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◆第012位 『後妻業』

 評価:065点/脚本:関えり香/フジ/火曜21時/出演:木村佳乃・高橋克典・木村多江/全9話
 平均視聴率:6.25%


 黒川博行の原作小説の実写ドラマ化。

 2016年には、大竹しのぶの主演で、映画化されている。

 「後妻業」とは、独身の男性高齢者と結婚し、その遺産を奪う、女性のことである。

 結婚後、早々に遺産を手に入れるために、結婚相手を殺害していると考えられている。

 本作の主人公、武内小夜子を演じるのは、主演の木村佳乃。

 タイトルの通り、「後妻業」の女で、過去に、三人の男性高齢者と結婚を繰り返し、遺言を書かせて、莫大な遺産を手に入れてきた。

 本作は、大阪が舞台のため、小夜子は、派手な上に、非常に品がない。

 小夜子のバディ、即ち、黒幕である、柏木亨を演じるのは、高橋克典。

 柏木は、結婚相談所の社長であるが、裏では、小夜子の様な女性に、莫大な資産を持つ、男性高齢者の個人情報を渡し、後妻業をさせている。

 基本的に、柏木が、段取りをするため、遺産は、小夜子と折半している。

 小夜子が、第一話で、公正証書遺言を書かせ、直後に死亡した、資産家の中瀬耕三の次女、中瀬朋美を演じるのは、木村多江。

 大阪の出身であるが、大学の入学と同時に、東京に出ると、建築士となり、そのまま、東京で、暮らしている。

 姉の西木尚子を演じるのは、濱田マリ。

 朋美の大学時代のゼミの先輩で、探偵の本多芳則を演じるのは、伊原剛。

 本多は、過去には、大阪府警のマル暴、即ち、暴力団専門の刑事であったが、ある事件を契機に、刑事を辞職した。

 本作は、小夜子に不信を抱いた、朋美が、本多に調査を依頼することで、物語が、展開する。

 本作の小夜子は、中瀬の死後も、「後妻業」を続け、新たなターゲットを狙う、物語と、中瀬耕三、そして、過去の夫達を、小夜子が殺したのかに迫る、サスペンスが、同時進行する。

 しかし、物語の中盤に入ると、小夜子と朋美の人生を対比し、「女の幸せとは何か」が、テーマの一つとなる。

 小夜子は、悲惨な境遇の持ち主で、施設で育ち、その上、恋人の借金を背負わされ、風俗店に売り飛ばされた。

 その恋人との間に、生まれたのが、葉山奨之の演じる、息子の黒澤博司である。

 小夜子は、博司には、自分は、異母姉だと言っていたが、博司は、母親だと、気付いていた。

 一方、朋美は、長谷川朝晴の演じる、佐藤司郎と共同で、建築事務所を経営していた。

 佐藤は、朋美の内縁の夫で、敢えて、入籍はせず、子供は持たない主義のはずだった。

 しかし、ある時期、朋美は、子供が、欲しくなり、不妊治療をするが、子供を授かることはなかった。

 自分の様な女が、母親だと、子供が、可哀そうだと、名乗らない、小夜子と、子供の産めない、朋美の二人の女が、対称的に描かれる。

 そして、朋美は、小夜子に対し、哀れみと嫉妬、そして、最終的には、友情とは呼べないが、複雑な感情を抱くようになる。
 
 本作は、小夜子と朋美の女のコメディ的なバトル、口論も魅力だが、最大の見どころは、やはり、黒幕の柏木と、元刑事の本多の対決である。

 高橋克典と、伊原剛対決は、見事に適役であった。

 そして、本作は、意外な結末を迎える。

 柏木と本多、小夜子と朋美が手を組み、真の悪党である、暴力団から、金を奪うのである。

 小夜子が、殺人を犯したのか、最後まで、不明であったが、犯罪を稼業とする、主人公の物語が、ハッピーエンドで終わるのは、珍しいが、悪くはなかった。


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