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現在、主に使用している尺八はとても柔らかでしなやかな音の出る
「昌山銘」の尺八で、京都のものです。
もう15年以上使っていますが、唯一欠点があってそのために
演奏に支障をきたす場合がたまにあるのです。
そこで思い切って購入したのが森田雲森銘の一尺八寸管なのです。
どんな人なのかな、と思い調べてみました。
いわき市湯本町に住む森田師の本業は「もりたや」という陶器店なのです。
いわきのフリーマガジン「まち・メディア」から一部抜粋、、、
《吹く人を感動させる緻密で高度な匠の技
多彩な音色を持ち、心に深く響く音の世界。
大地に根をはる自然の竹を使う尺八は、 長い歴史の中で培われた心と技の日本の文化です。 尺八作りは竹の採取から始まります。 自分で山に入り、数ある竹の中から「これは」というのを見極めます。 「いいのが見つかると、最高の彼女に会った気分になる」
笑いながら森田さんは言います。 根の深いところから掘り起こし、持ち帰ってから根を切り、
火にあぶって脂を抜き、天日干しをすること一ヶ月。 これらの作業を終えてから、 竹と対話しながら楽器としての尺八作りが始まります。 火であぶりながらテコを使って成型。
水牛の角を埋め込んだ息を吹き込む「歌口」や、 尺八の上管と下管をつなぐ役割の「ホゾ」作り。 内径の調整は削り出しや肉付けを繰り返し、
漆を塗って鏡のように仕上げます。 息が漏れることなく正しい音階にするためには、
どれ一つでも気の抜けない緻密で高度な匠の技です。 全国のファンに応えたい
「尺八は一生もの。だから本気で真剣です」
吹く人を納得させるすばらしい音色の尺八を求めて、 全国各地からはるばる足を運んでやって来る人もいます。》 竹の採取から全部自分でやっているのですね!
私も20年ほど前に小樽の尺八製管師に尺八作りを習おうと思い
二度、足を運びましたがその後、その方が急逝されてしまい
それっきりになってしまいました。
その雲森師の尺八がこれです。
昌山銘の出にくかったところはしっかり出ました。
久々に嗅ぐ新しい尺八のにおい、、、
新車のにおいをかぐときと同じようなワクワク感があります。
これまた車と同じようにしばらくならし吹きをしなければ
いい音にはなってきません。
しかもこういう自然の一品物はそれぞれにそれぞれの味があるので、
吹きこなすまでには、それなりの練習がいるのですが
それは楽しいことでもあります。
車と違うところは年とともに色があめ色に染まり、味が出てくるところです。
買った時に完成されてはいないのです。
数年後、いい味が出てくるのが楽しみです。
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