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H.102【白虎隊】弐

 白虎隊の隊士、野村駒四郎を演じるのは、坂上忍。

 隊士中、唯一の生き残りとなる、飯沼定吉を演じるのは、宮川一朗太。

 その他、多くの当時の若手俳優が、出演しているが、2018年現在、知名度の高い俳優はいない。

 当時の若手女優としては、富田靖子、伊東つかさ、岩崎良美などが、出演しており、会津藩士の娘、白虎隊士の許嫁などを演じている。

 筆者が、初めて、本作を見たのは、1986年の12月30日及び、31日の中学一年生の時である。

 その後、2011年に、DVDをレンタルして、再度、見た後、2018年2月10日及び、11日に、BSの再放送を録画して、3月9日に、前後編、合計五時間を、一気に見た。

 最初に見た時、号泣して、長い間、筆者の記憶に残っており、改めて、見た時も、記憶に違わぬ、感動の名作であった。

 前編の「京都動乱」は、京都守護職時代の会津藩と新選組の活躍をまとめた、ダイジェスト版的ドラマであり、正直、面白いとは言い難い。

 しかし、ラストのクライマックス、神保修理の切腹には、号泣させられる。

 鳥羽・伏見の敗戦の責めを一身に受け、修理は、切腹して、果てるが、その際の「誰も恨むな」との台詞は、中学一年生以来、三十二年間、筆者の心に残り続けた。

 後編の「落城の賦」は、一転して、涙、涙の連続である。

 会津藩士達は、故郷の会津に帰還し、新政府軍との戦いに備える。

 その中で、十六歳、十七歳の若者から成る、「白虎隊」が結成される。

 若者達が、「会津のために」と勇み立つ姿が、後の悲劇を想うと、感動を呼ぶ。

 新選組は、京において、野村左兵衛に大恩があったが、野村は、京で、死んでいる。

 野村の妻、ちか子は、土方が、会津に来た時、土方に恋に似た、想いを寄せる。

 この土方とちか子の恋愛は、年末時代劇スペシャルの第四弾、『五稜郭』の極北の地で、再び、描かれることになる。

 そして、壮絶な会津戦争が始まる。

 本作のタイトルでもある、白虎隊は、出陣後、隊長である、日向内記とはぐれてしまい、若者達のみで、新政府軍に戦いを挑む。

 そして、多くの戦死者を出し、飯盛山に来た時に、鶴ヶ城が、炎上する姿を見てしまう。

 実は、この時点では、城は、燃えておらず、周囲の武家屋敷の煙で、城が、燃えているように、見えただけなのであるが、隊士達は、「会津が負けた」と思い込む。

 この時の「お城が燃えてる!」の台詞は、前述の神保修理の台詞と同じく、三十二年間、筆者の心に残り続けた。

 そして、白虎隊の若者達は、壮絶な自刀を遂げる。

 本作中、屈指の感動の場面で、日本史上、永遠に語り継がれる、悲劇である。

 更に、飯沼定吉が、一命を取り留めて、聳え立つ城を見た時、「何故、死なせてくれなかった。馬鹿者が。」と叫ぶ場面は、号泣させられた。

 一方、鶴ヶ城の入城に遅れてしまった、婦女のみの部隊、娘子軍は、新政府軍に対し、薙刀で、奮戦するが、中野竹子が、銃弾に倒れ、母のこう子が、介錯をする。

 竹子が撃たれた際、主題歌の「愛しき日々」が、絶妙なタイミングで流れ、涙せずにはいられなかった。

 新政府軍が、会津城下に迫る中、西郷頼母の家族は、長男の吉十郎を頼母の許へ向かわせ、全員が、自害して果てる。

 新政府軍が、頼母の家に踏み込んだ時、娘の一人が、死にきれずに、苦しんでいた。

 土佐藩士の一人が、娘の頼みを聞き、介錯する姿は、泣けた。

 松平容保は、落城前に、西郷頼母に、孝明天皇の御宸翰を託し、いつか、会津の朝敵の汚名を晴らしてくれるように頼む。

 吉十郎以外の家族の全てを失った、頼母は、容保に死に場所さえ、奪われたのである。

 そして、容保は降伏を決意し、会津戦争は終結した。



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