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  気候変動対策に本腰を入れる気満々らしいオバマ米大統領。米環境保護庁の長官に新たに就任したジーナ・マッカーシーによると、オバマ大統領からの最初の言葉は「気候変動対策にフォーカスしてくれ」だったのだとか。それは先にオバマ大統領の気候変動プランの演説中に「divest(処分する、切り捨てる)」という言葉を用いたことからもうかがい知ることはできたのですが、新長官への第一声が気候変動対策に集中することを促すものだったのは、ちょびっとくらい期待してもいいのかなと思わせてくれます。

  連邦政府の施設の消費エネルギーを節約して二酸化炭素排出量を減らすというプランも披露したオバマ大統領は、その一環として近日中にホワイトハウスに太陽光パネルを設置するそうです。

  ところが、ホワイトハウスに太陽光パネルが設置されるのはこれが初めてではありません。過去にも設置した大統領がいたんですが、すぐに取り外されてしまったんです
  初めて太陽光パネルがホワイトハウスに設置されたのは1979年のこと。当時のジミー・カーター大統領が32個のパネルを設置しました。
  ところが、その次のロナルド・レーガン大統領が、1981年の大統領就任後即座に「こんなものはジョークだ」と太陽光パネルの取り外しを命じ、初代の太陽光パネルたちは大学や美術館へと譲られていきました。
  さすが共和党の大統領。オイルと石炭によるエネルギー政策を推進するため、太陽光発電なんてジョークでしかなかったようです。

  それから32年後、太陽光パネルがホワイトハウスに帰ってきます。

  さて、今度のパネルたちは何年ホワイトハウスの屋根で電気を作り続けることができるのでしょうか。

  願わくば、ずっと外されずにいてほしいものです。外されるのは、共和党の大統領が誕生することを意味するわけですから。

水不足とフラッキング

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  テキサス州西部の、人口わずか200人の町、バーンハート。その小さな町から水が完全になくなってしまったそうです。
  ほぼテキサス州全体に及んでいるここ数年の異常な水不足。テキサス州西部は、歴史的に極度な水不足に陥りやすい気候の地域ではあります。テキサスは、西部は水不足、東部は降水量が多くなっています。
  6月に水が完全に枯渇してしまったバーンハートには、毎日トレーラーが住民に生活用水を運んできています。

  ところが、約200人の住民の生活用水よりも大量の水を、フラッキング(水圧破砕法)によるシェールガス採掘で石油会社が使用していることに住民は怒りを抱いています。彼らが暮らしている町の地下水が、飲み水に困っている住民を尻目にシェールガスの採掘のために汲み上げられているのですから、その怒りは理解できます。

  町の農場主たちは、水不足で飼育が不可能になったためほとんどの牛を手放し、コットン農家は収穫量が半減し、8千頭の羊を飼育していたオーウェンさんは現在数百頭しか飼育できなくなっています。オーウェンさんの土地で、104個もの井戸を石油会社がフラッキングのために掘っていることにオーウェンさんは怒りを隠しません。

  ですが、それを止める方法はないんです。そういう契約になっていますから。

  バーンハートに隣接するクロケット郡では、消費される地下水のうち25%がフラッキングに使用されるそうです。
  周辺の比較的大きな町では、町が独自に井戸を掘るなどして水不足解消に努めているのですが、たった200人しかいないバーンハートに約3千万円の井戸掘削費用を出せるはずもなく、水不足解消の見通しは全く立たないままになっています。

  バーンハートだけの問題ではありません。このまま水不足が続くと、今年中にテキサス州内の30もの町で水が枯渇してしまうだろうと言われています。

  テキサス西部は、テキサス州の穀倉地帯でもあり、また農場もたくさんあるため、歴史的に農業と酪農が大量の地下水を消費してきました。それに加えてシェールガスブームでさらに地下水が使われ、地下水の水位は下がる一方。

  そこへここ数年の水不足。ラ・ニーニャが原因の水不足はあったものの、気候変動がそれに拍車をかける形になり、過去に例がないほどの規模の干ばつが今後も続くと予測されています。テキサスA&M大学のニールセン・ギャモン博士は2020年まで干ばつが続く可能性があると言っています。

  オーウェンさんは、ハリケーンが直撃して洪水が起こるくらいじゃないとこの地下水の水位が上がって水不足が解消することはないと話しています。

  アメリカ南部、特に南西部から西部にかけては、気候変動による気温上昇で今後ますます水不足が深刻な問題になると予測されており、州レベル、連邦レベル、ひいては国際レベルでの対策が急務です。

