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今となっては入手困難な部品が多いのがエキゾチックカーオーナーの悩みでもある。
程度の良い部品の出物があれば手に入れておくのが常套手段。
60年代から70年代はスーパーカーと呼ばれるイタリア車が多く存在した。
そのオリジナル部品を大切に保管しておくのも大切なことであり楽しみでもある。
リプロや社外などにはない部品の番号や記号はオリジナリティ重視のエキゾチックカーには非常に重要だ。
年末から最近まで二台の12気筒エンジン(FとL)のカムを修正して収めた。
目で見て判る部分、機械測定しなくてはならない部分、ラッピングの要領、機械加工に出す場合の指示、どれも非常に大切で特に最終段階で表面熱処理を行うがそのレベルは多くあり、どれを選択するか決めるのに色々と考える。
これ錆びているのではありません。熱処理後の色そのものです。
錆と言うより銅色
光の角度を変えるとこんな感じ。
最新の技術レベルの熱処理は非常に硬度が出るが曲がりが復活する場合がある。とは言え100分代での話し。
当然加工屋は最新を薦めるが、そこでひとつ返事できないのが常だ。
何故ならそのカムが収まる形式や素材、クリアランスなど事前に色々把握しなくてはならないからだ。最高のとか最新のとかの全てがベストではない。
最先端の技術に溺れてしまうと負けてしまう他の部分が出てくることを予測するのが我々の仕事だと思う。
出来上がったカムはこれから暫らく冬眠だそうだ。このまま保管されても良い状態で梱包していくのも大切な一工程と考えてK君に教える。
また勿論必要であれば曲がりなどデータの成績表も納品伝票に付記するのはお約束である。
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熱処理は、酸化雰囲気と還元雰囲気でもワークの金属の組成が変わるとか、水素でパージされた中で加熱すると曇らない(表面がピカピカに仕上がる)とか聞いたことがありますが、奥が深いですね。
一台のスーパーカーを長年維持していく中には色々な楽しみ(苦しみ)があるようです。
2011/4/15(金) 午後 9:28 [ かとう ]
隊長の凄い所は、外部委託と内製を的確に判断されて作業される所ですね。
最新より使いこなす技術が大切なんですよね。
金属の性質は、難しいです。
2011/4/15(金) 午後 10:06
これこの前電話で言いましたけど、アホの車屋が錆対策せず、キャレロコンロッド、JEピストン、シリンダーライナー諸々全てパァに。
ものの道理を判ってない人は本当に見ちゃおれんです。
2011/4/15(金) 午後 10:07 [ yui**77 ]
かとうさん、詳しいですね〜。
勿論その素材にもよりますが考え始めるときりがありません。
スーパーカーは苦楽が同時進行する不思議な車です。だからエキゾチックって呼ばれるんですかね。
2011/4/16(土) 午後 7:31
ハマさん、ぼくもスーパーマンじゃないですから色々四苦八苦してますよ。
でも完成して納めるときは気分良くと心がけています。
いつも書くように、お互い納得いくまでディスカッションも大切ですしね。
2011/4/16(土) 午後 7:34
yui**77さん、例の話ね〜。
実にもったいない!保存、保管方法をきちんとすれば余計な時間や労力と経費も削減できていいんですけどね。
2011/4/16(土) 午後 7:35