けんぶる日記

好きな音楽のことを気ままに

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WOWOWで、レインボーが84年に日本武道館で行ったライブを放送していた。

レインボーは、ギタリスト=リッチー・ブラックモアがディープ・パープルの解散後に自らが率いるバンドとして結成した。2時間に及ぶステージをしめくくる最後のアンコール曲は、なんとディープ・パープル時代のヒット曲「スモーク・オンザ・ウオーター」だった。しかもエンディングはフェイド・アウト。あの独特なイントロ・リフが次第に音量を下げ、消え入るように終り、それと共にライブも終了。なんとも印象的。

そのテレビを見て、買ったまま本棚にしまっていた小説「1995年のスモーク・オン・ザ・ウオーター」を思い出し読んでみることに。
阪神・淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件が起こった暗い年だった1995年に、かつて青春時代をハード・ロックと共に過ごした中年オバサンたちがひょんなことからバンドを結成し、「スモーク・オン・ザ・ウオーター」を猛特訓してライブで演奏するまでを描いた小説だ。
登場人物のキャラがそれぞれ個性的かつ魅力的で、文庫本で370ページもある長編だが、週末に一気に読んでしまった。作者はミステリーやホラーの世界でよく知られた五十嵐貴久。調べてみるとこの作品は、映画や舞台にもなっていた。確かに登場人物やストーリーが映像化しやすいと読んでわかった。

小説のタイトルにもなる「スモーク・オン・ザ・ウオーター」って、ロックの名曲の中でもちょっと特別な曲なんじゃないかなあと思う。私も、大学生になってすぐの頃、初めて買ったエレキ・ギター(グレコのストラトキャスター・モデル)でまずトライしたのが「スモーク・オン・ザ・ウオーター」のイントロだった。練習の末に弾けるようになったが、なぜかイントロだけで全曲弾こうとは思わなかった。そのへんが、『ロック史上最も有名なイントロを持つ曲』と呼ばれる所以なのだろう。
でも、ロックなんてほとんど聴かないがこのイントロは知っているという人もたくさんいる。クリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」やレッド・ツェッペリンの「ホール・ロッタ・ラブ」は知らなくてもこの曲は知っているという人も多いと思う。また、この曲を入口にロック・ファンになっていった人もいるだろう。そういう意味では、ロックの裾野を広げるのに大きく貢献した曲なのだと思う。『ロック音楽の広報部長』といったところか。小説「1995年の・・・」に登場するおばさんたちもこうした範疇に属するのだ。

というわけで「スモーク・オン・ザ・ウオーター」に敬意を表しながら最後に一句。 
  「  サンマ焼け   スモーク・オン・ザ   ウオーター  」

SMAP解散

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SMAP解散のニュースから1週間余り。
たまたま自宅でテレビをつけたら、フジテレビ「SMAP×SMAP」をやっていたので超久しぶりに見た。

番組冒頭で、昔の映像を流しながら「・・・・年末のファイナルまで応援よろしく・・・・」の字幕。なんだ、まだやるんだ。やや子抜け。

まずは「BISTRO SMAP」。ゲストは坂上忍と安藤優子という自社番組のMC2人。フジテレビらしいよね。ちゃっかり広報してる。でもこのコーナーまだやってたんだなあ。番組が始まった20年前はよく見たものだ。かつてこのコーナーに宇宙飛行士・毛利 衛、野口聡一が出た時の料理がスペースシャトル「ディスカバリー」に乗って宇宙に持って行かれたのだから大したものだ。
この日の料理対決の結果は、木村・香取チームの勝ち。その瞬間、彼らの2ショットが映ったが、うれしげな表情はない。特に香取慎吾はぶっちょう面。やっぱりキムタクとの不仲は噂通りのようだ。これが今回の解散の原因か・・・・。

続いて「安藤優子クイズ」などがあって、番組最後が歌のコーナー。DAIGOとの初コラボだった。
そうか、SMAPは歌のグループでもあったんだよな。忘れてた。DAIGOが結婚に際して作った曲「KSK」をSMAPメンバーと一緒に歌い上げた。始めて聴いたが、いい曲だった。SMAPの名曲「らいおんハート」を思わせるようなバラード。タイトルの「KSK」は、DAIGO語で「結婚してください」だって。ちょっと興ざめ。
でも、上記写真を見ても分かる通りスタジオ・セットは超豪華。バックにはストリングスも配置。ラストには鳥の白い羽根まで降ってくる!この気合の入ったステージ演出も、この番組の見逃せないハイライトだよね。

「SMAP×SMAP」は、これから3〜4ケ月は続く。国内だけでなくアジアの国々にもファンを持つ稀有の人気グループがどのように有終の美を飾るか見届けるとするか。

最後に一句。   「  SMAPや    世界に一つ     だけの花   」


おじんバンド万歳!

