【正義】と【平和】

英雄千人をランキング。『千人の英雄伝』連載中。

全体表示

[ リスト ]

No.229【シン・ゴジラ】

 評価:85点/公開:2016年/邦画/ジャンル:特撮/監督:庵野秀明


 1954年公開の『ゴジラ』を第1作とする、東宝のゴジラシリーズの第29作。ゴ

 ジラシリーズは、2004年の『ゴジラ〜FINAL WARS』で、一度、完結しているため、12年ぶりの新作となる。

 そのため、前28作品との繋がりはなく、新しい世界観における、物語である。

 本作は、2014年のハリウッド映画、『GODZILLA ゴジラ』の世界的ヒットを受け、日本製のゴジラの復活が決定された。

 最終興行収入は、82.5億円、2016年の邦画実写映画では、第1位を記録。

 同年の日本アカデミー賞では、最優秀作品賞、最優秀監督賞など、七冠を達成した。

 なお、同年の邦画映画の興行収入第1位は、アニメ作品の『君の名は。』である。

 前述した通り、本作は、1954年〜2004年の50年間に放映された、28作品との繋がりはない。

 そのため、劇中では、「怪獣」という、概念や言葉が存在せず、無論、物語開始当初は、「ゴジラ」の存在は知られておらず、名前がないため、「巨大不明生物」と呼ばれていた。

 本作の「ゴジラ」は、米国の生物調査機関所属の学者、牧悟郎が命名した、「Godzilla」、即ち、「GOD」=神の意味を含んでいる。

 ただし、牧は、自身の故郷の大戸島の伝承にある、「呉爾羅」(ゴジラ)から、命名したと、劇中では、解説されている。

 本作の最大の見どころは、「ゴジラ」という、巨大な災厄に対する、日本国政府の対応である。

 総理大臣を始め、内閣の閣僚、官僚、自衛隊が登場して、様々な人間ドラマが繰り広げられる。

 特に、物語序盤の閣僚、官僚達の縦割り行政の弊害のための対応が、リアリティがある。

 本作の主人公、矢口蘭堂を演じるのは、長谷川博己。

 矢口は、政務担当の内閣官房副長官で、巨大不明生物特設災害対策本部事務局長を兼任する。

 ヒロインのカヨコ・アン・パタースン役には、石原さとみ。

 カヨコは、祖母が日本人で、米国大統領特使として、来日する。

 矢口は、日本の政治家の家系の三世議員、カヨコは、米国の名門政治家系のパターソン家の出身で、父は有力な上院議員。本人は、40代で、大統領に就任することを目指している。

 矢口は、10年後の総理大臣を目指しており、二人は、エリート家系の若き、野心家との共通点がある。

 また、国家安全保障担当の内閣総理大臣補佐官、赤坂秀樹を演じるのは、竹野内豊である。

 本作は、ある意味では、究極の反核兵器、反原発の物語である。

 ゴジラは、太古の時代より、生き残っていた、深海の海洋生物が、60年前に、核保有国が海中に投棄した、放射性廃棄物を大量摂取したことで、放射能に対する耐性が付き、突然変異と異常成長によって、誕生した。

 最初、ゴジラの顔が、画面に登場した時、非常にダサかったので、ガッカリした。

 しかし、それは、第一形態に過ぎず、第四形態まで進化した時には、今まで以上のカッコイイ、ゴジラで、安心した。

 本作のゴジラは、単体での進化、及び、自己増殖が可能とされている。

 国連は、ゴジラを消滅させるため、東京に核兵器を落とすことを決定し、日本政府も同意する。

 矢口は、それを避けるために、ゴジラの血液を凝固させる、「ヤシオリ作戦」に尽力する。

 本作は、自衛隊の協力を得ているため、兵器、作戦なども、リアリティがある。


[https://movie.blogmura.com/moviereview/ranking.html にほんブログ村 映画評論・レビュー]

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事