華麗に舞った剣士たち

剣道で記録と記憶に残る少年〜青年〜中年剣士を追いかけます

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ほろ酔いで2018年を振り返る

どうも酔いも回ってくると、どんどん懐かしい話にそれるという癖があるようだ。
「おっと、いけない」我に返り、
一番聞きたかった質問へと一気に攻め込む!

剣キチ
「小林さんから見て、今年最もブレークした選手はズバリ誰ですか?」

小林
「神奈川県警の田中選手ですね。彼には驚かされました」

剣キチ
「解脱の田中先生の次男さんですよね。本庄第一時代から強いとは思ってたけど、そんなに強くなりましたか?」

小林
「強いなんていうもんじゃないですね。大学に行っていれば4年生でまだ卒業してないんですよ。その年齢で県警のポイントゲッターですから。今年の警察大会は全勝したし、中でもすごかったのは決勝で世界選手権代表の前田選手から奪った勝利です。あれは将来全日本選手権とりますよ、きっと」


ということで、その試合を少しだけ再現してみる。

2019全国警察大会 決勝
大阪府警vs神奈川県警
先鋒 前田康喜vs田中晃司

はじめ!の合図と同時に、
前田が一気に間合いを詰めて飛び込む「メーン」
その面を田中が返して「メーン」
そして、つばぜり合いからの激しい攻防。
2人ともバリバリに気合が入っている。
田中が遠間からトリッキーなメンに行く。
しかし前田はよく見てさばく。

大阪府警の前田は、先日の世界選手権で日本の優勝に貢献した
天下のナショナルチームメンバーである。
一方の神奈川県警の田中は、
4年前のIHでは個人戦で東福岡の田内に2本勝ちするなどBEST16に。
団体戦では本庄第一の大将としてBEST8まで勝ち進んだ。
知る人ぞ知る選手ではあるが、
知名度は前田の足元にも及ばない。
年齢は21歳。
大学に行っていれば4年生で、まだ卒業すらしていないのに、
すでに神奈川県警の主力メンバーというのはそれだけでもすごい。

田中、引き胴から前に出てメン!
よく動く。
そして、決まりはしないが、時たま放つ鋭いコテがけん制の役目を果たし、
前田も容易に攻め込めない。

田中が前に出てメーン!
前田は1歩、2歩下がり、くるりと体を入れ替え
田中に対して左足で強烈な足払いだ!
田中の体が一瞬浮いて、「ドスン!」右肩から床に落下。
倒れた田中に、すかさず前田が逆胴!
逆胴は決まらなかったが、警察剣道の厳しい洗礼だ。
「おーコワ」
間違いなく私なら戦意喪失。
しかしそんなことでビビる田中ではない。
前田は明らかに攻めあぐねていた。

試合時間も4分が経過したころだろうか。
田中が前田の竹刀を表からチョンと抑え、
大きく竹刀をかついでメンにいくぞと見せかけた。
その動きに反応した前田も竹刀をかつぐ、その瞬間、
そのがら空きになったコテめがけて、
田中の竹刀がムチのようにうなりを上げた、
「ピシャリ!」
目にも止まらぬ速さで、田中の剣先は前田の右手をとらえた。
「コテあり!」
その後も前田は攻めあぐね、田中が貴重な1本勝ちを決めた。

この決勝戦は稀にみる大接戦となった。
大将戦、1本リードされて迎えた神奈川県政の勝見洋介が、
大城戸相手に、執念ともいえる飛込面を決めて試合をタイに戻す。

代表戦、神奈川はもちろん勝見。
大阪は、副将の岩切を抜擢。
この采配が見事に当たり、岩切が小手を決めて大阪府警が4連覇を遂げた。

結局、神奈川が敗れることになったが、
田中の存在と大いなる可能性をアピールした決勝戦だった。

小林
「田中選手はほんとに将来が楽しみですね。
それから大阪府警の岩切選手が強かったですね。
間違いなく全国屈指の選手ですよ。
あれでジャパンのメンバーに選ばれていないのが不思議です」

剣キチ
「どうしてかな?」

小林
「30歳という年齢なんだろうけど、西村選手と同じだし、彼の実力を考えればジャパン入りは当然だと思うんですけどね」

剣キチ
「そういえば、大阪府警の岩切選手って、国際武道大の岩切さんとは遠縁にあたるとか、関係があるんですかね」

小林
「もしかすると遠い先祖でつながっているかもしれませんが、関係ないんじゃないかなあ。彼は京都の出身だし。道場は弘道館ですよ」

剣キチ
「そうそう、弘道館。
また話がそれるけど、京都弘道館と言えば、僕らの少年時代、めちゃめちゃ強かったですよ。私の1つ上の中西正人さんを思い出す」

小林
「PL学園から同志社に行ったあの中西さん?」

剣キチ
「小学生時代から小柄ながらとんでもなく強かった。
PLでは石田利也さんと同期だったけど、中西さんが先に2年生でレギュラーになったと思いますよ。同志社に行ってからも、あの鬼のように強い石田さんを押しのけて、関西選手権2連覇ですから。先日、石田先生に中西さんのことを聞くと懐かしそうに話してくれました」

小林
「京都弘道館は今、移転しちゃってかつての弘道館じゃなくなっちゃいましたね」

剣キチ
「そうそう。何年か前に京都を訪れた時に、懐かしの京都弘道館に行ってみたら、跡形もなくなっていてショックだった。警察署まで行って確かめちゃったよ(対応してくれた警察官の方に地図を指さして「ここにあったはずなんです!」って)。
そのあと、2000年の道連中学チャンピオンの吉田智さんから、弘道館のその後を詳しく教えてもらったんだけどなんだか寂しかったなあ」

小林さんと話していると楽しくて、どんどん話が広がって、
どんどん横にそれていってしまう。
で「あれ?なんの話をしていたっけ?」となる。

剣キチ
「そうそう、警察剣道の話だった」

小林
「私としては埼玉県警が残念ですね。3部落ちですよ。私は個人的に田島くんのお父さんには、家が近いのでよく稽古をつけてもらうので、なおさら寂しくて。頑張ってほしいです」

剣キチ
「確か2年前ぐらいには、埼玉は1部にいたよね。そうなんだ残念だけど再起を願いばかりですね」

小林
「埼玉県警と言えば、今年の全日本選手権で平野伸一郎選手が35歳にして初出場でBEST16入りしました」

剣キチ
「平野さんは、2000年インターハイで優勝した高輪の副将なんですよ。高輪を追いかけていた者としては、なんだか他人事でないような気がして嬉しかったなあ。立派だったね。それから茨城は2部へ復帰昇格してよかった。だって、全日本選手権の茨城予選の上位4人が、松(筑波大)、山下(茗渓学園教員)、中根(流経大)、佐々木(筑波大院)で、県警が一人も入れなかったんだから。尻に火がついたんじゃない。3部の決勝で皇宮に敗れたけど接戦だったし、茨城出身の人間として嬉しいよ」