  フラッキングのために貯水湖を作ろうと計画しているテキサス州はバカたれ決定。

※ 参照先のガーディアン紙に掲載されている動画をここにも貼っておきます。訛りが強くて信じられないかもしれないけど、英語です。



【参照】

  水質汚染による環境問題や健康被害、地震を引き起こす要因としても懸念されている、今が旬のシェールガス。
  問題点として取り上げられるのは、フラッキング(水圧破砕法)と呼ばれる採掘方法。
  なにが含まれているのかもよくわからない化学薬品と水を混ぜで高水圧で地盤を割って採掘し、廃液はその辺にためて放置するか、地盤に流し込んでおしまい。
  州によっては、その廃液を地盤に戻すことを許していない場合もありますが、テキサス州はどんな化学物質を使用しているのかすら周辺住民に知らせる義務はありません。

  それ以外にもフラッキングには問題点があります。
  それは、採掘の際にガス田の地表で、ガスを燃やし続けること。
  このガスには、二酸化炭素の25倍の温室効果があるメタンガスが含まれているため、気候変動に与える影響が大きく、問題視されています。

  そして、大きなガス田になるとその様子は衛星画像でも確認することができます。

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  丸で囲んである部分が、ノースダコタ州にある天然ガス田。
  地表でガスを燃やしている炎と、ガス田周辺にある労働者用の住居の灯りでこんなに明るくなっているのだそうです。

  先日の気候変動プランで、オバマ大統領は天然ガスをクリーンなエネルギーとして今後も推進していくと語っていましたが、世界中どこを探しても、どんなに掘りまくっても、「クリーンな化石燃料」なんてものは一切存在しません。


  天然ガスが明るいのは、衛星画像上だけで充分。

  どんなに美しい言葉を並べたスピーチも、どんなに難しい言葉を用いたスピーチも、そこに心が込められていなければ、それはただの言葉という記号の羅列でしかありません。

  でも、どんなに簡単な言葉でも、たとえば愛らしさの残るこどもが語る言葉でも、そこに強い想いが込められると、その言葉は抗いようのないくらい強いメッセージとなって直接心に届きます。

  2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された「持続可能な開発会議(通称Rio+20)」は、1992年の地球サミットから20年後に同じ場所で開催されました。

  同サミットでの、17歳の高校生、ブリタニー・トリフォードのスピーチはとても印象に残っていますが、1992年の地球環境サミットで12歳のセヴァン・スズキが行ったスピーチもとてもパワフルなものでした。



  たった7分弱のスピーチに、20年以上の時を経た現在も必要な、とても大切なメッセージがすべて詰まっていると思います。

  国や地域、世界が進む方向を決めるポジションにいる人たちだけではなく、すべての人に見てなにかを感じてほしい。

  1992年当時12歳だったセヴァンが、20年後のRio+20で行ったスピーチの動画もあったので、英語ですが貼っておきます。



  思い出したときやなにかを見失いそうになったときに見るようにしようっと。

  あらゆる作物が遺伝子組み換えをしている中、主な穀物では唯一遺伝子組み換え商品が市場に出回っていなかった小麦。最後の砦というか、これだけはやっちゃいかんでしょうというか。
  ところが、遺伝子組み換え小麦が米オレゴン州の農場で発見されるというくたばれモンサントな出来事が起こってしまいました。

米国で見つかった未承認の遺伝子組み換え小麦−世界に影響か

5月30日(ブルームバーグ):種子開発最大手の米モンサント が開発を手掛けたものの承認されていない遺伝子組み換え小麦がオレゴン州で見つかった問題は、民間団体が主張するように監督が適切に行われておらず、消費者の安全性に加え米国の対外貿易関係を危うくする可能性を示している。

科学者らによれば、問題の小麦はモンサントが1998年から2005年にかけ実験を行ったが、海外の買い手が米国産の遺伝子組み換え作物を避ける恐れがあるとの懸念から認可申請を撤回したもの。

米農務省は29日、モンサントの小麦種子開発プログラムを終了後の9年間にどのようにして未承認の種子が育っていったかを調査していると発表。この問題を受け、日本はウェスタンホワイト小麦と飼料用小麦の輸入を取りやめた。ユニオン・オブ・コンサーンド・サイエンティスツとセンター・フォー・フード・セーフティーなどの批判的な団体は、他の買い手も日本に続く可能性があるとみている。

コンシューマーズ・ユニオンの上級サイエンティスト、マイケル・ハンセン氏はインタビューで、「世界に影響が及ぶだろう。米国の貿易相手国は遺伝子が組み換えられた小麦を望んでいない。適切な検証がされておらず、この小麦を食べても安全なのかどうかは分からない」と述べた。

農林水産省農産部貿易業務課長の岩濱洋海氏によれば、同省は30日、ウェスタンホワイト小麦2万4926トンの入札を中止した。

【ソース】 ブルームバーグ


  2005年まで実験を行っていたということは、その後も実験を行っていたということか。

  これを受けて、同州で生産された小麦を政府の買い入れ入札から外すことを決定した日本の農林水産省の判断は賢明だと思う。

  モンサントいらない。

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