日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ・・・・、

玄洋庵文庫

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この少女の詩に安倍政治は応えられるか?


「摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。

悲しくて、忘れることのできない、この島の全て。

私は手を強く握り、誓う。

奪われた命に想いを馳せて、心から、誓う

「私が生きている限り、

こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。

もう二度と過去を未来にしないこと。

全ての人間が、国境を越え、人種を越え、宗教を越え、あらゆる利害を越えて、平和である世界を目指すこと。

生きる事、命を大切にできることを、誰からも侵されない世界を創ること。

平和を創造する努力を、厭わないことを」

・・・

沖縄戦で日本軍による米軍との組織的戦闘が終結した日とされる623日「沖縄慰霊の日」、摩文仁の平和祈念公園で行われた沖縄全戦没者追悼式典で読み上げられた、沖縄県浦添市立港川中学校3年生相良倫子さんによる「平和の詩」の朗読は、これを見聞きした人々を異口同音に感動させたのではなかったか。筆者は迂闊にも落涙してしまった。

新聞には、この折になされた安倍首相の挨拶全文も並行して掲載されていて、そこに印刷されていた文章に見る限り「好いことを言っている」のだが、残念ながら実績が「好いこと」とは縁もゆかりもないものである以上心に響いてはこないのである。

「だから、きっとわかるはずなんだ。戦争の無意味さを。本当の平和を。

頭じゃなくて、その心で。

戦力という愚かな力を持つことで、得られる平和など、本当は無いことを。

平和とは、あたり前に生きること。

その命を精一杯輝かせて生きることだということを」
という段落まで来ると、この一年、安倍氏がやってきた戦力増強と隣国へ向けて発した数々の雑言、国民に印象付けようと画策したJアラートなど数々の恐怖と脅し。これらが思い出されて、彼と少女の詩の世界とは極北の地にあることが思い知らされてくる。

ところで、極東のバランス・オブ・パワーが大きく変わろうとしている。実に、第二次世界大戦終結以来今日までつづいたアジアでの冷戦のその終焉が、ヨーロッパに遅れること30年してようやく訪れようとしている。

「この青に囲まれた美しい故郷から。真の平和を発進しよう。

一人一人が立ち上がって、みんなで未来を歩んでいこう」

折角「沖縄全戦没者追悼式典」に参列した安倍首相には、先週末までの過去を悔い改めた上で、今こそ少女の祈りに沿うように、この国の政治を変えていってもらいたい。

今日は参院予算委集中審議、まずは正直に隠すことなく真実のみを国民に語るところから始めてもらいたいものである。


 

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