もう、酔いが回ってきて完全にタメ口になっている。

剣キチ
「そう言えば、来年の横浜七段戦の出場選手、そろそろ決まったんじゃないの?」


小林
「決まりましたよ。〇〇と〇〇と〇〇と・・・(16人の名前が出てくる)
16人という枠が決まっているから、新たに加わる人がいれば、その分だけ去る人もいます」

剣キチ
「なるほど。いいメンバーですね。今から楽しみだなあ。去年の橋本桂一選手は鬼のように強かったけど。あの強さが、たまたまと言われないように頑張ってほしいね。まあ、昨年敗れた松脇選手や権瓶選手らが黙っていないだろうけど(笑) 考えただけでリベンジは怖そう。内村選手や木和田選手もいるし、少なくとも昨年のようにはなかなかいかないだろうね」

小林
「面白くなりそうでしょ」


剣キチ
「大学剣道はについてはどう?」

小林
「明治はあれだけのメンバーを揃えていたので、本音で言えばもう少し頑張るところを見たかったなあ。まあ、でも、山田くんは全日本学生選手権獲ったし、チームとしても惜しいところまでは行ったんですよね」

剣キチ
「なんだかんだ言っても山田くんは、先日の全日本選手権でベスト16だし大したもんだよね。最後は竹下選手にいいところ打たれて完敗だったけど。あの年齢としては逸材には違いないよ」

小林
「明治で言えば、梶谷くんが先日の新人戦で頑張りましたね。
梶谷くんは、一時退部説もあったようですよね。その梶谷くんが、星子くんとの代表戦で勝利したのには感動しましたね」

剣キチ
「星子は5月の関東選手権でいきなり優勝。全日本学生選手権が3位。そして、なんと言っても世界選手権ではフル出場で優勝に大きく貢献。学生の中は飛びぬけた存在になっていたところ、元チームメイトのライバルが、その勢いを止めたというのが、筋書きのないドラマだったよね」

小林
「しかし、筑波はいい選手がそろってますよね」

剣キチ
「ほんと。筑波の新人戦のメンバーを見たら、一昨年の明治みたいに目がくらむね。星子、松、橋本、白鳥、森山、近本、遅野井って。寒川が控えになっちゃうのだから。その筑波に明治が勝ったんだから」

小林
「剣キチさんとしては、何と言っても中大の活躍じゃない」

剣キチ
「そうなんだよ。僕が、ここ10年くらいの中で中大が最も優勝に近いと思ったのは、梅ケ谷が3年生の時のチーム。村上武、永井、梅ケ谷、曽我、ダブル佐藤、染矢、そしてヘンリーと。圧倒的でしょう。ところが決勝で大体大に敗れる結果に終わり、これで当分優勝から遠ざかったかと思っていたら、今年の快進撃だから」

小林
「全日本の優勝は、確か24年前の北原さん(現監督)が大将の時以来ですよね。あの時のメンバーは強烈だったなあ。ちょうど僕と同じ世代なんですよ。懐かしい」

剣キチ
「あの時の中大はそれこそドリームチームだったね。北原、浅田、今泉、田中、本間、田沖、小田口だよ。どこをどうしたら優勝しないということがありうるの。っていうモンスターレベル。決勝戦なんて大体大相手に前4人で決めちゃうし。ちなみに、あの時の大体大の大将が清家さんだったんだよね。だから24年の時を経て、今度は息子さんが中大で、しかも彼の勝利で優勝という感動的な話。
今年のメンバーは、染矢、丸山、本間、川井、鈴木、清家、黒木でしょ。高校時代の大将は筑波の5人に対して、中大は染矢、川井、清家の3人。彼らは中大に入ってからぐんぐん力をつけてるんだよね」

小林
「今年の中大、関東2位、全日本優勝、関東新人戦優勝は素晴らしいですね。
来年の学生剣道は混戦が予想され、これまた楽しみですね」

店員
「お話し中失礼します。23:30ですので、まもなく閉店になります」

剣キチ
「えー?まだ全然話したりないなあ。ていうか、今回ほとんど僕がしゃべってない?」

小林
「まあまあ、剣キチさん。新年会もやりましょうよ」

剣キチ「やろう!やろう!」

【文中敬称略】

ほろ酔いで2018年を振り返る

みなさん大変ご無沙汰していました。
私はとりあえず生きています。

12月某日。
新宿の夜景を一望できるムーディー?な店にて。
剣道時代の小林編集長と2018年を振り返る忘年会をやりました。
年のしめくくりぐらいブログに書いておくことにしました。
しかし話の多くはオフレコなので
ここには書けず残念ですが(笑)。


剣キチ
「なんだか恋人同士が来るような雰囲気の店ですね」

小林
「いいじゃないですか。仲良くやりましょう(笑)」

剣キチ
「じゃあ、恋人気分で。かんぱーい!
それでは、今年の出来事を振り返っていきましょうか。本音でね(笑)
まずは世界選手権からですかね。小林さんは現地に行ったんでしょ」

小林
「もちろん行きましたよ。
日本代表はよく頑張ったと思います。韓国との決勝戦についていろいろと批判する人もいますが、日の丸を背負って、それこそ命がけで頑張って王座を死守した選手に対して、少なくとも僕は批判なんてできませんね」

剣キチ
「きれいな剣道で圧勝!というのが、見る側の勝手な希望なのでしょうが、あの状況では無理ですよ。ボロクソに批判している人を見ると、あなた何様ですか?と言いたくなりますよ。僕は安藤選手の『絶対に負けられない』という勝利への執念が、あのような試合をさせたんだと思うと涙が出そうになりましたよ。
ところで、韓国開催ということで、心配もあったと思いますが、会場の雰囲気はどうでした?」

小林
「試合前に、審判長の岩立三郎先生と話をしていたのですが、『1988年ソウル大会を思い出してしまう。あんなことにならないよう祈るよ』とだいぶ心配されてたんですよ」

剣キチ
「あの時はブーイングもひどかったけど、審判への猛抗議とか、なんせ観客席からモノが飛んできたからね。あれは衝撃的だったね」

小林
「今大会、マナーはだいぶよくなったと思いますよ。まあ、日本の大会よりはにぎやかでしたけどね(笑)。あえて言わしてもらえるなら、審判のレベルがもう少し上がればいいんですが。でもそれも随分と努力しているから、これから変わってきますよ」

剣キチ
「僕は、今、日本の最強選手は西村選手だと思ってるんです。あの強さは半端ないでしょ。歴代の強豪選手の中でもかなり強いと思うなあ。西村が負けるところを想像できないし。その西村が個人戦で韓国選手に敗れ、そして決勝戦でも追い詰めながらも負けてしまった。あれってどう思いますか?」

小林
「西村選手は確かに最強かもしれませんね。普段の西村ならば、あの決勝戦、どんなに悪くても引き分けには持っていけたはずです。ところが1本先取しながら2本獲られて負けた。個人戦も同じ。それが世界剣道なんですね。実力通りに行かないというか、ほぼ勝っていながら負けるとか、ドーハの悲劇みたいに」

剣キチ「なんなのでしょうね。魔物が棲んでるとか? でも韓国選手が強いことも確かですね。それと、これを言っても始まらないけど審判の問題は少なからずありますね」

小林「決勝戦は、先鋒の前田が引き分けて、次鋒の星子が小手を決めて1本勝ち。中堅の竹ノ内がすごい面を決めて1本勝ち。さらに副将の西村が先にメンを決めたでしょ。えっ?これって、あっけなく勝っちゃうんじゃないの?しかも大差で・・と思っちゃいましたよ」

