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◆第002位 『CRISIS〜公安機動捜査隊特捜班』

 評価:090点/脚本:金城一紀/フジ/火曜21時/出演:小栗旬・西島秀俊・新木優子/全10話
 平均視聴率:10.6%


 警視庁公安部に創設された、架空の組織、特捜班のメンバーが、テロリストなどの「国家の敵」に立ち向かう、サスペンスドラマ。

 アクションドラマの要素も強く、主演の小栗旬を始め、西島秀俊、新木優子のレギュラー陣が、見事なアクションを披露している。

 特捜班のメンバーは、五人。主人公の稲見朗を演じるのは、小栗旬。

 田丸三郎を演じるのは、西島秀俊。

 特捜班班長の吉永三成を演じるのは、田中哲司。

 共感覚の持ち主、樫井優輔役は、野間口徹。

 唯一の女性で、ハッカーの大山玲を演じるのは、新木優子である。

 本作は、レギュラーメンバーは少なく、特捜班以外は、警察庁警備局長で、特捜班の創設者、長塚京三の演じる、鍛冶大輝、飯田基祐の演じる、警視庁公安総務課長の青沼祐光のみである。

 その他は、石田ゆり子の演じる、林千種が、八話まで、定期的に登場する。

 本作の第一話の冒頭は、「オウム真理教」をモデルにしたと思われる、「神の光教団」のテロを、特捜班が、未然に防ぐところから、物語が始まる。

 続いて、外務大臣の息子の大学生が、爆弾を仕掛けられ、特捜班が、犯人を突き止め、爆破を防いだ。その直後、「平成維新軍」の犯行声明が、ネットに掲示される。

 故に、本作は、「平成維新軍」との戦いを描く、連続サスペンスと思われた。

 しかし、本作は、基本的に一話完結の物語で、「平成維新軍」は、第三話と第七話で再登場し、「神の光教団」は、第六話と第八話のみである。

 本作は、通常のサスペンスとは異なり、犯人が、逮捕されて、終了する、所謂、完全懲悪の物語とは異なる。

 第二話では、少女買春の上に、暴力を振るい、植物状態にした、石黒賢の演じる、官房長官は、野放しになり、第三話では、「平成維新軍」の少年達は、自殺する。

 第四話では、国家を裏切った、大学教授を救えず、第五話では、政治家に不都合な暴力団は、警察に皆殺しにされる。第四話の大学教授の最後の台詞、「国家を信用するな」は、本作を見ると、重い言葉である。

 物語の最終章で、稲見の「国と国民のため」に戦っているのではなく、国家=権力者のために、戦っているという、発言があるが、特捜班の活躍は、結果的に、「正義」のためではなく、権力者を守っていることになる。

 率直に言えば、「神の光教団」は例外として、暴力行為は論外であるが、「平成維新軍」の主張は、筆者は、共感してしまった。

 主人公の稲見が、自衛隊の第一空挺部団の出身であることは、第五話で、明かされていたが、最終章では、元同僚で、同期の金子ノブアキの演じる、結城雅が登場する。

 結城は、特殊部隊の能力を抜群に発揮し、復讐のため、自分の恋人を殺した、総理大臣の息子を殺害しようとする。

 最終回で、結城は、稲見に逮捕されるが、その直後、警察によって、殺害される。

 第六話でも、元公安の里見が、逮捕された後、自殺、恐らくは、殺害されたと思われるが、本作では、権力者の脅威になる人間は、悉く、警察に殺害されてしまうのである。

 視聴者にとって、非常に不完全燃焼の内容であるが、特捜班のメンバーにとっても、同様で、物語のラスト、彼等は、「国家の敵」へと、転向する様子を見せる。

 絶対に、続編、もしくは、映画化希望の作品である。




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