けんぶる日記

好きな音楽のことを気ままに

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ボブ・ディラン初体験

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ついにボブ・ディランのライブを見た!

20歳でレコード・デビューし半世紀を超えるキャリアを積み重ね、反戦フォーク、フォーク・ロック、ゴスペルと、自己変革を繰り返してきた74歳の偉大なミュージシャン=ボブ・ディラン。グラミーを何度も受賞し、詞と音楽がもたらした多大な文化貢献によりピューリッツアー特別賞を受け、ノーベル文学賞にもノミネートされた。

そんな現役バリバリの74歳がどんなステージを繰り広げるか、25000円というかつてない高額チケットだったことも手伝ってワクワク度は沸点に達していた。

来日公演初日の4月4日、渋谷のオーチャード・ホール。4000円のTシャツを買って席に着く。静かな熱気に満ちた満員の観客の前に、ボブたちが現れた。いつものつば広の帽子にちょっとラフなタキシード姿。ギターは持っていない。
オープニングは60〜70年代のヒット曲ではなかった。最近のアルバムに収録された曲なのだろう。歌声に迫力がある。唯一無二の存在感だ。バックの伴奏もタイトでシュアーでいい。スチール・ギターが凄みのある音を出している。
MCなど一切なく、1曲、1曲簡単な音合わせをしながらずんずんと進んでいく。最新録音のカバー・アルバム「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」や、その前のオリジナル・アルバム「テンペスト」からの曲が中心だ。ボブはギターを抱えず歌に徹している。たまにグランド・ピアノの前にすわり、弾き語りを披露した。一貫した力強い歌唱が印象的かつ感動的なステージだった。

最後の曲は「枯葉」。渋く歌い上げ、無言でステージから去って行く。おやおやこれで終りだったんだ。私たちはあわてて拍手をし、アンコールを要求。

再びステージに上がった中にヴァイオリン奏者が。あのメッセージソングの名曲で、映画の主題曲にもなった「ハリケーン」をやるのかなと一瞬思ったが、違うイントロ。
「How many road must a man walk down・・・・・」 ありゃりゃ、ボブの代表曲「風に吹かれて」じゃないの。ギターでなくピアノによる弾き語りだ。聴衆に媚びないボブならではの演出。常に自己革新を繰り返しながら活動を続けてきた男の美学がここにある。う〜ん、ボブのこの音楽のオリジナリティーに対する姿勢を、我々は実感したかったのかもしれないな。

ありがとう、ボブ。また逢う日まで進化しつづけてくれ、と思いつつ、春雨の中、居酒屋へ向かったのでありました。

最後に一句。  「  ディラン聴き    酒だ今宵は    ホタルイカ   」





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