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 ウィリアム・シェイクスピアの戯曲、『ジュリアス・シーザー』の実写映画化。

 シェイクスピアの原作と同様に、タイトルは、ジュリアス・シーザーであるが、シーザーは、上映時間120分の半ば程で、暗殺されるため、事実上の主人公は、マルクス・ブルータスと考えられる。

 しかし、オープニングクレジットの配役順位では、マルクス・アントニー役のマーロン・ブランドが、最初に登場する。

 なお、ジュリアス・シーザーは、ユリウス・カエサルの英語名であり、アントニーは、アントニウスの英語名で、シセロは、キケロ、カシアスは、カッシウスである。

 シーザーを演じるのは、本作の三年後に死去した、ルイス・カルハーン。

 マルクス・ブルータスを演じるのは、『ローマ帝国の滅亡』、ヒッチコックの名作、『北北西に進路を取れ』などに出演した、名優のジェームズ・メイソン。

 カシアスを演じるのは、1970年のイギリス映画であり、本作と同じく、シェイクスピアの原作、『ジュリアス・シーザー』で、シーザーを演じる、ジョン・ギールグット。

 シーザーの妻、カルプニアを演じるのは、1942年の『ミニヴァー夫人』において、アカデミー賞の主演女優賞を受賞した、グリア・ガースン。

 ブルータスの妻、ポーシャを演じるのは、アカデミー賞の主演女優賞に、六度、ノミネートされながら、受賞できなかった、デボラ・カー。

 前述の通り、マルクス・アントニー役は、「20世紀最高の俳優」と評される、マーロン・ブランド。

 映画出演は、本作が、四作目であり、前年には、『革命児サパタ』において、メキシコの英雄である、エミリアーノ・サパタを、1954年の『デジレ』では、ナポレオン・ボナパルトを演じている。

 マーロン・ブランドは、1954年の『波止場』、1972年の『ゴッド・ファーザー』にて、アカデミー賞の主演男優賞を受賞している。

 ちなみに、両作は、アカデミー賞の作品賞受賞作品である。

 筆者は、『ゴッド・ファーザー』の大ファンであるため、彼のヴィトー・コルレオーネが、忘れられない。

 本作は、大俳優、マーロン・ブランドの若き日の作品である。

 キャスカを演じるのは、1954年の『裸足の伯爵夫人』において、アカデミー賞の助演男優賞を、受賞する、エドモンド・オブライエン。

 本作は、後にアカデミー賞の主演及び、助演賞を受賞する、大物俳優、女優達が、一同に会した、記念すべき、作品である。

 本作は、原作が、シェイクスピアの戯曲であるため、台詞が以上に多く、冗長的なため、正直、飽きる。

 実際、ある場面のセットにおいて、登場人物達が、長々と会話をした後、別の場面のセットに移るため、演劇と変わらず、映画化の意味が、あったのかと思ってしまった。

 唯一の例外が、アントニー、オクタヴィウスの連合軍と、ブルータス、カシウスの最終決戦である、フィリッピの戦いである。

 ブルータス、カシウスの軍勢が、進軍中に、アントニー、オクタヴィウスの連合軍が、襲撃する、戦闘場面は、本作中、唯一、「映画」らしさであった。

 本作は、1953年という、昔の映画のためか、もしくは、演劇を題材としているためか、シーザーの暗殺、ブルータス、カシウスの死の場面における、「刺す」行為が、余りにショボい。

 近年の映画の刺殺場面と比較すると、明らかに、見劣りがする。

 『ジュリアス・シーザー』における、最高の名場面は、アントニーによる、シーザーの追悼演説の場面であろう。

 1970年の映画作品においても、アントニー役のチャールトン・ヘストンが、配役順位一位であるのは、アントニーの演説故なのかもしれない。


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