【正義】と【平和】

英雄千人をランキング。『千人の英雄伝』連載中。

全体表示

[ リスト ]

 カエサルが、常設した、国立造幣所の運営者である、「造幣三人委員会」の初代委員達は、カエサルが、日頃、経済に明るいと認めていた、カエサル家の奴隷であった。

 カエサルは、奴隷の身分では、問題があると考え、彼等に自由を与え、委員に任命したのである。

 既にローマでは、元奴隷であっても、五歳以上の子供を持ち、3万セステルティウス以上の資産を有する者は、子供の代まで待つ必要はなく、ローマ市民権の取得が可能であった。

 カエサルは、彼等の行政担当者への登用を政策化し、公務に携わる者は、最早、解放奴隷=リベルトゥスとは呼んではならないと、布告している。

 名実共に「世界帝国」となった、ローマ帝国は、各属州と同盟国から構成されていた。

 カエサルの認めていた、同盟国は、ポントス王国、ガラティア王国、マウリタニア王国、ガレリア王国、エジプト王国、アルメニア王国であった。

 「ローマの友人であり同盟者」の称号を与えられローマの覇権を認めるが、独立国である。

 同盟国は、ローマとの間に相互安全保障条約を締結しており、ローマが戦争をする場合、兵力を提供する義務があった。

 しかし、同盟国には、ローマに税を納める義務は無かった。

 ただし、街道の整備の必要性などから、物流に課される税を納めていたとの説もある。

 カエサルは、新たに属州を、スラの定めた十から、十八に再編成した。

1.シチリア島
2.サルディーニャ島及び、コルシカ島
3.ヒスパニア・ウルテリオル(現スペイン西部)
4.ヒスパニア・チテリオル(現スペイン東部)
5.ナルボ(南仏)
6.ガリア・キオマーク(現フランスなど)
7.ガリア・チザルピーナ(現北伊)
8.イリリア(現スロヴェニア、クロアチア)
9.マケドニア(現アルバニア、ギリシア中北部)
10.アカイア(現ギリシア中南部)
11.アジア(現トルコの北部)
12.ビティニア(現トルコの中西部)
13.キリキアとキプロス島(現トルコの南東部が加わる)
14.クレタ島
15.シリア(現シリアの北西部、レバノン、ガレリアを除く、パレスティナ)
16.キレナイカ(現リビア北部)
17.アフリカ(現チュニジア)
18.アフリカ・ノーヴァ(現アルジェリア中東部)

 カエサルは、本国と属州の関係を、支配者と被支配者の関係にはしなかった。

 属州とは、カエサルの考えでは、単に、行政上の区分に過ぎなかったのである。




[https://history.blogmura.com/his_greatperson/ranking.html にほんブログ村 偉人・歴史上の人物]

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事