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H.016【毛利元就】壱

 NHK大河ドラマ【毛利元就】

 評価:070点/1997年/大河ドラマ/脚本:内舘牧子/全50話/平均視聴率:23.4%
 出演:中村橋之助・富田靖子・上川隆也・森田剛・陣内孝則・緒形拳
 

 『毛利元就』の原作は、永井路子の『山霧』である。

 しかし、『山霧』は、毛利元就の妻、美伊の方を主人公としており、美伊の方は、第30話で死去するため、その他の物語展開は、脚本家の内館牧子のオリジナルと言って良い。

 毛利元就は、優れた智謀の持ち主で、謀略によって敵を陥れる、冷酷非情な人物という印象が強いが、本作では、家族を大切にする、愚痴の多い、飄々とした人物として描かれている。

 実際、物語の中では、毛利元就は、度々、「ぼやき」を口にして、周囲に窘められる、コミカルな面が描かれている。

 本作は、戦国時代を扱った作品の中で、唯一、信長・秀吉・家康の三英傑が一人も登場しない作品である。

 応仁の乱を描いた、花の乱を除けば、戦国時代の中でも、最も古い時代を描いた作品と言えるであろう。

 物語前半、毛利家当主で、元就の兄、興元は、室町幕府の十一代将軍、足利義材を奉じる、大内義興に従って共に上洛した。

 その足利義材は、1994年の大河ドラマ、『花の乱』にも登場した人物で、本作は、ある意味では、『花の乱』の続編的作品とも言える。

 戦国時代を扱った作品の中で、信長以前の時代を描いた作品は、武田信玄と上杉謙信であるが、毛利元就は、武田信玄よりも二十四歳上であるため、本作は、過去の作品では扱われなかった登場人物、時代が描かれている。

 本作の主人公、毛利元就を演じるのは、歌舞伎役者の中村橋乃助。

 元就の少年時代と、元就の孫の輝元を、V6の森田剛が演じている。

 また、元就の父、弘元役には、西郷輝彦。

 元就の兄、興元を渡部篤郎。元就の弟、元綱役を、西島秀俊が演じる。

 元就の三人の息子、毛利隆元・吉川元春・小早川隆景を演じるのは、各々、上川隆也・松重豊・恵俊彰である。

 中村橋乃助と西郷輝彦を除けば、毛利家には、当時の若手を起用している。

 原作の『山霧』の主人公、美伊の方を演じるのは、富田靖子。

 弘元の側室で、元就の事実上の育ての母、杉の方には、松坂慶子。

 美伊の方の侍女の藤役には、加賀まりこ。

 興元の妻で、幸松丸の母、雪の方には、宝塚出身の一路真輝と、ベテランが多い。

 曲者揃いの毛利家家臣には、草刈正雄、片岡鶴太郎、榎孝明、中村梅雀、笹野高史と、大河ドラマ、時代劇の常連が揃っている。

 特に、井上元兼役の片岡鶴太郎は、様々な陰謀を巡らし、度々、元就に対して、離反する動きをする、重みのある演技であった。

 しかし、最も重厚な布陣は、毛利家周辺の勢力であろう。

 まず、戦国時代の始まりを感じさせる、乱世の奸雄、尼子経久を演じるのは、緒形拳。

 経久の孫、晴久役は、高嶋政宏。

 晴久の息子の義久は、当時、無名に近かった、中村獅童が演じている。

 また、応仁の乱後の日本で最大の大名、大内義興役には細川俊之。

 義興の息子で、大内家当主の義お隆役には風間トオル。

 また、大内家の家臣、陶興房役には夏八木勲、興房の息子で、後に大内家を滅ぼす、陶隆房は、陣内孝則が演じている。




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