日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ・・・・、

玄洋庵文庫

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今日は安倍内閣にとって<最後の審判>か?


9時から衆議院予算委員会の閉会中審査が行われるという。主として加計学園問題が主題になるのであろうが、真相は果たして解明されるのであろうか?。恐らく、安倍首相の口から「腹心の友に有利になるように自分の口から命じたことは決してない」という回答が何度も何度もなされて、究極「すべては『藪の中』」としてうやむやに終わることであろう、こう筆者は確信をもって予想している。

そもそも、この種の政治マターは、古来、「越後屋、お前も悪よのう」の世界にあって、畢竟「賄賂」という物的証拠をもって判断すべきものとしているのである以上、金員が動かぬ限り証明は不可能である。安倍氏と加計氏とは「腹心の友」と言い、熱い友情?で結ばれていると言うから、よしやそれが本当なら賄賂が行き来したことはないかも知れぬ。つまり、物的な動かぬ証拠がない限り「友情」の勝利で終わるべきものだ。

しかし、それで終わっていいのだろうか?。本当は、その美しい「腹心の友情」こそがここで最も非難されなくてはならない政治的瑕疵であって、政治的にアウトとなるべきものだろう。なぜなら、「瓜田に履を納れず」・「李下に冠を正さず」は政治の一丁目一番地だからだ。

去る35日、自民党は突如総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長することを決定した。しかもこのルールを現職総裁としての安倍晋三総裁にも適用するという決定である。これによって安倍晋三首相は、来年9月の総裁選で選ばれれば、20219月までの在任が可能となったのである。安倍という人は、こういう「我田引水」を「合法的」に平気で行うほどの「美しくない政治家」である。

この決定のどこに醜悪さが有るか?。言うまでもなく公党が自らの頭目の任期を何年に決しようともそれが合法的に決められた以上問題は無い。問題は、その適用を現トップに適用したことである。そこに良識があれば、この新たなルールは当然次期総裁から適用し、現総裁については適用しないという附則がつけられたはずである。彼が再度その役職に就きたいのであれば、彼以外の次期総裁が就任後に開催される党首選考の場で争うしか道は無い。これが普遍的の「美しい」ルールではないだろうか。つまり、これだけが「利益相反(conflict of interest)」という権力者が常に念頭に置くべきモラルに合致するからである。しかし、安倍総裁は平然として「利益相反」というモラルを破った。これは「美しい日本」の最大政党の党首の採るべき判断ではなかった。

そして、これと全く同一の問題が、森友学園問題であり、加計学園問題である。森友学園××記念小学校への国家行政を通じた不法な便宜供与疑惑は、彼の妻が名誉校長と持ち上げられ、思想信条に大いに同感し合った相手に対する利益相反違反である。まして、加計学園に対してはその経営者が「腹心の友」と自他ともに認めるのであれば、彼らどちらかがそれぞれの職に在任中は敢えて便宜を供与できずまた供与すべきでなく、供与したらそれ自体が不当であり不法である、ということであろう。

利益相反という権力者が犯してはならない不法行為を一国の最高権力者が犯したこと、今日難詰されるべきはここであって、カネが動いた物的証拠を検証することなど全く必要ない。今日は安倍氏にとって「最後の審判」、安倍氏はこの誤りと政治的混乱の両方についてその全責任を取って辞めるべきである。

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