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バンド仲間がライブをやるというので見に行った。

場所は大塚駅近くにあるライブハウス。聴衆は高齢者が中心。バンドメンバーの知り合いや関係者なのだろう。それもそのはず、バンドメンバー全員、孫がいる65歳。恐るべきおじんバンドだ。

ギター兼ボーカルがステージ上で「暑い!」と言って、被っていた帽子とかつらを脱ぎ捨てスキンヘッドのおじんになった。ベタな演出だが思わず笑ってしまう。でもコミック・バンドではない。演奏はかちっと決まっている。ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」、「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「アイ・フィール・ファイン」。バンド仲間でギター担当おじんは、ジョージ・ハリスンのリフやフレーズを完コピしているではないか!野性的なボーカルや、安定感のあるベース、ドラムもいい感じだ。S&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」。メンバーが青春時代に心を震わせた曲なのだろうな。マイク・ブルームフィールドばりのエレキギターの音色が決まってる。
下手の横好きでバンド活動を続ける私も先月59歳になった。見習うべき先輩だ。

高齢化社会到来に伴って、認知症患者の増大が懸念されている。昔でいうところの痴呆症だ。なりたくないよね。その認知症の予防やケアには「合奏」が効果があるということを最近知った。言いかえれば「バンド演奏」。人と合わせながら楽器を弾くのが効果があるのだそうだ。高齢者目前の私にとって、バンドは趣味と実益を兼ね備えた活動なのだ。

今後、高齢者のための介護施設や老人ホームでもバンド活動をやったらどうだろう。認知症ケアを目的に各施設にキーボードやギターなどを置いてバンド演奏を日課に組み込む。そしてその指導者として食えないミュージシャンを雇用する。「介護ミュージシャン」という職業もあっていいんじゃないだろうか。

というわけで、高齢者諸君、バンドをやって健康長寿を目指そう!

最後に一句。   「  ボケないぞ!   ギターつま弾く    盆休み   」





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書店の文庫新刊コーナーに「ジャコ・パストリアスの肖像」を発見。
70年代半ばにウェザー・リポートのベーシストとして世界の聴衆を驚かせ陶酔させた男の栄光と破滅の伝記だ。著者は、ジャコが死ぬ5年前から親交があったジャーナリスト=ビル・ミルコウスキー。92年に出版された著書が、このほど文庫本として再販されたのだ。

ジャコ・パストリアスといえば、ウェザー・リポートの「ティーン・タウン」や「バードランド」での、ベースというよりギターのような演奏に度肝を抜かされた。フェンダー・ジャズ・ベースのフレットを取っ払って樹脂を埋め込んだ自作のフレットレス・ベースを自在に操って、大胆不敵かつ唯一無二のプレイを見せつけた。

世界的な名声を得た頃から酒とドラッグに依存するようになり、双極性障害を持っていた彼の奇妙な行動が目立つようになる。著者はその頃のジャコと知り合ったため、著書の中にはジャコの幾多の奇行が、これでもかと言わんばかりに書き込まれていて、天才の抱えていた闇に暗い気持ちにさせられる。そのへんに関心があるのなら、ご一読あれ。

自室にあったジャコ・パストリアスのCDやMDを改めて聴いてみる。そしてユーチューブも。30年以上前の彼のベース・プレイは、今聴いても新鮮だ。メイシオ・パーカーの名曲「チキン」をビッグ・バンドを従えてファンキーに躍動するジャコ、ナイーブでリリカルな「コンティニューム」を独奏するジャコ、ジミヘンの「パープル・ヘイズ」や映画「サウンド・オブ・ミュージック」のテーマ曲のモチーフにしてプレイするジャコ・・・・どれも『紙一重』の天才的ひらめきに満ちている。
中でも私が気に入っているジャコは、ジョニ・ミッチェルのアルバム「HEJIRA」での演奏。アルバム1曲目「COYOTE」でのグルーブ感満点なリズムを刻みながら要所要所で見せる独自の美しいハーモニクス・コード奏法。7曲目の「BLACK CROW」でのディミニッシュ・コードのハーモニクスもかっこいい!適度に自己主張しながらも、ジョニの曲の質を高めているベース・プレイは素晴らしいの一語。

著書の中で、ドラマーのリッキー・セバスチャンの以下のようなジャコ評を紹介している。
「明らかにジャコは自分が去る時が来たことを知っていた。彼はやるだけのことをやったと確信してたからさ。自殺こそしなかったが、殺されるようなことは何でもやっていた。線路の上で眠るとか、ガラの悪いバーに行き、大男にケンカを売ったり・・・・・・・・・・そしてとうとうそれを見つけたんだ。」

ジャコ・パストリアスが亡くなって30年近くが経つ。
近々日本でもジャコの一生を追ったドキュメンタリー映画が公開されるそうだ。ベースの革命を成し遂げ去って行った男を思い出す機会が訪れようとしている。

最後に一句。   「  ジャコパスの   ベースが止むや    蝉しぐれ     」

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