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 『ROME[ローマ]』は、米国HBOと英国BBCが共同制作したテレビドラマである。

 米国では、シーズン1が、2005年8月25日〜11月20日、シーズン2が、2007年1月14日〜2007年3月25日に放映された。シーズン1は12話。シーズン2は10話である。

 筆者の知る限り、カエサルとアウグストゥスを中心にローマが共和制から帝政に移行する時期を描いた、唯一のドラマである。

 主人公は、あくまで、第13軍団の百人隊長である、ルキウス・ヴォレスと同じく第13軍団の兵士、ティトゥス・プッロであるが、事実上は、シーズン1の主人公はカエサル、シーズン2の主人公はアウグストゥスと言える。

 主人公のルキウス・ヴォレスと副主人公のティトゥス・プッロは、実在の人物であるが、本作にて描かれる二人の活躍は、ほとんどがフィクションである。

 ヴォレスとプッロは、史実の上では、筆頭百人隊長の座を巡り、熾烈な争いを繰り広げると同時に、互いの危機に助け合う、戦友でもあった。

 本作においても、その設定は変わらないが、ヴォレスが、沈着冷静で隊長に相応しい人物であるのに対し、プッロは、豪放磊落な人物として描かれ、プッロは、ヴォレスと衝突を繰り返しながらも、基本的に隊長として認めている。

 本作の第二話において、カエサルは、ルビコン河を渡って、イタリアに侵入する。

 カエサルのルビコン渡河に対し、ローマでは、共和国派のカトーが、ポンペイウスに対して、カエサルと戦うように説得し、キケロは日和見的な態度を取り続ける。

 本作のヒロイン?とも言うべき存在は、カエサルの姪のアティアである。

 米国のドラマらしく、また、ローマの退廃性を象徴する様な女性で、豊満な肉体を持ち、妖艶な魅力で男を手玉に取る。

 娘のオクタウィアと息子のオクタウィアヌスの母であるが、性的にも奔放な故に愛人を持ち、アントニウスも彼女の愛人の一人である。

 また、権力に対する欲望が、人一倍、強いため、叔父のカエサルの権力闘争に協力し、マルケッルスと結婚していた娘のオクタウィアを、無理矢理、離婚させて、ポンペイウスの後妻にさせようと目論み、ポンペイウスと性的な関係を持たせている。

 オクタウィアは、母のアティアに翻弄される、憐れで無力な女性として描かれている。

 本作のアティアは、その権力の故か、叔父のカエサルを愛しているかの様に感じられる。

 無論、姪であるため、カエサルと結ばれることはないが、それ故にこそ、カエサルの愛人のセルウィリアを嫌い、執拗に嫌がらせをする。

 また、セルウィリアの息子で、後にカエサル暗殺の首謀者となる、ブルートゥスは、セルウィリアの息子故に、カエサルに愛されると同時に、母が、カエサルの愛人であることを恥じている。

 ヴォレスは、カエサルの最も信頼する人物の一人となり、軍隊を退役した後、カエサルの推薦で政務官になり、更に元老院議員になる。

 そして、常にカエサルの傍らに控えて、カエサルを護衛していた。

 しかし、カエサル暗殺の当日、ヴォレスの妻が不倫していたことを知ると、妻を殺し、元老院に行かなかった。

 そのため、カエサルが暗殺された時には、ヴォレスはその傍らにいなかったため、暗殺が成功したという設定になっている。

 その後、ヴォレスは、妻を殺し、カエサルを守れなかった、自責の念に苦しむことになる。


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