【正義】と【平和】

英雄千人をランキング。『千人の英雄伝』連載中。

全体表示

[ リスト ]

 その頃、武寧軍の大総管である、王将軍が、李師道軍に敗北し、捕縛される。

 その護送の任務を負っていたのは、李師道軍の軍士、ヨンムンであった。

 チャン・ボゴは、各商団の護衛兵を集め、部隊を編成し、護送中の王将軍の救出に成功する。

 このヨンムンの護送部隊を砂漠で待ち受けて、襲撃する場面は、本作のオープニングに使われており、メチャクチャ、カッコイイ。

 王将軍の救出の功績によって、チャン・ボゴは、武寧軍の軍中小将に任命される。

 ここからが、史書に残る、史実のチャン・ボゴの物語である。

 軍中小将という地位が、唐軍において、どの程度の権限を持つのかは不明であるが、「将」であるため、それなりの数の部下を、指揮命令する権限を有していたはずである。

 チャン・ボゴの名が、史書に登場するのは、この唐の軍中小将になった時からであり、第二十三話までの物語は、概ね、フィクションであったと言える。

 その後、戦況は、一気に唐軍に好転し、李師道軍は敗北を重ね、チャン・ボゴは、遂に李師道を捕らえる。

 その時、李師道は、チャン・ボゴに、何故、唐のために戦うのかと問う。

 李師道は、高句麗の出身であり、同じ言葉を話す、チャン・ボゴに対し、自分は、高句麗の領土を取り戻そうとしただけだと話す。

 チャン・ボゴは、李師道の遺言とも呼ぶべき言葉が、深く、胸に突き刺さる。

 戦争が終焉すると、チャン・ボゴは、武寧軍総管に任じられるが、彼は、それを辞退する。

 李師道の遺言は、チャン・ボゴの心を動かし、唐の皇室のためではなく、新羅の民のために生きたいと考え始めたのである。

 一方、ヨンムンとチョンファは、李師道の陣営から逃走するが、ヨンムンは、チャン・ボゴの攻撃で負傷し、チョンファは、盗賊に捕まってしまう。

 そして、二年が過ぎた。

 チャン・ボゴは、ソル商団の運営を一手に任されるようになっていたが、彼には、大きな構想があった。

 自分の生まれ故郷である、清海を拠点に、唐の揚州と新羅、そして、日本を結ぶ、新たな交易路の開拓である。

 しかし、揚州と新羅の交易路には、障害が存在した。

 海賊が、跳梁跋扈し、新羅の海軍さえも、歯が立たなかった。

 そして、大小の海賊を続々と傘下に治め、唐と新羅の交易路を支配していた海賊の正体は、イ・ドヒョンとヨンムンであった。

 チャン・ボゴは、唐と新羅の交易路を確保するため、そして、自らを過酷な運命に追いやった、海賊に復讐するため、海賊討伐を決断する。

 ソル商団の護衛兵には、海賊に捕えられ、唐に奴隷として売られた者も多く、全ての護衛兵が、チャン・ボゴの海賊討伐に参加する。

 チャン・ボゴは、新羅の武珍州に赴き、都督に海賊討伐の許可を得ようとするが、都督は、武装勢力の上陸を拒否する。

 武珍州都督は、かっての清海の県令の息子で、チョンファの兄でもある、ジャミ夫人の支援を受け手、都督へと昇進を遂げた、キム・チャンギョムであった。

 ジャミ夫人は、チャンギョムにチャン・ボゴを牽制させると同時に、イ・ドヒョンとの取引を企てる。

 しかし、清海を訪れていた、新羅の王族で、元侍中のキム・ウジンが、チャンボゴ達の海賊討伐への熱い想いに感動し、上陸と海賊討伐を許可する。

 その頃、ジャミ夫人の商団の商権を脅かす、新たな商団が台頭していたため、ジャミ夫人は、その商団の正体を突き止め、驚くと共に激怒する。

 商団を率いていたのは、キム・ウジンの支援を受けた、チョンファだったのである。

 チョンファは、二年前に唐において、山賊に捕まった後、長安の妓楼に売られた。

 そして、その妓楼において、長安を訪れていた、キム・ウジンと出会い、彼に救われ、新羅に戻ったのである。

 ウジンと出会うまでの間、チョンファは、筆舌に尽くし難い、苦痛を味わったに違いない。


[https://tv.blogmura.com/tv_drama/ranking.html にほんブログ村 テレビドラマ]

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事