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先日の続きになります。
スピードマスター(株)との共同開発により市販できるレベルに到達した、通称レベリングオイル。
その内容と販売方法など書きます。
前回最後に書いたように、この製品はkenken&carsが販売元になり一般ユーザーへの小売はいたしません。
専門業者様(部品商様含む)へのみ販売いたします。
理由は下記の通り。
1 サスペンション構造の一部を分解する作業があるために危険が伴う。
2 エア抜き不十分など、適切な作業ができていないと思われる事例が多く見受けられ、性能を十分に発揮されない場合がある。
3 付随する部品(アキュームレーター、ショックアブソーバー本体など)の良否を判断できないでオイル交換をして不具合を誘発してしまう場合がある。
4 廃油処理ができない場合がある。
など検討した結果です。
さて、製品の内容。
対応できるモデル一覧
W126リヤレベリング機能装着車全モデル全年式
W124リヤレベリング機能装着車全モデル全年式
R129レベリング機能装着車全モデル全年式
前述したように最初のロットは純正オイルと同じ粘度を先行させます。
この特徴はレベリングの肝であるアキュームレーターやショック本体の延命であり、走ることに対してのパフォーマンスUPや乗り味の変化を実現するするものではありません。
また一番の問題点になる泡立ちを極力押さえ込むことにより安定した性能維持が特徴で通常のレベリングオイルの2倍は性能維持が可能です。
後発でH.Dタイプ(粘度30%UP)を順次ご用意いたします。
こちらはフロントサスペンション(バネやショック)を改造されている方への対応製品であり、ショック本来の硬さは当然変化しますのでご注意ください。
フロントノーマルですと前後バランスが崩れることがあります。
エンドユーザー様へ
この製品をご希望の場合は、行きつけの専門業者様にご相談ください。
専門業者様へは初期ロットのみモニター価格にて提供する準備があります。
勿論当方の工場でも作業を受付いたします。
詳細ご希望の方はブログタイトル下にあるメールアドレスまでお問い合わせください。
今後テスト開発中であるW210ワゴンなどに対応すべく製品も間もなく最新情報をお伝えできることと思います。
また、新たに開発して欲しい製品などあれば是非ご連絡ください。
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メルセデスベンツの話
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長々ご無沙汰してしまい申し訳ありませんでした!!
今更何故?
これまで何十年もメーカーによる供給のみの通称レベリングオイル。 このハイドロリックオイルは鉱物油である。 そして社外品は見たことが無い。 今回はこれに真っ向勝負を挑むことにした。 W126,W124,R129.これらの車種に搭載されている車高自動調整機能。 ハイドロリックポンプによる油圧をリヤサスペンションのショックアブソーバーに送り込み自動的に同じ車高を保つ優れた機能だ。
しかしながら、途中に介在するアキュームレーターから徐々にリークするガスとショックそのものの働きによるオイルの劣化など現代の油圧制御レベルからしたら古典的でもあるし油脂そのものが旧態然としていることは否めない。 これに着目したのは2年も前に遡る。 オイルに自然に含まれてしまう泡立ち。 これに添加剤で対処したらどうなのか?がスタートだった。
エンジンオイルも同じだが泡立ちがあるとその性能は著しく落ち込む。
当然である。
金属と金属、金属とゴムやシールその隙間をオイルが強靭な油膜で保護しているのが泡のおかげで仕事ができなくなるのだ。
定期的にハイドロリックオイルを交換して余分なガスを抜きメンテを繰り返せば良いが、通常では不具合が顕著に出るまで交換は愚か、点検もろくにしないが実情と思う。 その交換方法も千差万別。
是非きちんとした業者さんに依頼されたほうが良い。
さて、今回100%化学合成油としたのは、その消泡剤とマッチング良く純正オイルと同等以上のパフォーマンスを長期に渡り維持できることが最大の目的であった。 書けば簡単だがポンプとシール、ゴム、乗り心地など多岐に渡り研究することでかなり時間を費やした。
特定メーカーの特定車種に限られた新たな商品開発は利益も薄く前途が簡単には見えてこない。
だから利益追求優先のオイルメーカーは手を出さなかったのかもしれない。 純正オイルの成分分析を確実にこなす事が第一であり、それが判別できれば道は開けると思った。そこで白羽の矢は立てるべくところにしか立たないわけで、当然ながらスピードマスターさんに依頼した。
ここの会社の偉いところは、ぼくのようなレベルの考えの持ち主にも耳を傾け真剣に取り組んでくれるところだ。 細かい成分分析結果をここでは公表しないが重要な動粘度指数から全ての項目を網羅してくれる。
ちなみに、W126やW124のパワステオイルの動粘度はATFとほぼ同じであることが判明、レベリングに使われているハイドロリックオイルはその半分程度の非常に柔らかい物である。 単純な話し、社外品のATFでもM.ベンツのW124やW126のパワステには使用が可能でると言うことだ。
しかしハイドロリックオイルには絶対に使用できない。
だからこそメーカーも分け隔てして販売しているのだろう。
冷静に考えれば、先ほど書いたようにこの手の特化された用途のオイルは分量と現存台数など考えれば、それほど利益などを見込めない。 しかし、今後良い状態を長く維持するには?これはオイルだけでなくシステムを掌る全ての部品に対して考えられることでもある。 ショック本体の延命など、その価格を考えれば非常に重要と思う。
通常全量交換しても2L程度。洗い落としに使っても3L。単価はディーラー価格と同等でなくては競争力がない。トータルで考えればやはり。。。 でも、ぼくのプライドが許さない。利益だけを追求するようなことはしたくない。 そして500Eなどをはじめとする、サスペンションチューニングを受けた車高が低い硬い足回りへのヘビーディユーティーな粘度も合わせて開発し純正の30%UPのハードバージョンも完成した。
それ以上の粘度も製造はできるがポンプやシールへの負担など考えまたエンジンパワーロスを考慮すればこの辺りが限度か。
スーパーディーティーとして試作50%UPもあるが製品化するには?マークでもある。
さて、その販売方法などは次回。 実は独占販売権要するに発売元になれた!
