようなことがあると、影響の範囲は年に1%ずつ増え続け、2100年には地球の全陸地の85%にまで広がってしまうことになるそうです。

  言い換えれば、今の段階でこれだけのことが起こってしまうのはほぼ決定済みなのです。今よりも広い範囲を熱波が襲い、干ばつや山火事などが起こるのはもうほとんど避けられないということなんです。

  ここテキサスは5%の現段階でしっかりと熱波の影響を受けまくっているので、研究結果に新鮮な驚きを感じることはできませんでしたが、日本の今年の酷暑を見ていると、先進国にもついに気候変動を実感できる異常気象が起こるようになってきたんだなー、と感じています。

  2020年までにどのような気候変動対策をとるかで、21世紀後半の気温上昇のペースが決まるといわれています。まだ、ほんの少しだけ21世紀末までの気温上昇を2℃以内に抑える可能性は残されていますが、現実的な線はおそらく3℃くらいになるのではと予想されています。

  個人的には、2020年までになどと悠長なことを言っている暇はないと感じています。国や国際レベルで温室効果ガスの排出量削減に取り組むためには時間が必要かもしれませんが(これすらも厳しい取り決めはよという感じですが)、個人や小さなコミュニティレベルでできることはあります。

  事態の深刻さと相反して、個人レベルでの意識が低い印象を受けるので、それぞれの人がもっと気候変動に関心を持って、自分の行動が近い将来と遠い未来にどんな影響を与えることになるのか、しっかりと認識してできることをやっていかなければならないと思います。

  明日からでも、来週からでも、来月からでも、来年からでもありません。

  行動を起こすべき時は、「今」です。

【参照】
Heat waves to become more frequent and severe|IOP (Institute of Physics) - Alpha Galileo Foundation

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