外車修理とスローロリスの冷汗と油汗

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エキゾチックカー

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これと言って決定的な問題が無くディーラーでも健康体とのこと。
試乗するとかなり直進性は出ていると思うが物足りない部分もある。
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機械的にもコンディションとして悪くはないと思う。
でも味が無い。
同年代の国産スポーツカーや欧米のスポーツカーなど排気量の違いはあれど比較的スモールの部類で、その俊敏さやダイレクト感などと共にらしさの味付けを復元してみたいと思う。
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良くも悪くもある意味らしさ(笑)
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せっかく付いているデバイスも十分に威力を発揮できるようにして帰還させたい。
 
 
フェラーリV8モデルの中では一世代前のモデルではあるがF355を極限まで追い込むようなドライバーは少ないと思う。
シャーシの剛性が途中から変わるが通常の速度域でのコーナリングではその違いを顕著に感じることができない。
もし通常の速度域でそれを感じることがあれば他に問題が隠れている可能性があると思うのだが。
 
今となっては入手困難な部品が多いのがエキゾチックカーオーナーの悩みでもある。
程度の良い部品の出物があれば手に入れておくのが常套手段。
60年代から70年代はスーパーカーと呼ばれるイタリア車が多く存在した。
そのオリジナル部品を大切に保管しておくのも大切なことであり楽しみでもある。
リプロや社外などにはない部品の番号や記号はオリジナリティ重視のエキゾチックカーには非常に重要だ。
年末から最近まで二台の12気筒エンジン(FとL)のカムを修正して収めた。
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目で見て判る部分、機械測定しなくてはならない部分、ラッピングの要領、機械加工に出す場合の指示、どれも非常に大切で特に最終段階で表面熱処理を行うがそのレベルは多くあり、どれを選択するか決めるのに色々と考える。
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これ錆びているのではありません。熱処理後の色そのものです。
錆と言うより銅色
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光の角度を変えるとこんな感じ。
 
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最新の技術レベルの熱処理は非常に硬度が出るが曲がりが復活する場合がある。とは言え100分代での話し。
当然加工屋は最新を薦めるが、そこでひとつ返事できないのが常だ。
何故ならそのカムが収まる形式や素材、クリアランスなど事前に色々把握しなくてはならないからだ。最高のとか最新のとかの全てがベストではない。
最先端の技術に溺れてしまうと負けてしまう他の部分が出てくることを予測するのが我々の仕事だと思う。
 
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出来上がったカムはこれから暫らく冬眠だそうだ。このまま保管されても良い状態で梱包していくのも大切な一工程と考えてK君に教える。
また勿論必要であれば曲がりなどデータの成績表も納品伝票に付記するのはお約束である。
 
整備も終盤となり冷却水関連も完了。
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冷間時からの始動テストや暖気後のテストなど多岐に渡り十分なテストができるのは十分な時間を与えていただいたからにほかなりません。
そんな中で最近気になる最後の関門?
バッテリーの問題。
ちょっと不安です。
早速TELしてみようと思います。
メンテナンスに関する考え方は、色々あります。
時間的に余裕がない場合。
金銭的に余裕がない場合。
トラブルの原因を把握できない場合。
考え方はオーナーさん次第。
しかしながら、知識レベルが著しく低いと間違った思い込みが先行し、解決への道程を遠ざけてしまうことも多くあります。
我々は、それを理解して快諾いただくように心がけてはいますが機械的修復より厄介なことも良くあります。
事例
センサー不良により交換。
不良のセンサー抵抗値を測るが正常。
 
当然不信感を抱かれますな。
 
しかし、そのセンサーを再度取り付けてみたらやはり不良。
 
単体テストなどしても、まるで役不足。
 
でも素人さんは、やってみたりしたいわけ。
 
心情はわかるけど。
 
壊れるプロセスって、そんな単純じゃない。
 
このAMGのそこそこ高度な電子制御で動いていてセルも回り、エンジンも始動できるレベルではあるが始動時にかなり電圧降下が起きていてその後不具合を連発する。
パワーダウン。
ルーフやロールバーの油圧作動不良。
ステアリングのイニシャライズ不良。
アクティブサスの不良。
どれも走行ができるレベルではあるが感心はできない。
 
やはり今夜これから連絡しよう!
しばらく前に書いていたロータスエスプリ。
目玉が飛び出すほど高い部品ばかりで
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こんなホース5〜6本で約10万円!!
欠品も出ているようだ。
無いものは自作するしかない。
インマニなどのガスケットはK君の活躍により作製。
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専用のパッキン紙も種類と厚さがあるので気をつけたい。
いろんなサイズのポンチやサークルカッターも必要だ。
買った方が安いと思うこともあるが手に入らない場合は仕方ない。
 
出来上がると、「こんなもんかぁ〜」とも思うが手間隙はかかる。
 
型紙の採り方や切り抜く方法などを教えてみる。
 
k君にしてみれば初体験で「?」かもしれなかった。
でも、今後いつか必ず役に立つと思うから教えているんだよ〜。
エキゾチックカーに手を染めるとこんなことが日常になることが多い。
先日の記事ではないが、ネジが錆びてました〜、回りませ〜ん。なんてレベルでは笑って会話してしまう。
そう言えば、最近K君多少タガネの使い方が上達したような気がする。
 
 
オーナーさんから記事を見て「ここから後10万キロ大丈夫?」
「大丈夫です!」気持ちよく返事をできるのは、オーナーさんの快諾が得られているからにすぎません。
デフ、ミッションのオイル交換含め防錆処理、オイル漏れ修理。
そして残り僅かなブレーキパッドとローター。
ご存知のようにメンテナンスは比較的楽でローターもそれほど高価ではない。
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地域や国々によりブレーキの考え方は大きく違う。
日本やアメリカはローターはほぼ一生ものと考えていて価格も高い。
構造も違う。
例のコルベットなどろくに減らない。それでもセダンなどに比較すると減りが早いそうだ。
そのような場合は研磨で十分回復できる性能と言うか構造のようだ。
しかしながら、ヨーロッパのメーカーは磨耗が早い。その代わり価格が安い。
どちらもそれぞれ言い分がある。
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ある意味ダメと判断した時点で次の方策を考え潔く(笑)
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すぐに酸化するだろうな〜。
ってことでSASに変更。
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接合面も手抜かり無くやりました。
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防錆下地処理途中をパチリ!
やはり見て見ぬふりはできぬ
後々ここでこれをどのようにやるかで寿命は大きく変わる。
単純な交換作業の合間に見え隠れする重要ポイントは交換部品を価格以上の価値にも見出せることもあると感じる。
4/01
加筆修正記事
SASについて何件かご意見コメントをいただきました。
説明不足でした。
申し訳ありません。
SASはボルトのみ使用しています。
画像を良く見ていただくと判ると思いますが、ナットは色が違う(クローム処理されたスチールでセルフロック付きです。
 
(蛇足)SASのセルフロックは通常手に入れやすい物はナイロンロックであり、このような部分には不向きです。
 
昨日来訪されたブロガーさんにも見ていただき、画像にも出します。
確かに、SASは粘ります。コメントそのものすべて当てはまっています。
ですから相手方だけは同一素材を避けなくてはいけない。
また、そのような特性から片側だけ生き延びれば用途的には良いのでは判断して使用しました。
またイオン化傾向のコメントもいただいていますが、イオン化順列とその周囲の状況をふまえ、今後著しく組成変化を誘発するにはそれなりに期間があると感じています。
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ぼくもまだまだ勉強が足りないところがたくさんあります。
今後もご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
ご意見ありがとうございました。
kenken
 
 
 

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