剣キチ
「そうそう。あの時点で日本の優勝を確信しなかった人はいないんじゃないの」

小林
「でも、そのまま終わらないのが世界大会。最後は本当にどっちが勝ってもおかしくなかったし」

剣キチ
「なんだかんだ言っても韓国選手は強いですよ。
しかし、星子の活躍は立派だったよね。20歳の若さで、あの大舞台で全勝して優勝に貢献するんだから、ホント驚いたね」

小林
「あの大舞台で強さを発揮する星子は、実力はもちろんメンタルが強いですよね」



剣キチ
「さて、話が変わって高校剣道。今年の島原は例年にも増して強かったですね」

小林
「確かに今年の島原は九州学院と双璧だったと思います。剣道時代でも10月号で島原特集をやりましたし」

剣キチ
「あの特集は面白かったなあ。私は渡邉先生のことは本当にすごい人だと思っているから。実は夏の大会前に渡邉先生と福田先生と3人で飲む機会があったんです」

小林
「3人で?そりゃあすごいメンバーですね」

剣キチ
「そうなんです。県立の進学校でありながら、実績のない選手を全国トップレベルに育て上げてきた島原の剣道を、私は勝手に渡邉マジックと言ってきましたが、その渡邉先生に直接話を聞いてみたかったんです」

小林
「それで強さの秘密がわかりましたか?」

剣キチ
「なんどなくね(笑)
でもはっきり分かったことがあるんですよ。
渡邉先生のすごさは選手を鍛える技術もさることながら、選手を見る目の鋭さなんです」

小林
「たとえばどんなふうに?」

剣キチ
「こんなことがありました。ある年の女子チーム。2人のトップ選手のうちどちらを大将にするか迷っていた時のこと。その2人が寮のテレビで小学生による30人31脚全国大会の番組を見ていました。それで優勝したチームの先生がインタビューで感動的なコメントをした。それに対してAさんは「すばらしい」と感動し、Bさんは「こういう先生って意外と職員室で嫌われてたりするんだよね」と言った。この会話を聞いて、渡邉先生のモヤモヤがパーッと晴れたんだって。どちらの反応が正解という優劣ではない。Aさんはその素直さが長所だ。しかし渡邉先生は、Bさんの(ある意味ひねくれた)別の角度からの観察力、これが大将に必要なのだと直感し、それからBさんを大将に据えた。結果、その年の島原女子は全国大会3冠という大成功を収めたんですよね」

小林
「なるほど、そんな逸話があったんですか。渡邉先生らしいですね」

剣キチ
「渡邉先生はそんな大監督であり、学校長でもあり、しかも私よりも年上でありながら、こんな半端人間の私に対しても礼をもって接していただいて、本当に人間のできた紳士だと思うんです」

小林
「剣道時代の特集でも、『今は福田先生が指導の主役ですから、僕よりも福田先生をちゃんと出してください』と気を使って仰るんですよね。でも結局は渡邉先生の方が多くなってしまったけど(笑)」

剣キチ
「渡邉イズムを引き継ぐのは並大抵のことではないですよね。
飲んだ時に、渡邉先生は私にこう宣言したんです。『玉竜旗は黒川がやってくれますよ』 結果その通りとなりました。決勝で重黒木を破って島原に2度目の大旗をもたらしたのだから。選手一人ひとりの調子を的確に観察し、今度の玉竜旗では黒川が重黒に勝つ!と予想していたということですよ。驚きました」

小林
「なるほど。あの時の黒川くんは強かったですね」


剣キチ
「そして、今年の高校剣道を九学、島原とともに育英が盛り上げてくれました。
インターハイ準優勝、魁星旗準優勝、玉竜旗3位、選抜BEST8という過去最高の成績。
特に後ろ3人(松澤尚輝、榊原彬人、福岡錬)は、相手が誰だろうが互角に戦えるメンバーを揃えたし、昨年からの出場経験もある。中でも松澤のメンタルの強さは定評がある。魁星旗では九学との大将戦のガチンコ勝負で松澤が勝ちましたからね。この魁星旗の試合ぶりは、飯田監督のフィナーレを飾る今年の育英大躍進を期待させました」

小林
「そうでしたね。
育英は浦先生が正式に監督になりますが、飯田先生も残るらしいですね」

剣キチ
「そうですよね。飯田先生に会えなくなったら寂しいし、よかった。
今、多くの高校で指導者の世代交代を迎えていますね。島原、桐蔭学園、そして育英。強豪チームが強豪チームであり続けることは大変だけど、頑張ってほしいですね」

小林
「甲斐先生のように日章学園という新たな道を選んだ先生にも頑張っていただきたいですね。それにしても今年のIH女子個人3位入賞は素晴らしいですよね」

剣キチ
「3位になった池田仁美さんは、中学時代はほとんど剣道やっていなかったみたいですよ。甲斐先生が高校でその素質を見出してここまで育てたのだから、やっぱ甲斐先生ってすごいや。しかし、いまだに甲斐先生が女子を指導する姿が想像できないんだけど(笑)」

小林
「宮崎は、高千穂が復活して強いですからね。野口先生も気合入っているし。
宮崎予選を勝ち上がるだけでも大変ですよね」


剣キチ
「そういえば、小林さんは君島先生とも仲いいんでしょ」

小林
「まあ、仲が良いというか、僕は剣道時代に入社した時のIH優勝者が水戸葵陵の平岡右照くんで、ずいぶんと取材をしたので、その時からの付き合いなんです。平岡くんは結婚式にも呼んでくれましたよ」

剣キチ
「そうでしたね。
全日本選手権の時に武道館で君島先生に会いました。葵陵の選手全員連れて宮本敬太の応援に来たんだって。来年はどう?と聞くと、『今年のメンバーが3人残るし、茨城国体ですからね。頑張らなくちゃですよ』って」

小林
「そう、茨城国体ですね」


剣キチ
「葵陵は、昨年は寒川、今年は岩部や棗田の活躍で、すいぶんとエキサイトさせてくれました。来年は、鈴木、新谷、木村の3人が中心になってもそこそこやると思います。
それにしても、やっぱり九学は強いですね。重黒木は、IH個人では6年連続決勝進出はならなかったけど、全国選抜、IH団体優勝、そして国体優勝も久しぶりですしね。最終的には歴代の偉大な大将たちに肩を並べる立派な働きだったと思います」

小林
「これだけ勝ち続けるのは並大抵のことじゃないですね。米田先生はほんとすごいですよ」

剣キチ
「ところで、九学とかつてのPLと比べるとどう思いますか?」

小林
「比較するにはあまりにも時代が違いすぎますね。
以前〇〇さん(PL出身の有名人で学校の先生)にインタビューした時のこと。PL時代に一日どのくらい稽古してましたか?の質問に、〇〇さんははっきり答えずはぐらかしたんです。私が想像するに、当時のPLなら毎日6時間はやっていたと思うんですよ。そりゃあ強くなりますよ。もともと全国からトップクラスの生徒が集まってきて、その生徒を死ぬほど鍛えあげるんだから。今、これだけ稽古している高校はないでしょう。逆にあったら問題じゃないですか。だから〇〇さんははっきり答えなかったんじゃないかなあ。PLの偉大さは、卒業生の活躍を見ても一目瞭然ですね。九学もだんだんその域に入ってきていると思いますが、これからでしょうね」