現在ラベルに我トレードマークとスピードマスターのマークをコラボしたデザインを考案してくれているようだ。
今後外車の自動車雑誌などに出ると思われる。レベリングサスペンション装着車ユーザーさん、是非期待してください。
ではまた!!
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しかし、地味です。(前回も書いたけど)
何処に何がどうなっているか?
今回は比較的欧米でポピュラーと思えるチューニングをした。
燃焼効率を変化させてパワーを上げる仕組みだがこれを過給の度合いの良いところを探し出し(これが肝心!)任意でスイッチをONできる仕組み。
追加インジェクターからは水とメタノールの混合したものをインテーク部分に噴霧する。
ターボが過給されブースとがかかりスタンバイモードになるとメーターパネルに表示ランプが点灯。
ドライバーさんは必要に応じてメインスイッチを入れれば良いだけだ。
書けば簡単だがその吐出分量やスタンバイに持っていくタイミングを探るのは大変だ。
ロードテストで何度もトライして得られた状態を保持して明日最終的にシャシダイで測定、納車予定だ。
体感できるものは駆け出しのK君でも「スイッチを入れるとエンジンの回り方が軽くなり明らかに違うと言う。」「車が少し軽くなった気がする」とのこと。
後はそれを裏付けるデータを取るだけだ。
ぼくも楽しみである。
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先日W124後期型のE320Tモデルをお預かりした。
もうすぐ18万キロだがオーナーさんは愛着があるようでこれから10万キロ程度は乗って行きたいそうだ。
今回は大掛かりなE/GヘッドのオーバーホールとA/Tのオーバーホール。
デフなどの駆動系のメンテナンスをとのこと。
早速K君とA/Tを降ろすこととした。
デフ、Pシャフト、などは順調に分解。
いよいよミッション。
ちょっと忘れ物をして外し難い体勢になったが無事分離。
そこにはE/Gのクランクシールからのオイル漏れが待っていた。
これを見ては黙っていられない。
ヘッドはちょっと小細工をしてチューニングしようと思うがここが漏れては本末転倒だ。その他じっくり色々見ているとやりたいことも増えてしまう。
前方のみ交換されてはいたが。。。
ミッションマウントもシャフトシールからの漏れでXだった。
これもそろそろ危ない!今年の夏は越えられそうにないな。
しかし救いはエンジンオイルの管理の良さだ。
まるで焼けていない。
頻繁ではないようだが高品質のオイルを使ってきた積み重ねがこのような結果を生んだのだと思う。
無理矢理スラッジを探してみるが非常に柔らかいので問題にすることはないと感じる。
綿棒で軽く取れるくらいだ。
気になるのはブローバイが多いこと。
さてヘッドとピストントップは?
この車両相対的にみてオーナーさん、かなり愛情があると感じる一台。
今回初の仕事が大掛かりではあるが非常に楽しみである。
3.2ヘッドをAMG3.4みたいにできるかな〜♪
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同じモデルW124ワゴン2台セダン1台連続でデフマウント交換しています。
どうせならデフの分解とシール交換。
どうしても漏れるリヤカバー。
序でに防錆処理を軽く。
最近K君作業が早いです。
同じ事を反復練習すると自分のやり方をみつけたりコツをつかんだりと進歩が著しい毎日です。
しかし、やりなれないことはたくさんありますから効率は落ちます。
でも焦ってはいけません。
ぼくも昔は同じでした。
じっくりゆっくり取り組み、必ず自分のものにすると言う気持ちが大切に思います。
単純に時間と工賃を天秤に掛けるような取り組み姿勢は避けて行きたいと思います。
人間の成せる技(業)なんぞは知れています。
技術をひけらかすのではなく、きちんとした結果を生むべく物や方法のみを認め、それに邁進することが大切と感じます。
先日も30万キロオーバーのW126のデフオイル交換をしましたが、ぼくの考え方で粘度の違うオイルを混ぜて使用しています。
デフの状態がよければ音が煩くなることはなく転がりもスムーズであると思います。
いままでより柔らかくなっても静かになることも良くある話しです。
ただ例外はLSD付きデフ。
これは構造が色々あり一概にこれがベストとは言えません。
ぼくが常に書いてきていることは営業行為ではなく、課せられた課題の中を最高のレベルと気持ちで貫き納車まで導く道程でありその中に自分の考え方や修理方法のプロセスの一部を書いているに他なりません。
だから儲からないのかもしれません。
でも妥協できないなぁ〜。。。
本日もうひとつW124関連の記事をUPします。
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