日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ・・・・、

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アメリカの黄昏

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は75日、米長期国債の格付けを最上位の「AAA(トリプルA)」から1段階引き下げて「AA+(ダブルAプラス)」に格下げした、と発表した。大手格付け会社が米国債を格下げするのは初めて。米国は現在、約14.6兆ドル(約1,100兆円)の巨額債務を抱えている。S&Pは、米政府の債務削減計画が格付けを維持するには不十分と判断した。さらに今後の格付けの見通しを、追加引き下げの可能性がある「ネガティブ(弱含み)」とした。今後2年以内にさらに1段階格下げして「AA(ダブルA)」にする可能性があるという。(asahi.com 2011.08.06

パックス・ブリタニカという名が冠せられたヘゲモニー国家イギリスの第二次世界大戦直後の衰退状況とよく似たアメリカ帝国の黄昏が始まりました。

1944年ブレトン・ウッズ体制を確立して、パックス・アメリカーナという世界国家を構築して爾来60有余年、ついに黄昏の時間が訪れたようです。良くも悪しくも世界の問題にコミットしてきた米国。その大国が夕映えに照らされている情景はいささかの感慨を禁じえません。

これから世界は何処へ向かうのでしょうか?「良くも悪しくも」と言いましたが、地域の不安定に政治的に介在する力の存在は、とかく民族間の軋轢が常態である世界にとって必要なパワーではありました。その役割を、ベトナムやアフガニスタン・イラクでは誤って使ったにせよ、それでも米国は良く第二次世界大戦以降の60年間果たしてきたと言えなくもありません。今後そのアメリカの「プレゼンス」が期待できなくなるのが必至である以上、世界の不安定化は必至です。

その点、図体は大きくても世界大での目配りのできる能力と信頼にはいささか欠ける中国にはパックス・シニカ(Pax Sinica)という語はなかなか適用できないでしょう。

対米追随だけでやって来た大戦後の日本。その財政赤字は絶対額でアメリカに匹敵している上、GDP比ではアメリカを倍以上もしのぐ巨額です。アメリカの黄昏と「一蓮托生」、共に夕映えの中に没するのか、それとも・・・・、いま重大な岐路に差し掛かってきました。

国会議員諸氏よ、いよいよもって政局にウツツを抜かしている時ではありませんぞ!!。

 

制作著作 伊藤 洋 http://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/itoyo.html

 

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