剣キチ
「そりゃあ八段先生の数では圧倒的にPLですけど、タイムラグがあるのは仕方ない。あと20年すれば九学が逆転するかもしれませんね。しかし、全日本選手権の決勝戦は2年連続で九学対決(西村vs内村)ですしね。また、今年の全日本学生優勝大会の決勝戦は選手14名中5人が九学だし(本間、鈴木、黒木、佐藤、星子)。これは尋常なことじゃないですよ」


小林
「剣キチさんが追いかけていた黄金世代(2013年に高3)は今でも活躍してますね。
久田松くんが愛知代表で全日本に出るとは。しかも2回勝ってBEST16ですね。それから宮本敬太くんは、今回も残念ながら勝見洋介くんに敗れましたが、なんぜ新人にして東京予選1位通過ですからね。すごいですよ」

剣キチ
「久田松くんの活躍は本当にうれしかった。選手権は、小林さんのおかげで間近で応援してました。1回戦は早稲田の先輩の嘉数に勝利、2回戦も勝利。僕の前を通って行く久田松くんに直接声をかけることもできてよかった。3回戦、さすがに安藤選手には歯が立たないかなと思いきや、延長で敗れはしたものの気迫十分の素晴らしい戦いでしたね」

小林
「そもそも久田松くんが警察に行くとは思ってなかった」

剣キチ
「彼はずっと剣道日本一を目指してきていたから、他の選択肢はなかったんじゃないかな。少年時代から全国トップクラスにいて、常に優勝に近い存在でありながら、団体・個人ともに日本一がないんです。努力家で負けず嫌いの彼には、いつか必ず日本一になってやるぞと燃えています」

小林
「頑張ってほしいですね」

剣キチ
「この黄金世代は、今23歳だけど、すでに全日本選手権では梅ケ谷と宮本の2人が3位入賞。BEST8に真田。BEST16に今回の久田松と昨年の宮本、社会人1年目にしてすでに過去4人がBEST16以上に入賞している学年なんて、過去にも聞いたことないし、ダントツですよ」

小林
「ホント、そう考えるとすごいですね。僕はあの学年で最も印象深かったのは、中学生時代の勇大地くんですね。中学生にしてあの強さと大物感は衝撃でしたよ。末恐ろしさを感じた」

剣キチ
「勇くんは、僕もなんだこの選手はと驚きました。これは同学年の佐々木くんから聞いたんだけど、中学時代は『勇大地のマネ』が全国的に流行っていたというから影響力も大きかったみたいだね。その勇くんが東福岡に入っていきなり玉竜旗で大将。強豪校で1年生大将ってないでしょ普通。まったく勇くんには驚かされっぱなしだったねす」

小林
「そうでしたね。しかし、あれほどの逸材でしたから、勇くんにも剣道一筋でやってほしかったという少し寂しい思いもありますね」

剣キチ
「ついでに聞くと、今年の話題からそれるけど、いままで見てきた少年剣士の中で、だれが最強だと思いましたか?」

小林
「最強と言えば、東松館の田島くんですね。あの強さはヤバかった。大人もなかなか勝てないと思いましたよ」

剣キチ
「田島、安田という2人の天才少年が全国を席巻しましたね。あの強さは先輩たちも脅威だったでしょうね。
僕にとっての最強少年はやっぱ雨谷武蔵くんかなあ・・・」

話は今年の話から、どんどん懐かしい話へと入っていってしまうのであった。

(次回へ続く)
【文中敬称略】

皆様お久しぶりです。
いよいよ選抜が明日に迫ったので、
自分のメモとして書き始めましたが、
ブログ掲載用の記事はやはり終わりませんでした。
投稿はやめようかとも思ったけど、
途中まででも掲載することにします。
中途半端でごめんなさい。

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いよいよ全国選抜だ。

やはり今年も九州学院が強いことには変わりない。
西の横綱が九州学院に対して、東の横綱が佐野日大といったところか。

ただ上位はかなり肉薄しており、
現に九州選抜では九学は優勝を逃し、福大大濠が九州の頂点に立った。
福大大濠はその勢いで選抜優勝を目指す。
また、創部1年目、全員1年生にしてIH出場という衝撃のデビューを果たした明豊が、
いよいよ今年3年目を迎え、満を持して全国制覇を掲げる。
冒頭で東の横綱と表現した佐野日大は、3月に入って関東2大会を制すなど、
いよいよ乗りに乗っている。初めて全国のてっぺんまで上り詰めるか。可能性は十分にある。

この4チームに加え注目のチームは。
近畿では育英の強さがキラリと光る。
昨年、横藤を中心にあれだけ強いチームを作ってきた飯田監督だったが、
実は昨年の登録メンバー7人中5人が2年生。
育英はむしろ今年のチームだったのだ。もちろん先月の近畿選抜は優勝だ。
そして静岡代表として、
昨年は1年生主体のチームで島原を破ってアッと驚かせた磐田東。
静岡勢として昨年の浜名同様に、いやそれ以上に期待させられるチームだ。

そして常連である水戸葵陵と島原。
さらには、九州勢が各県代表ともに強い。
昨年IH優勝の高千穂
1年生中心だが龍谷を破って出場を決めた敬徳
島原を下し長崎を制した西陵
粒ぞろいの鹿児島商
いずれも上位進出の力を秘めている。

ここまでの記載をまとめる。

4強候補の注目チーム
○九州学院(熊本)
○佐野日大(栃木)
○福大大濠(福岡)
○明豊(大分)

上位進出の実力を持つ注目チーム
○育英(兵庫)
○水戸葵陵(茨城)
○磐田東(静岡)
○島原(長崎)
○高千穂(宮崎)
○敬徳(佐賀)
○鹿児島商(鹿児島)
○西陵(長崎)

さて、全校選抜大会の組み合わせを見ていこう。

全体を4つのブロックに分ける。

左上ブロックには、福大大濠と水戸葵陵がいる。
そして、西陵がどこまで上がってくるか。

福大大濠と水戸葵陵の2校は
勝ち上がると2回戦で激突するのがもったいない。

福大大濠は、
大将の木島を中心に粒のそろったチーム。
爆発的な勝利というよりも堅く繋ぐゲームメイクで勝利を重ねてきた。

福岡は激戦区というのは周知の事実だが、今年は超激戦となっている。
ライバルの東福岡とは、
なんと、福岡中部ブロック、福岡県大会、九州選抜大会と
すべて決勝で当たって、福大大濠が優勝を重ね、東福岡が準優勝である。

今回の全国選抜は残念ながら福岡は1チームしか参加できなかったが、
もし2チーム枠だったら、
中部ブロック、県大会、九州選抜、
そして全国選抜までも
すべて両校の決勝ということだってありえたかもしれない。

