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H.016【毛利元就】弐

 村上水軍は、実在する水軍であるが、本作では、実際に厳島の戦いに参加した、村上武吉は登場せず、統領は、虎吉という名前に変更されている。

 また、物語前半で、毛利元就の幼馴染にして、元就が原因で取り潰された、野田家の次郎という青年が、虎吉の養子となって再登場する。

 虎吉役は、元プロレスラーの藤原喜明、次郎役は、的場浩司が演じる。

 ある意味では、本作のヒロインは、その村上虎吉の娘、加芽である。

 加芽は、水軍の女神と呼ばれ、神秘的な魅力を持ち、元就が恋に落ちる女性で、葉月里緒菜が演じている。

 本作の元就は、美伊の方を大切にする、家族思いの人物であるが、それでも、元就が恋に落ちる、という恋愛、もしくは、浮気の要素は欠かせなかったのだろうか。

 本作の序盤では、元就は、大名どころか、領主でさえなかった。

 元就は、毛利家の次男であり、毛利家の当主は、兄の興元である。興元の死後は、その遺児の幸松丸の後見人となって、毛利家を支えた。

 その直後、安芸武田氏の武田元繁が、有田城を攻める。

 元就は、初陣となったその戦いで、優れた智謀の才を発揮し、武田軍を追い返しただけではなく、当主の元繁を戦死させるという、大勝利を治めた。

 その有田中井手の戦いでの勝利によって、元就の名声は一気に高まることになった。

 そして、幸松丸の死後、元就は、遂に毛利家当主となる。

 弟の元綱の謀反、家臣の叛乱などを切り抜け、元就は、当主としての地位を確固たるものにしてゆく。

 当時の安芸国は分裂状態にあり、山陰の尼子経久、山陽の大内義興の二大勢力に挟まれていたため、安芸国の国人領主は、時には尼子、時には大内の傘下に入り、「手伝い戦」をさせられていた。

 「手伝い戦」とは、大内と尼子が戦う場合に、兵力の提供を要求されることである。

 元就は、他人のための手伝い戦をすることに苛立ちと虚しさを感じ、毛利家を強くすることを決意する。

 長年の宿敵、宍戸家には、長女の可愛を嫁がせ、長男の隆元は、大内家の家臣、内藤興盛の娘、寿を嫁に迎えた。可愛役は高橋由美子、寿役は大塚寧々である。

 更に、美伊の方の死後、次男の元春を、美伊の実家の吉川家の養子にさせ、吉川家を継承させる。

 その元春は、熊谷信直の娘、美々と婚姻させた。また、三男の隆景には、小早川家を継承させた。

 こうして、毛利家は、内藤家・宍戸家・吉川家・熊谷家・小早川家と縁戚になったのである。

 その勢力は、安芸国隋一となった。

 一方、大内家では、義興の死後、義隆が当主となったが、義隆は、戦争を嫌い、政治を省みず、遊興にふけっていた。そして、遂に家臣の陶隆房が謀反を起こす。

 隆房は、義隆を殺害すると、義隆の養子の義長を当主に据え、自らが、大内家の実権を握った。

 そして、物語は、クライマックスの厳島の戦いに至る。

 「西の桶狭間」との呼ばれるその戦いは、陶隆房の兵力が、三万以上、毛利元就は、四千〜五千程度であった。

 毛利元就は、智謀の限りを尽くし、陶軍の兵力を減らし、厳島の戦いで勝利する。

 その勢いで、大内家を滅ぼし、元就は、安芸国・周防国・長門国に跨る、大名に躍り出た。

 山岡荘八氏の小説、『毛利元就』は、厳島の戦いで終わっているが、本作は、その後の尼子氏との戦いも描かれている。

 尼子経久の死後、尼子家は衰退を始めたが、元就の謀略によって、国力は更に弱まり、遂に滅亡する。

 毛利元就は、八カ国を支配する、大大名に上り詰めたのである。



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