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No.145【四月は君の嘘】

 評価:85点/公開:2016年/邦画/ジャンル:恋愛/監督:新城毅彦


 2011年〜2015年に、『週刊少年マガジン』において、連載されていた、新川直司の同名漫画の実写映画化。

 2014年には、アニメ化されている。

 人気若手俳優・女優の山崎賢人と、広瀬すずの最強カップルによる、青春恋愛映画の金字塔的作品である。

 山崎賢人の演じる、有馬公生は、幼少期に、ピアニストの母の徹底した、指導によって、数々のピアノコンクールで、優勝し、同世代の演奏者では、知らない者がいないほどの有名人であった。

 しかし、病気の母の死後、演奏中、ピアノの音が聞こえなくなり、ピアノを辞めてしまった。

 本作のヒロイン、宮園かをりは、明るく、元気で、ワガママな女の子という、広瀬すずの魅力を、最大限に引き出している。

 同じく、2018年の日テレのドラマ、『anone』では、広瀬すずは、大人しく、無口な上に暗い役を演じていたが、彼女は、やはり、元気なキャラが、ピッタリとハマる。

 公生の幼馴染、澤部椿を演じるのは、E-girlsの石井杏奈。

 同じく、公生の小学校からの親友、幼馴染の渡亮太を演じるのは、中川大志である。

 本作は、椿のクラスメイトのかをりが、椿に渡を紹介して欲しいと頼み、公生が、無理矢理、同行させられることから、物語が始まる。

 かをりは、ヴァイオリニストで、公生、椿、渡は、かをりのヴァイオリンコンクールの演奏を聞く。

 その時、公生は、譜面を全く、無視しながらも、実に楽しそうに、自由に音を奏でる、かをりの演奏に魅力を感じる。

 公生の母は、譜面通りの性格なピアノを彼に弾かせていたのである。

 物語上では、既に、故人となっている、公生の母、早希を演じるのは、檀れい。

 主演級の彼女が、故人役として、登場したことには、正直、驚いた。

 早希の音大時代からの親友で、現役ピアニストの瀬戸紘子を演じるのは、板谷由夏。

 彼女は、ずっと、公生を見守り続けてきた。

 かをりは、ヴァイオリンのコンクールの伴奏を、公生に依頼する。

 かをりは、椿を巻き込み、公生に何度も断られながらも、強引に頼み込む。

 そのわがままさが、広瀬すずの場合、実にカワイイ。

 そして、かをりの伴奏を契機に、公生は、再び、ピアノと向き合うようになる。

 公生は、ピアノの音が、聞こえなくなったのは、母に、「おまえなんか死んじゃえ」と言ったことへの罰であると考えていた。

 母は、その夜に、亡くなったのである。

 しかし、かをりのわがままにより、公生は、再び、ピアノを弾くことの楽しさを思い出したのである。

 しかし、本作は、ハッピーエンドでは、終わらない。

 かをりは、実は、重い病を患っており、既に余命は、わずかであった。

 劇中では、病名は、明かされず、かをりの死は、明確には、描かれない。

 公生のピアノ演奏と、かをりの手術の場面が、同時並行的に描かれる場面は、音楽の使い方が、絶妙で、演奏中の公生の前に、かをりの幻が現れた時は、感動的であった。

 かをりの生前の手紙によって、公生は、全ての真実を知る。

 実は、かをりは、五歳から、公生に憧れており、一緒に演奏したいと願っていた。

 かをりは、自分の死期を悟ると、悔いなく生きることを決意する。

 かをりが、椿に紹介して欲しかったのは、本当は、渡ではなく、公生だったのである。

 それこそが、かをりの四月の「嘘」であった。

 本作は、涙、必須のオススメな感動物語である。



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