さて、福大大濠で大将を務めるのが木島飛翼。
宮崎県の神武館道場出身。中学時代は50回記念道連大会の全国チャンピオンだ。
ちなみにこの時の2位が光龍館の岩部で、現在水戸葵陵の大将である。
3位には九学の深見がいる。皆高校で活躍している。
木島はさぞかし高校進学の際に引っ張りだこだったろう。
ある監督も「ああ、木島がうちにいてくれたらなあ」とため息を漏らしていた。
先日の九州選抜では、決勝まで勝ち上がり、
最後は九学の重黒木に敗れるも、九州No.2の実力を示した。

東福岡の中山とは必ず当たる因縁のライバル。
九州選抜の決勝では大将戦となったが木島がメンの2本勝ちで決めた。
やはり大将の仕事は大きい。

新チームで副将を務めるのが長野和生。
如水館では大将を務め各種大会で活躍。神武館旗のチャンピオンだ。
満を持して登場してきた。
そして昨年からレギュラーとして活躍する中山寛大と井上亮太郎。
中山は福岡十生館出身で中学時代は道連大会個人ベスト8の実績を持つ。
井上は福岡の護国少年剣道部出身で
都道府県対抗少年大会に副将として出場し優勝。
この時の大将は、同じ福大大濠のチームメイト政野優樹だ。

また、1年生には龍虎がいる。
池田龍ノ介と池田虎ノ介だ。
もちろん2人とも出身は福岡如水館。
高校剣道で一番有名な双子なのではないだろうか。
とんでもないDNAを持った2人。そのプレッシャーをものともせず、
今年はまさに実力で全国に名を馳せようとしている。
こうしてみると、今年の福大大濠は確かに粒ぞろいだ。


さて昨年のIHでは、王者九学に黒星をつけた水戸葵陵。
日本一に限りなく近いチームだったが無念にも無冠に終わった。

今年の水戸葵陵はどうか。
新チームになってから、つくばね旗や大野旗で優勝するも、
茨城新聞社杯と、先日の関東近県高校選抜では、いずれも佐野日大に僅差で敗れる。
また、選抜茨城県予選では、決勝では土浦日大に大将戦で涙を飲んだ。

水戸葵陵の大将を務めるのが岩部光だ。
1年生時からその強さは手が付けられないほどで、寒川と双璧と目されていた。
そのプレッシャーからか、昨年から若干調子を落とし気味だが、
あるきっかけで覚醒すれば
他チームにとっては間違いなく脅威の存在となるだろう。

副将は棗田龍介。広島県の亀山剣道クラブ出身で昨年からレギュラー入り。
玉竜旗では3回戦で4人抜きを見せた183cmの長身選手。
1年生には阿見中出身で全中個人2位の鈴木龍生を中心に、
和歌山西浜中出身・新谷剛史と、群馬の藪塚本町中出身・木村恵都がレギュラーとして参戦。
3年生中心だった昨年の葵陵の完成度は、夏に向けて完璧に高まったが、
今年の葵陵はまだまだ発展途上、これからが楽しみである。


と、この調子で全ブロック書こうと思ったが、残念ながら時間切れのため端折ることにする。


左下ブロック
九州学院と磐田東に注目

九州学院はやっぱり今年も強い。
いや昨年の九州学院中学の実績も考えると、ここ少なくとも3年間は抜群に強い。
新年度を占う年末の若潮杯での優勝。
ところが、九州選抜では大濠に苦汁を飲まされた。
もっとも、史上最強かと言われた星子・梶谷らの2016年九学も、
九州選抜を逃しているのだから、まあそういうこともあるだろう。
3月11日に行われた、全国選抜の前哨戦ともいえる大霧島旗での優勝は
やはり九学強しを印象付けた。

大将の重黒木祐介は、九州選抜でしっかり個人優勝を果たした。
さすがは重黒木だ。やっぱり九学の大将を張ると勝負強さが格段に増すのだろう。
そして副将には深水皓斗か。この2人がいるだけで九学ズルいと言われそうだ。
さらに、先月の九州選抜で個人BEST8に名を連ねた池内暢斗。
東松舘大将の小川大輝。全中優勝メンバーの末永雄大。
1年生にも相馬、岩間など、その層の厚さは毎年のことだけど驚くばかり。
他チームにとって九学を破るのは至難の業であることは、
今年もなんら変わらない。

磐田東は、昨年2年生チームで大活躍してきた。
冒頭でも書いたが、昨年の選抜ではあの島原を破ってしまったのだから。
そして静岡県内では、浜名と激戦を繰り広げ、この2校の存在が、
静岡のレベルをグンと引き上げたことには間違いない。
昨年の国体4位入賞も納得だ。
今年の磐田東は間違いなく全国上位を目指せる。
特に大将の野瀬俊也の勝負強さは筋金入り。

あれれれ。

久々の投稿だと言うのに、ここでタイムアウトになってしまった。
(端折ってしまったチームには大変誠に申し訳ありません。)

右上ブロック
明豊と育英に注目。

右下ブロック
佐野日大と島原に注目。

中途半端でごめんなさい。

私は決算期末で、仕事の踏ん張りどころではあるが、
明日からの全国選抜、魁星旗はホントに楽しみである。

【文中敬称略】

たいへんご無沙汰しております。
七段戦の感動をつづることにしました。



第5回全日本選抜剣道七段選手権大会(横浜七段戦)

2月4日(日)

「優勝候補は誰だと思います?」

この大会の共同主催者である剣道時代の小林編集長に尋ねる。
すると、
「この大会は16名全員が日本のトップレベル。
 全員が優勝候補というコンセプトですから
 答えられません」
小林は笑ってそう答えた。


なるほど。

私も誰が勝つかなど、皆目見当がつかない。
いや当の選手たちも全くわからないだろう。

と言いながらも、
私は今回初出場の内村選手が最も優勝に近いのではないかと予想していた。
なぜなら、37歳の最年少。
しかも、わずか3ヵ月前に行われた全日本選手権で決勝まで行った
いわば現役バリバリである。
全日本の決勝こそ、西村のスピードに翻弄された感はあったが、
試合の巧さは出場者の中でも際立っていた。

それから、昨年優勝の寺本選手。
42歳にして、いまだ衰え知らず。
いやむしろ、間の取り方、打突の機会、試合勘などは、
むしろ進化しているだろう。
強靭で隙のない寺本は、昨年とてつもない強さで優勝し、
会場全体を驚嘆させた。

そして、木和田選手。
昨年は準決勝で、大阪府警の先輩である清家に敗れたが、
木和田の必殺技であるコテの鋭さ、的確さは、誰も及ばないだろう。
同門で木和田を知り尽くしている清家だから、
あの木和田のコテを封じたが、
そう簡単にはいかないだろう。

さらにもう一人挙げるなら、やっぱり高鍋選手。
昨年は決勝トーナメント1回戦で寺本のメンに屈したが、その差は紙一重。
一昨年には本大会初の2連覇を達成。
昨年までの4回すべて予選リーグ通過。
往年の輝きにさらに磨きがかかっている感じだ。
得意の高速メンやツキも冴えきっている。

