【正義】と【平和】

英雄千人をランキング。『千人の英雄伝』連載中。

全体表示

[ リスト ]

H.103【五稜郭】壱

 評価:090点/1988年12月30日・31日/年末時代劇スペシャル/脚本:杉山義法
 出演:里見浩太朗、渡哲也、津川雅彦、森繫久彌、浅野ゆう子、十朱幸代、風間杜夫
 

 日本テレビの年末時代劇スペシャルの第四弾。

 1988年12月30日、31日の二日間、二部作で、放映された。

 主人公は、箱館政権の総裁、榎本武揚。

 筆者の知る限り、榎本武揚を主人公とする、また、箱館戦争を、克明に描いた、映像作品は、本作以外には、存在しない。

 筆者は、1988年の本作の放映時は、中学三年生であったが、本作を見て、涙を流したことを、ハッキリと覚えていた。

 2017年8月1日に、筆者は、函館の五稜郭を訪れて、本作を思い出した。

 そして、2017年12月30日に、BSで、本作が、再放送されたため、録画し、2018年3月2日に、改めて、本作を見直した。

 約三十年前の記憶に違わぬ、感動的な名作であった。

 年末時代劇スペシャルの特徴の一つは、効果的で、絶秒な、主題歌の使い方である。

 本作の主題歌は、さだまさしの「夢の吹く頃」で、物語の冒頭と、ラストは無論のこと、土方の死後の場面、中島三郎助の父子の死の場面など、絶妙なタイミングで流れ、号泣させられた。

 主人公の榎本武揚を演じるのは、里見浩太朗。年末時代劇スペシャルは、第一作の『忠臣蔵』、『白虎隊』、『田原坂』、そして、四作目の本作まで、全て、里見浩太朗が、主演である。

 箱館戦争の1868年時点で、三十二歳の榎本を、五十歳の里見浩太朗が演じることは、貫禄があり過ぎた。

 しかし、箱館政権の「総裁」としては、貫禄が必要なため、違和感は少なかった。

 本作の事実上の副主人公である、新選組副長、土方歳三を演じるのは、渡哲也。

 1868年当時、土方は、三十五歳で、本作の放映当時、渡は、四十六歳。

 しかし、里見が、榎本を演じていたため、土方が、榎本に貫禄負けせず、両者のバランスを見れば、配役に間違いはなかったと思える。

 榎本武揚の妻、多津を演じるのは、浅野ゆう子。

 当時、トレンディドラマの黎明期で、同年には、『抱きしめたい!』で、浅野温子と共に、W浅野として、人気絶頂であった。

 多津は、十六歳の年に、三十二歳の榎本と結婚をするが、浅野は、当時、既に、二十七歳である。

 しかし、浅野の多津は、里見とは、バランスが取れており、年齢を感じさせない、溌剌さがあった。

 勝海舟を演じるのは、津川雅彦。勝は、1868年時点で、四十五歳。

 津川は、四十八歳のため、勝との年齢は合っているが、里見よりも、年下である。

 しかし、津川は、当時から、貫禄があるため、年上の里見に貫禄負けすることなく、勝と榎本の場面に、違和感はなかった。

 多津の祖父、蘭方医の佐藤泰然を演じるのは、里見浩太朗と共に、年末時代劇スペシャルに、欠かせない、森繁久彌。

 箱館政権の副総裁、松平太郎を演じるのは、藤岡弘。

 二人の息子と共に、壮絶な戦死を遂げる、箱館奉行並の中島三郎助を演じるのは、若林豪。

 幕府の奥詰医師、高松凌雲を演じるのは、年末時代劇スペシャルには、欠かせない、風間杜夫。

 凌雲の実兄で、衝鋒隊の隊長、古屋佐久左衛門を演じるのは、竜雷太。

 元彰義隊の大塚霍之丞を演じるのは、若き日の船越英一郎。

 隻腕の剣客、伊庭八郎を演じるのは、舘ひろし。

 フランス人のブリュネを、岡田真澄が演じ、全く、違和感がないのが、面白い。


[https://tv.blogmura.com/tv_jidai/ranking.html にほんブログ村 大河ドラマ・時代劇]

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事