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H.005【徳川家康】壱

 NHK大河ドラマ【徳川家康】

 評価:080点/1983年/大河ドラマ/原作:山岡荘八/全50話/平均視聴率:31.2%
 出演:滝田栄、役所広司、武田鉄矢、石坂浩二
 

 徳川家康の生涯を描いた、文字通りの大河ドラマ。

 原作は、山岡荘八。

 徳川家康が登場する大河ドラマは数多いが、家康一人が主人公のドラマは、本作のみである(2000年放映の『葵徳川三代』は、タイトルの通り、家康・秀忠・家光の三代を主人公とする)。

 本作は、まず、オープニングが印象的である。

 小さな水の流れが小川になり、滝を経て大河となり、最後には大海に注がれるという、まさに「大河」ドラマのオープニングに相応しい映像である。

 その映像を背景に流れる音楽も、勇壮で素晴らしい。

 三河国という小国の土豪に過ぎない、小さな水の流れの家康が、徐々に力を蓄え続けて、大河となり、天下を統一して、江戸幕府を草創。太平の世を築くという、まさに徳川家康の人生に相応しいオープニングであった。

 本作は、徳川家康役に滝田栄、織田信長役に、まだ、無名に近かった、役所広司を起用。

 役所広司の精悍な信長像は素晴らしく、役所広司は、本作によって、一流の仲間入りを果たしたと言っても過言ではないだろう。

 また、豊臣秀吉役には、当時は若手に近かった、武田鉄矢を起用。

 筆者は、今までに、数多くの役者が秀吉役を演じるのを見たが、本作の秀吉を演じる武田鉄矢は、筆者の秀吉のイメージに最も近い人物の一人であった。

 物語は、家康が生まれる前から始まる。家康の父、松平広忠役は、近藤正臣。

 母の於大の方には、大竹しのぶを起用している。特に大竹しのぶは、滝田栄よりも年下のために、終盤に家康が母と再会するシーンでは、若干の違和感を感じた。

 竹千代=家康の誕生と、幼少の頃の人質時代をも丁寧に描いているため、主人公の滝田栄は、序盤には登場しない。この辺りも、「大河」と呼ぶに相応しいドラマであると感じさせる。

 家康の成長後、滝田栄が登場してからは、急ぎ足で物語が展開し、8話で既に桶狭間の戦いに至る。

 そして、今川家からようやく解放されて、三河の岡崎城へ戻るが、家康を待ち受けていたのは、一向一揆との戦いであった。

 そして、第1クールの最後、13話において、武田信玄との決戦、三方ヶ原の戦いが描かれる。

 三方ヶ原の戦いでは、武田信玄に完敗するものの、その信玄が死んだために、家康は、辛くも危機を免れた。

 本作が、家康を主人公とするドラマであると、実感できるのは、その後の展開である。

 武田信玄の死後も、甲斐国の武田氏は強大な勢力であることには違いなく、家康と松平家の家臣団は、武田勝頼との戦いにおいて、孤軍奮闘する。

 その戦いの中では、家康の長男、信康も活躍する。信康を演じるのは、若手の宅麻伸。

 本作は、信康を優れた人物として描いているため、宅麻伸の演技は魅力的であった。

 そして、長篠の戦によって、織田信長は、武田の騎馬軍団を破り、武田家を決定的に弱体化させることに成功する。しかし、家康とその家臣団は、武田との戦いの果実が、全て、信長に帰すことに違和感を感じていた。


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