出場選手を見た時に、
私は密かにこんな予想を立てていた。

さて、出場選手とリーグをここでおさらいする。

Aリーグ
内村良一(警視庁・37歳)
古澤庸臣(熊本県警・40歳)
北条忠臣(神奈川県警・41歳)
清家宏一(大阪府警・44歳)
Bリーグ
木和田大起(大阪府警・39歳)
東永幸浩(埼玉県警・40歳)
権瓶功泰(警視庁・40歳)
小田口享弘(三井住友海上・43歳)
Cリーグ
岩下智久(千葉県警・39歳)
米屋勇一(埼玉県警・41歳)
小関太郎(警視庁・41歳)
寺本将司(大阪府警・42歳)
Dリーグ
橋本桂一(伊田テクノス・37歳)
古川耕輔(大阪府警・38歳)
松脇伸介(警視庁・39歳)
高鍋進(神奈川県警・41歳)

しかし錚々たるメンバーをよく集めたものだ。
まさに夢の競演。

説明する必要もないだろうが、
全日本チャンピオンが4人
寺本・高鍋(2回)・木和田・内村(3回)
さらに世界・全日本選手権上位進出者がズラリと並ぶ。
さらに今年の特徴としては、
過去4大会で実業団選手が1度も出場することがなかったが、
今年は、小田口、橋本の2名が選出された。

出場選手だけではない。
審判団も超一流。
もっと言えば、一昨年の全日本選手権者である勝見洋介が、
普通にスタッフとして働いているのにはギョッとする。
そして観客も。
廊下を歩いていると、「こんちは」と挨拶されたので、
ふと見ると警視庁の竹ノ内と加納ではないか。

選手控室を覗くと、選手同士なごやかな雰囲気の中にも、
絶対にオレが勝ってやるといった緊張感が漂っていて、
ちょっと近づきがたい感じだ。


さて、各リーグの組み合わせを見て、
真っ先に目に留まったのがBリーグ。
これはすごい!
4人中、小田口、東永、木和田の3人が中大出身。
特に、小田口と東永は同じ鹿児島商工出身、
東永は3歳年上の小田口の強さに憧れて、
鹿商工、中大と追いかけた。
そして、東永の1学年下の木和田の2人は、
中大チームメイトとしてともに戦った。
さらに、東永と権瓶は同学年で、
全日本学生選手権の決勝を戦った因縁のライバル。
その時は権瓶が優勝した。

他のリーグも楽しみ満載。
例えばAリーグにおける、出場最年少の内村37歳と最年長の清家の戦い。
七段という、剣道における転換期。
パワー&スピード剣道から、
より美しく、より洗練され、研ぎ澄まされた
芸術的で、クオリティーの高い、
剣道の理想形に向かって深い境地に入りつつある清家。
対する、いわば現役バリバリを卒業したばかりの内村が
いったいどういう戦いをするのかは興味津々。


さて、今大会の予選結果であるが、
Aリーグは4人が総当たりするわけだが全員が引き分けという珍しい結果となった。
勝ち点は全員が同じだが、取得本数で、北条と古澤の2人が抜け出た。
優勝候補と目していた内村も、圧巻の上段で昨年決勝まで行った清家も、
負けずして、いや1本も取られずにして予選敗退となった。
残念である。

Bリーグは、前述の通り、因縁の絡み合った4人。
東永は、憧れの小田口には引き分け。後輩の木和田にコテを取られ。
学生選手権決勝の再来は、権瓶が巧さで勝利した。
権瓶は小田口に対しても2本勝ちを決めるなど本日絶好調で予選1位通過。
2位は木和田。

Cリーグは、昨年度優勝の寺本と小関が抜け出した。
それにしても寺本の迫力はスゴイ。
とても42歳とは思えないスピードとパワーだ。

Dリーグは、高鍋に注目したが3引き分けで脱落。
そんな中、なんと実業団の橋本が古川に2本勝ち、松脇と高鍋からそれぞれ1本ずつ奪って引き分けと大奮闘。
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橋本選手vs高鍋選手
(写真提供:藪田 豊 氏)

そしてもう一人が松脇だ。その松脇が強いのなんのって。古川に対してド迫力のツキを2本見舞った。
そしてDリーグ1勝2分で並んだ松脇と橋本が、リーグ順位決定戦を行った。
ノリノリの松脇が相面を制した。試合時間わずか5秒だった。
イメージ 5
松脇選手 ド迫力の突き!
(写真提供:藪田 豊 氏)



さあ、決勝トーナメントが始まった。


■準々決勝

北条vs橋本
剣先の攻防戦だ。橋本が出ようとすると北条が橋本の剣を殺す。
延長戦。北条有利かと思った時だった。その北条が決めに出たところを、待っていたかのように、絶妙のタイミングで橋本のコテが決まった。
なんと、橋本が第1回チャンピオンとのガチンコ対決を制して準決勝進出!
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準々決勝 橋本選手が北条選手にコテを決める
(写真提供:藪田 豊 氏)


権瓶vs小関
今日の権瓶は恐ろしく技がキレている。あの巨体にして、スピード溢れる小関にも勝る動きだ。そして、小関が前に出るところ会心のコテを決めた。その反応の速さにも驚かされた。
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準々決勝 権瓶選手vs小関選手
(写真提供:藪田 豊 氏)


寺本vs木和田
私の横でウォーミングアップしている木和田の独り言が聞こえる。
「今日は同門ばかり・・・」
その通りである。予選リーグでは、中大の大先輩である小田口、そして東永との同門対決。
そして、このトーナメント初戦が大阪府警の先輩。
試合開始、勝手知ったる相手、互いにかなりやりにくい感じだ。
「ドカーン!」
寺本の重量感あふれるメンだが決まらず。
ただでさえ大きな2人。打突や体当たりでは火花が散るようなド迫力だ。
寺本が間を詰める。何か来るぞ!
と思った瞬間、木和田がお家芸のコテではなく、
綺麗なドウを決めた。


松脇vs古澤
会場に響き渡るのは松脇の猛獣のような掛け声。
私だったら、松脇の気迫と掛け声だけでビビりそうだ。
力でねじ伏せるようなそんな気迫の松脇と、小兵ながらスピードと抜群の試合勘で相手を翻弄する古澤。
その古澤が松脇の懐に飛び込んだ!
そして逆ドウ。
「お見事!!」思わずそう言ってしまった古澤のドウだった。
ところが、その数秒後には、松脇の上空から叩きつける、
そうジャイアント馬場の「脳天唐竹割」のようなメンが炸裂。
あっという間に1-1に戻した。
延長。
松脇今度は片手突き!惜しい。
そして古澤が一歩前に出たところ、
松脇のあのメンが再び炸裂。
松脇、強いなあ。
この試合を見た時には、優勝は松脇だ。と思った。


■準決勝1

橋本vs権瓶

「しかし橋本はよくぞここまで勝ち上がってきたものだ。
実業団選手が出場したというだけで栄誉なのに、
3位入賞とあっては伝説の実業団剣士として語り継がれるだろう」
この試合が始まる時に私はそう思った。
そう、言い換えれば、権瓶が勝つことをこの時点で疑っていなかったような気がする。
から「3位入賞」と勝手に思ってしまったのである。

