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◆第003位 『シグナル〜長期未解決事件捜査班』

 評価:085点/脚本:尾崎将也/フジ/火曜21時/出演:坂口健太郎・北村一輝・吉瀬美智子/全10話
 平均視聴率:7.7%


 2016年の韓国ドラマ、『シグナル』の日本版リメイクドラマ。

 主人公の刑事が、壊れた、無線機を通じて、失踪した、過去の刑事と交信が可能になり、未解決事件の解決に挑む、サスペンスドラマ。

 過去との通信という、ファンタジー要素の強いものの、骨太の刑事サスペンスである。

 日本版の主人公である、三枝健人を演じるのは、連続ドラマ、初主演となる、坂口健太郎。

 三枝の上司で、本作のヒロイン、桜井美咲を演じるのは、吉瀬美智子。

 三枝と無線によって、交信する、過去の刑事、大山剛志を演じるのは、北村一輝である。

 本作の第一話は、時効撤廃前の2010年から始まる。当時、交番勤務だった、三枝は、壊れた、無線を発見し、過去の大山から、死体の場所を教えられ、事件を解決へと導く。

 時効の撤廃後に、桜井を班長とする、未解決事件捜査班が、設置され、2018年に、三枝が、配属されるのである。

 未解決事件捜査班のメンバー、山田勉を演じるのは、木村祐一。

 同じく、メンバーの小島信也を演じるのは、池山鉄洋。

 彼等の上司である、捜査一課係長、岩田一夫を演じるのは、甲本雅裕。

 刑事部長の中本慎之介を演じるのは、渡部篤郎である。

 本作の過去は、1997年〜2000年の四年間である。

 それに対して、2010年を除くと、現在は、2018年の数カ月しかない。

 過去の時間と、現在の時間は、平行に流れてはいない。

 岩田と桜井は、1990年代後半は、城西警察署強行犯係で、岩田は大山の上司、桜井は、後輩であった。

 中本は、当時、警視庁の管理官であったが、大山及び、岩田と大きな関わりを持っていた。

 結論を言ってしまえば、本作の最大の悪役は、中本である。

 筆者の個人的見解では、渡部は、コメディ役割より、偽善者の役割が、一番、ハマる。

 本作は、最初から、中本が、悪役の雰囲気を、漂わせているが、もっと、主人公さえ、信頼する、素晴らしい、上司として登場し、最後の最後で、「実は・・・」という、偽善者としての展開の方が、個人的には、面白かったと思える。

 本作は、未来の三枝から、情報を得た、大山が、殺人事件を阻止しようと、尽力する、物語だが、都合良く、殺人を止められるわけではない。

 情報を得ながらも、殺人を防げないこともあり、更に、情報を知ったために、誤認逮捕の容疑者が、死ぬなど、未来の情報が、不幸を招くこともある。

 特に、四話において、大山が、面倒を見ていた、北野みどりの殺害事件の情報を、三枝から、教えられていたにも関わらず、間に合わなかった時、そして、最終回、三枝の兄の殺害を、大山が、止められなかった時には、改めて、ご都合主義のドラマではないと、思い知らされた。

 更に、歴史の修正力は、凄まじく、最終回では、大山は、生き延びるが、別の理由で、失踪したままになった。

 しかし、過去を変えたため、救われた、命もある。

 第六話で、桜井が死ぬという、衝撃の展開は、大山が、過去を変えたために、彼女の死は、無かったことになった。

 また、最終回では、主人公の三枝自身の死が、大山が、過去を変えたために、無かったことになり、ある意味、本作の全話が、無かったことになっている。

 「諦めなければ、未来は変えられる」との本作のメッセージは、決して、都合良く、過去を変えることではなく、今の努力により、未来を変えることだと、筆者は思った。



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