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完敗としか言いようがない日産の決算

5/20(月) 7:05配信

ITmedia ビジネスオンライン

 5月14日。日産自動車は2018年通期決算を発表した。昨秋以降お家騒動で揺れ続けた日産は経営的にも大丈夫なのかとウワサされてきたが、決算内容はもうズタズタで、かつ対策が完全に後手に回っていることが露呈した。

20車種について新型車を投入する(日産決算資料より)

決算数字の惨状

 まずは数字の確認だ。昨17年度と今年18年度を比較してみる。

・グローバル販売台数は577万台から552万台(マイナス25万台 4.4%減)
・売上高は11兆9512億円から11兆5742億円(マイナス3770億円 3.2%減)
・営業利益は5748億円から3182億円(マイナス2566億円 44.6%減)
・売上高営業利益率は4.8%から2.7%(マイナス2.1ポイント)
・経常利益は7503億円から5465億円(マイナス2038億円 27.2%減)
・当期純利益は7469億円から3191億円(マイナス4278億円 57.3%減)
・フリーキャッシュフローは4070億円から1911億円(マイナス2159億円 53%減)
・ネットキャッシュは1兆7691億円から1兆5982億円(マイナス1709億円 10%減)

 単純に減収減益減配というのみならず、滅多打ちというかフルボッコというか、1項目たりともプラスになったところがない。華麗とさえいえるほどの惨敗ぶりである。

 正直なところ、ここまでの数字だと分析して何がしかの対策が見いだせるものでもない。多分あらゆる項目がダメだと考えられるのだが、それでは解説にならないので一応やってみる。まずは販売台数がどこで落ち込んだのかだ。

・日本は58万4000台から59万6000台(プラス1万2000台 2.1%増)
・北米は159万3000台から144万4000台(マイナス14万9000台 9.3%減)
・中国は152万台から156万4000台(プラス4万4000台 2.9%増)
・欧州は75万6000台から64万3000台(マイナス11万3000台 14.9%減)

 明らかに北米と欧州の落ち込みがひどい。一見プラスに見える日本だが、日産はもう長らく国内向けに新車をほとんど出していない。かつて国内販売でトヨタと覇を競っていたところから、長い年数をかけて凋落(ちょうらく)して来た末にあるのが今の数字だ。59万6000台に増えたといっても、かつてのライバルトヨタは国内販売222万6000台。しかもその虎の子の59万6000台に占める軽自動車の比率が高いので、一台当たり利益も小さいというていたらくだ。

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最終更新:5/20(月) 7:48



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