試合が始まった。

「いやああああ!!」

会場が割れんばかりの、もの凄い橋本の掛け声。
今日の選手の中でも際立って大きい。
それだけ気合いが入っているという証拠であろう。

橋本がスーッと間合いに入った、飛び込んでのメンだ!
旗が1本。惜しい。
しかし、惜しいメンを打った橋本にその直後、
厳しい洗礼が待っていた。
権瓶の巨体が、ドーンと橋本を突き飛ばした。
橋本たまらず道場にひっくり返る。
そこをすかさず権瓶が容赦なく打突!
「おー、怖(コワ)」

権瓶が前に出る。
「コテ―!」
橋本たまらず下がる。
するともう一本。
「コテ―!」
そして、権瓶がまたまた橋本に体ごと激突!
ダンプに衝突された人間のように
橋本吹っ飛ぶ。
飛んで転がる橋本に向かって、さらに
「コテ―!」
おお、背筋が凍るような権瓶の厳しさを感じた。

延長戦となる。
権瓶がメンを誘うようなトリッキーな動きをする。
しかし橋本は翻弄されることなく、
中心から攻めて、突き!
そしてふわりと軽やかに間合いを詰めたとこで、鋭いメンだ!
なんとなんと、橋本が権瓶まで倒してしまったではないか。
イメージ 8
準決勝 橋本選手が権瓶選手に鋭い面を決める
(写真提供:藪田 豊 氏)


■準決勝2

木和田vs松脇

「ん?この試合覚えがあるぞ」
と思っていたら、木和田が苦笑いしながら隣の人に囁く
「まただよ、昨年と同じ」
そう、昨年はトーナメント1回戦で当たり、
木和田が得意のコテを決めて勝利していた。
この2人、同学年で、これまで何度も対戦してきたことだろう。
昨年勝っている相手なのだが、やっぱり木和田にとってイヤな相手なのだろう。
特に今日の松脇は、いつもよりさらにパワーアップしているように感じる。

その松脇が間合いを詰める、そして前に出たところを、
木和田の伝家の宝刀が炸裂!
見事なコテを決めた。
デジャブだ。
やっぱり昨年と同じか。
しっかしいつ見ても木和田のコテはスゴイ。

今度は1本先取した木和田が前に出る。
そして何かをしかけようとした瞬間。
「ドーン!」
今度は松脇の大砲が、木和田の面をしっかりと捉えた。

「おおー」あまりの鮮やかさに会場全体から唸り声があがる。
「これはホントにどちらが勝つか全くわからないぞ」

松脇が攻める。
負けじと木和田も攻めようと一歩前にでた瞬間だった。

「ジャストミーーーート!!!」
と叫びたくなるような
グッドタイミングな松脇のメンが決まった。
松脇大逆転で初の決勝進出だ。
イメージ 9
準決勝 木和田選手vs松脇選手
(写真提供:藪田 豊 氏)


■決勝戦

橋本vs松脇

この対戦は本日3度目だ。
こんなことってあるんだなあ。
1試合目は引き分け。
2試合目は同点によるリーグ順位決定戦で、松脇が初太刀でメンを決めた。
先ほどの対戦を見る限り、松脇が断然有利だろうと思った。

橋本はいつも通りの赤胴に緑の手拭という出で立ち。
残念ながら面をつけてしまうとトレードマークの髪形はわからない。
パンフレットによると、169cm、71kgとある。
一方の松脇は177cm、81kgとあるが、
二人が対峙するとその差はもっとあるような感じがする。

とにかく、松脇はその体格データ以上に、存在感そのものがド迫力なのだ。

ところが橋本は一歩も引かない。
恐竜に立ち向かう虎と言った感じか。

その恐竜に対して、虎が思いっきり諸手突きを見舞った!
会場がどよめく。

これは書いていいのかどうかわからないのだが、
あくまで私の個人的な印象として書かせていただくと、
会場の大多数が松脇を応援していたのではないだろうか。
警察の威信がかかるところである。


松脇が飛び込んでのコテだ。
橋本がこれをかわしてのメン。
そして、橋本、再び思いっきり諸手突き!!
凄い戦いだ。

延長戦

橋本が、スーッと前に出た。
「ずどーん!!」
橋本3度目の突きが、今度こそ松脇の喉元を捉えた!!

旗が1本、2本、3本と上がった。

なんということだ。
ついに橋本がこのスーパースターたちの頂点に立ったのだ。
イメージ 10
決勝 橋本選手が松脇選手に突きを決める。
(写真提供:藪田 豊 氏)


【橋本桂一】
埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)出身。
父が館長をつとめる「剣誠館橋本道場」で5歳から剣道をはじめる。
京北高校から帝京大へ。
全日本学生選手権3位と、学生時代にその実力が大きく開花。
そして伊田テクノスへ。
国体優勝、関東実業団大会優勝、
初出場となった2012年の全日本選手権では、
実業団戦士として10年度ぶりのBEST8進出を果たした。
全日本選手権3回出場。
実業団のスーパースター橋本は、
今回の優勝でさらに大きな飛躍を遂げた。

これはよく言われることであるが、
警察官はプロ、実業団はアマチュア。
プロとアマチュアには絶対的、圧倒的な隔たりがあり、
年月を費やすほどにその差は決定的な隔たりとなってくる。
教員はその中間の存在。
確かに、全日本選手権で実業団選手が優勝したのは54年前の戸田忠男選手が最後で、
その後は誰もいない。
ところが、今大会で橋本選手がそんな定説に風穴をぶち明けたのだ。

それもこれも、橋本選手の弛まぬ努力の賜物と言える。

イメージ 11
(写真提供:藪田 豊 氏)

追記)習志野高校剣道部OBの薮田豊氏より素晴らしい写真を提供いただきましたので追加で掲載しました。2/17(土)

注)今回の試合はビデオがなく、記憶に頼った表現のため、実際と相違があった場合にはお詫び申し上げます。


イメージ 2

決勝トーナメント結果


イメージ 3
イメージ 12
今回出場した16名の七段スターたち



最後に、これまで全5回の出場選手を一覧表にしたのでご参考まで。

イメージ 1


皆様、来年また横浜で会いましょう。

【文中敬称略】

1972年の凄い出来事

久々の投稿。

何度も訪れられた方には申し訳ないのですが、
おかげさまで、大好きな剣道についていろいろと考えたり
過去に遡って思い出を紐解いたりと
のんびり過ごさせていただきました。

コメントいただいていた方。
後でお返事させていただきます。
ありがとうございます。


今日は皆さんあまり興味はないかもしれませんが、
1972年の高校剣道で驚くべきことを知ったので、
当時の高3世代で活躍された選手たちの様子と併せて記することにしました。

昭和47年(1972年)。

この年の高3の同年代には、

後に警視庁に奉職し、
全日本選手権優勝3回の大記録を作った西川清紀範士(八代第一高出身)、

1980年の高鍋高校教員時代に全日本選手権優勝
教員として最後の選手権者となった外山光利(鹿児島商出身)、

そして外山と同じ東海大出身で世界大会個人2位、
全日本選手権2位と教員最強の一人としてあまりにも有名な古川和男(西海学園高出身)

