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相次ぐ訃報

まだ若い方の訃報が相次ぐ。
 
・中村勘三郎 享年57歳 (食道がん治療後の急性呼吸逼迫症候群)
 
・中畑監督の妻、中畑仁美 享年59歳 (子宮頸がん)
 
いつ自分もと薄氷を踏む思いでこうした記事を見つめている。
 
神様がいつもあなたの側にいらっしゃいますように。
小雨模様の一日だったので終日家にいたので、夕方の大宮の街に散歩した。
ソニックシティ内にあるTullysに行ってみると満員だ。どうも学会らしい。抄録集を持ったメンバーでごった返している。
『医療の質・安全学会』という聞きなれない学会の第7回学術集会が23日〜24日の2日間開催されている。
明日24日(土)は朝から一般市民向けに『市民公開プログラム』が公開されるとのこと。概要は下記の通り。
柳田邦男氏も講演される。ソニックシティは大宮駅より徒歩5分程度なので便利な場所だ。
 
※参加費用は無料だが当日下記に行って申し込みが必要とのこと。
大宮ソニックシティB1F第一展示場内「総合案内」に行き登録し、ピンクのリボンを受領すること。
このリボンが目印になるらしい。
受付時間:11月24日(土)8:15〜15:00
 
【プログラム概要】
■プログラムⅠ
10:30〜12:00 第2会場(小ホール)
ワークショップ3 「患者と医療者の情報共有は医療をどう変えるか」
・国立がん研究センターがん対策情報センター 若尾文彦氏
・読売新聞 社会保障部記者 本田麻由美氏
・元NHK記者 隈本邦彦氏
 
■プログラムⅡ
13:30〜15:00 第2会場(小ホール)
シンポジウム13 「相談・支援・苦情対応体制の現状と課題−がん患者・家族相談支援における質と安全の確保」
・医療機関相談支援センター関係者
 
■プログラムⅢ
15:00〜16:00 第1会場(大ホール)
特別講演2 「いのちの危機をみつめて」
・柳田邦男氏  
 
100万人に2人という非常に稀な難病に肺高血圧症がある。
肺動脈が狭窄してしまう疾患のため、現在の自分が抱えている症状と非常に類似している。駅の階段や緩い坂道すら登れなくなってしまう。
自分も肺動脈の狭窄を体験してみてその苦しさが少し理解できるようになった。
そんな難病の患者を支えるNPO法人のことが新聞に出ていた。
ご自身も肺高血圧症患者でオペラ歌手である代表理事の重藤さんは大変陽気な方だ。一度会ったら忘れられない印象的な方だ。
 
以下新聞記事より引用させていただく。
 
−支える−
目的と活動
肺高血圧症は心臓から肺に血液を送る血管が狭くなり、息切れや疲労感、呼吸困難などを引き起こす病気だ。
心臓に負担がかかり、命にかかわることも少なくない。国から難病指定されている。
会員は、患者や家族など約140人。会員同士で日常の悩みを話し合ったり、専門医などに治療法や薬の説明をしてもらったりしている。
講演会などの場で、この病気を知らない人に理解を呼びかける活動も行っている。
代表理事の重藤啓子さん(48)は「一見、健康そうに見えても、患者は電車で2分立っているだけでもつらい。大変な病気であることを知ってほしい」と呼びかけてる。
問い合わせ
ホームページ http://www.aphj.org/
 
【引用:2012年11月1日付 読売新聞 夕刊 『支える』】
 
 
 
 
 
 
紅梅会とは慶應義塾大学の同窓会(三田会)の1つで、慶應で看護教育を受けた卒業生による同窓会のこと。
夜、慶應義塾大学医学部で看護学のセミナーがあった。
出張先から信濃町駅に急いだ。
講師は日本赤十字看護大学の筒井真優美教授。
テーマは『看護におけるケアリング』
筒井先生は小児看護学の権威でもある。
びっくりしたことに満座の大学の教室は男性はおじさんである自分一人だった。
場違いな雰囲気に圧倒される。
とにかく看護理論など普段聞いたことも目にしたこともないので話が新鮮だ。
筒井先生はWatsonや有名なBennerとも何度会っておられ、世界的に有名な看護理論家の実際の姿をお聞きすることが出来た。
自分の病気や通院・入院生活での看護体験と比較しながら聴き入ってしまった。
 
ケアリングの定義づけについて4人の看護理論家について語っている。
共通することは『相手(患者)をケアすること、相手の成長を援助することによって、自分も(看護師等)また自己実現すること。』だという。
Mayeroff (哲学専門)・・・誰かをケアするためには多くのことを知る必要がある。ケアをするためには相手をケアできる能力を高め、自分自身をケアすることが必要。
Leininger(文化人類学者)・・・相手の文化を大切にすることが重要だという。⇒相手のやりたいことをやってあげるのがケアである。文化が違うとケアの内容も異なる。
Watson・・・「支援的、保護的、適切な環境を提供すること」→「環境としての看護師」を意識することで、環境を変えることができ、看護師はケアリングの場になる。
しかし真摯なケアを行ったとしても人間には限界と奇跡がある。⇒筒井先生は「実存的・現象学的、魂の次元に広げること」と言っている。(私にはよくわからない・・・)
Benner・・・ケアリング実践は「わざ的artful」である。一方で、相応の知識が必要であり、救命的な実践なのであるという。
 
個人的にはケアリングとは離れてしまうかもしれないがトラベルビー(Joyce Travelbee)の考え方も話してほしかった。 
 
 
 
 
 

 
日本赤十字看護大学客員教授の川嶋みどり先生の『看護の心』(岩波新書)を読んだ。60年近くの経験に基づく看護について語られている。食事・排泄など生きていく上で重要なことに対しての看護のあり方を分かりやすく説明している。あちこちに散りばめられた事例は感動的だ。ご自身も息子さんを若くして亡くされたりして、人の悲しみがわかる方なのだろう。
認知症の看護についても言及されている。
そんな本当を読み終えて『看護』というものに感動していた矢先に、母親が入院している地方の病院に遅れていた入院手続きに夕方、都内から急いだ。
病棟に行き、院内の雰囲気や看護師たちの動きを見るとはなしに見ていた。本に書かれていることと、今目にしていることのどっちが『看護』の現実なのかと思いあぐねた。
『画餅』という言葉があるが看護学の考えは理想に過ぎないのかも知れないとフト考えた。

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