【正義】と【平和】

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 本作では、王位継承争いは、あくまで、ミョン派とウジン派の対立であり、悌隆は、ミョンによって、傀儡として擁立され、僖康王になったに過ぎない。

 しかし、ミョンは、王位への野心を捨てることなく、僖康王を自殺に見せかけて、暗殺し、自ら、玉座に就き、閔哀王と呼ばれる。

 史実では、ミョンは、叛乱を起こして、王の側近の貴族を殺害し、僖康王は、自らを擁立した勢力に見捨てられ、王位に留まることは不可能だと悟ると、宮中で首を括って自殺している。

 キム・ミョンを支援し、チャン・ボゴと敵対する、ジャミ夫人は、唐に渡り、皇室の関係者と結託し、揚州の商人が、チャン・ボゴと取引をしないように、圧力をかける。

 清海鎮は、唐との交易を絶たれたために、衰退し、チャン・ボゴは、遂に、ジャミ夫人とミョンとの決戦を決意した。

 一方、新羅王に即位した、閔哀王=キム・ミョンも、チャン・ボゴを滅ぼすため、清海鎮への進軍の手筈を整える。

 キム・ミョンの軍勢、十万に対し、チャン・ボゴの軍勢は、一万。

 更に、清海の軍勢に補給物資を輸送中のチョンファが、ジャミ夫人に捕えられてしまう。

 ジャミ夫人は、チャン・ボゴにチョンファを解放する代わりに、キム・ウジンを引き渡すように要求する。

 ウジン派のキム・ヤンとヨンムンは、チャン・ボゴに協力し、二人は、味方である間は、実に頼もしい存在である。

 特に、チャン・ボゴの宿命のライバルとして、激闘を繰り広げ続けた、ヨンムンが、キム・ミョンとの戦いにおいては、味方として、大活躍する。

 かっての二人の宿敵同士が、ウジンとチョンファのために共に協力する姿は、『Zガンダム』のアムロとシャアを想起させる。

 ミョンの十万の軍勢と、ウジンの一万の軍勢が対峙する最中、ヨンムンは、わずかな部下と共に、都に潜入して、チョンファを救い出す。

 そして、狼煙台を占領し、都が、ウジンの軍勢に占領されたとの偽の狼煙を上げたのである。

 その狼煙に、ミョンの十万の軍勢は動揺し、その間隙を突いた、ウジンの一万の軍勢は、十倍の兵力の官軍に勝利を治めるのである。

 ウジンの軍勢は、そのまま、都に攻め入ると、閔哀王を殺害する。

 キム・ミョンを失った、ジャミ夫人は、全てを失い、遂に、海に身を投じて自殺した。

 本作の全編を通じて、ヨンムン、イ・ドヒョンに次ぐ、チャン・ボゴの宿敵、ジャミ夫人は、48話にて、ようやく、敗北の果てに死んだのである。

 閔哀王=ミョンの死後、ウジンが、新羅の四十五代王、神武王として即位する。

 そして、ウジンの即位は、ウジン派のチャン・ボゴと、キム・ヤン、ヨンムンの暗闘の始まりでもあった。

 ウジンは、チャン・ボゴの功績を称え、太子の慶膺の妃に、チャン・ボゴの娘を迎えると約束する。

 この頃には、既に、チャン・ボゴとチェリョンの間には、娘が生まれていたが、未だ、赤子であり、太子の慶膺の妃になるのは、チャン・ボゴとチェリョンが、奴隷として売られそうになるところを救い、育てた、養女であった。

 史実では、神武王の死後、文聖王として即位した、慶膺の王妃に、チャン・ボゴの娘を迎えることを、貴族が反対し、チャン・ボゴが、叛乱を起こしたことになっている。

 本作を見ると、チャンボゴと神武王の約束を反故にした、キム・ヤンや都の貴族達が、理不尽に見えるが、そもそも、奴隷出身のチャン・ボゴの実の娘でさえ、王妃になることに無理があるのに、元奴隷の養女が、王妃になることは、余りに、無理がありすぎる。

 神武王の即位後、キム・ヤンは、ウジンが、誰よりも、チャン・ボゴに絶大な信頼を寄せていることを悟り、自らが政治の実権を握るという、野心を実現するためには、二人の関係を絶つ、即ち、二人の内のどちらかを殺害しなければならないと決断する。


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