また全日本選手権2位、世界選手権出場、日本を代表する選手として活躍し
熊本県警察首席師範をされていた亀井徹範士(九州学院高出身)ら

錚々たる面々がズラリと揃った年である。

上記の4人は全員が九州出身。

また九州と言えば、
国体優勝の鹿児島商工には鶴薗福夫、下薗千秋、花木博志らが、
玉竜旗優勝の長崎東の大将は現在慶應大学教授の植田史生が、
九州大会優勝の八代東には、IH個人3位、後の大阪府警首席師範となる椎葉隆徳が、
そして嘉穂にはIH個人2位となった池田逸夫が、
さらに島原には後の大学チャンピオンとなる平井節朗もいた。

「九州強し」の旋風が吹き荒れた年だったのではないだろうか。


しかし、インターハイでは、
決勝でPL学園が鹿児島商工を破って初優勝を飾った。

PL学園からは、
この時点ですでに福本英男(1964年)、蒔田実(1966年)という
2人のIH個人チャンピオンを輩出、
また1968年には団体3位入賞を果たしているが、
圧倒的な強さを誇ったPL学園の
怒涛の快進撃はこの年から始まったと言えるだろう。
そして高校剣道史に燦然と輝く黄金時代を築いていったのだ。

またインターハイ個人チャンピオンは安房の佐野正男。
安房はIH個人戦がスタートした1959年に吉田勝己が準優勝、
また団体では1969年に優勝しているが、個人優勝は初めてだった。
ちなみに、安房は2017年までに、団体優勝3回(1969、2005、2010)
個人優勝は佐野と千葉由樹(2010)の2人である。

準優勝は嘉穂の池田逸夫。
当時の嘉穂はここまで19回のIHにおいて
団体優勝3回の強豪中の強豪校として全国に名を馳せていた。

優勝の佐野が早稲田大へ、
準優勝の池田とBEST8の植田が慶應大へ進学した。
当時の早慶戦もかなり盛り上がった。
1年時は佐野が怒涛の8人抜き、
3年時は佐野が5人抜き。
最後の早慶戦も佐野がメメ-メで池田を下し、早稲田が勝利した。

IH個人3位の椎葉は国士舘大へ進学し主将として活躍した。


とここまで書いてきたが、
1972年というのは、私が小学3年生。
初めて竹刀を握りはじめた頃であり、
彼らの活躍をリアルタイムで見てきたわけではない。

まだ剣道時代も剣道日本も発行されていない時代だ。
もちろんインターネットなどもないので、全国の剣士の情報など知るすべもない。

ということで、この学年の高校時代のことは、
後から知ったことではあるが、
極めて興味深い面々に思わず興奮した。

やはり何と言ってもこの世代のその後の活躍も含めれば
西川清紀の実績が圧倒的だろう。

西川のいた八代第一高校は、
八代東、九州学院という熊本の厚い壁に阻まれてインターハイには出場していない。
国体代表となるも、当時西川の名は全国では全くの無名だった。

私が初めて西川選手を知ったのは、
昭和50年(1975年)、
私が中学1年生の時である。

私は全日本剣道選手権を見るために
心躍らせて日本武道館に向かった。
そこに若干20歳の選手が登場していたのである。
その4年前の1971年に、国士舘大学の川添哲夫が
21歳にして全日本を獲ったというニュースは知っていたが、
もし西川が優勝すれば史上最年少だなあなどと思いながら見ていた。

西川の初戦の相手は、国士舘大時代に学生チャンピオンとなった試合巧者の宮澤保信だ。
西川は豪快にそして、粘り強く戦ったが惜しくも敗れる。
この年の優勝者は、川添哲夫(高知学芸高等学校教員で25歳)、
そして2位が西川青年を破った宮澤だった。

緒戦で敗れた西川だったが、私には印象深かった。


とここまで話をしてきて、
なぜ、1972年のことを突然書きたくなったかというと、

先日、わが母校である茨城県立水戸第一高等学校剣道部の
新春大同窓会に参加してきたからである。

この時に初めて知り、腰を抜かさんばかりに驚いたことがあった。

それが1972年の水戸一高 3年生のことである。


この年、茨城では敵なしの圧倒的な強さを誇ったのが
名将・宮本安監督率いる水戸一高だった。


○新人戦 県優勝
○勝抜き大会 県優勝
○高校総体(IH予選)
団体戦 県優勝
個人戦 石井勉 県優勝

と圧倒。

そして迎えたインターハイ。
もちろん目指すは優勝。

予選リーグは無難に勝ち上がり、
いざ決勝トーナメントへ。
ところが、決勝トーナメント1回戦で当たったのが、
この年、地元国体を控え強化を図っていた優勝候補の鹿児島商工だった。
いやいや水戸一高選手も負けてはいない、
粘る粘る。
が、鹿商工の前に力尽きたのだった。
結果はBEST16。

しかし、これだけだったら
「ふーん、それで?」
という感じだろうし、私も母校だからと言って敢えてブログで取り上げたりしないだろう。

驚いたのはここからだ。
この強豪チームのメンバーの進学先を聞いて卒倒しそうになったのだ。

大将 石井勉 一橋大
副将 高安徹雄 北海道大(医学部)
中堅 矢吹俊吉 東京大
次鋒 小原芳夫 東工大
先鋒 生沼俊一 北海道大

こっ、これは。。。

なんと、5人全員が東大を含む超難関国立大ではないか。
どこかの予備校の特待クラスの合格実績と見まちがえてしまう。

2003年に、田中達也や高瀬武志らとともに最強桐蔭学園を支えた
太田桂が一橋大に進学したのには驚いたが。

文武両道にもほどがある(笑)

先日、大将の石井勉氏に当時の様子を伺った。

今の時代ではありえないのかもしれないが、
ただ一つ言えることがある。

それは「集中力」である。

稽古の成果は「質」×「量」だ。
短時間の稽古でどれだけ成果を高められるかは質の高さにかかっている。
彼らは日本一質の高い稽古をしてきた誇りと自信を持って試合に臨んでいた。


1972年の高校大会の結果

【インターハイ】
団体
優勝 PL学園(大阪)(先鋒から、猿渡、益田、蔵原、上辻、中嶋)
2位 鹿児島商工(鹿児島)(先鋒から、亀之原、鶴薗、岩田、花木、下薗)
3位 国学院栃木(栃木)
3位 小牛田農林(宮城)
BEST8  高知(高知)
BEST8  安房(千葉)
BEST8  嘉穂(福岡)
BEST8 琴平(香川)

個人
優勝 佐野正男(安房)
2位 池田逸夫(嘉穂)
3位 椎葉隆徳(八代東)
3位 植木邦男(樹徳)
BEST8 植田史生(長崎東)
BEST8 古川陵(湯沢商)
BEST8 太田進也(向陽)
BEST8 為谷昇(小松原)


【玉竜旗】
優勝 長崎東(長崎)(先鋒から、岡島、陣野・野副、宮崎、川島、植田)
2位 鹿児島商工
3位 糸島
3位 八代東

国体
優勝 鹿児島(鹿児島商工)(先鋒から亀之原、花木、岩田、鶴薗、下薗)
2位 香川
3位 千葉
3位 栃木

【文中敬称略】

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