私、岩手県とさしたる関係はありません。
しいて言えば、昔むかしのこと、阿南市の橘湾で石炭火電という大きな発電所ができるとき全国から集まった3000人余の中にタグボートではるばるやって来て工事に参加していた数人の岩手県人と知り合い、ある日の一夜酒を飲み歓談したということくらいしか岩手とはかかわりはなかつたのです。
このときの印象では、小さなタグボートで全国を渡り歩き仕事をしているという人らしからぬ、はったりというものが全くない、どちらかといえば寡黙・朴訥な人々でありました。
こんな岩手をなぜ急に好きになってしまったか。
それは偶然に岩手のある製品を買う機会があり、その製品の品質管理の良さと良い製品であるのに良心的な値段にびっくりし、昔工事現場近くの居酒屋で酒を酌み交わしたタグボートの人々の性格がそのままに岩手県産品に現れているように思われたからなのです。
この木炭を見てください。
きっちりとした包装、私は囲炉裏を焚くため木炭を見かけるとその都度買い求めております。
しかし、こんな包装は初めて、今までは大きな紙袋に投げ込み、重量を合わせただけ、こんなものでした。
長さはきっちりと6㎝に切り揃えられており、これが整然と詰められております。
普通、紙袋詰めのものですと底に屑炭というような粉になったものが多量に入っております。
しかし、これにはそんなものは一切ありません。
ここで、岩手県民の県民性というようなものを調べてみました。
全国の県民性というものを調査した文献があるのですが、それによりますと
おとなしくて 無口
寡黙で辛抱強い
こんな評がなされておりました。
なるほどなあ、こんな丁寧な仕事は我々ガサツな阿波人にはなかなか出来ないことだ、こんな風に思ったのでありました。
きれいな見事な木炭、さっそく使わせてもらいますと炭入れで囲炉裏端まで運びました。
しかし、何か燃やしてしまうのが惜しいような気がします。
少しの間躊躇、そして、岩手を好きになったのなら岩手の産品をどんどん消費すること、これが岩手への応援だ。
こんな思いに至ったのでありました。
|