![]() 前回は、嫌なこと思い出している時にアルコールを飲むと、
嫌な記憶を強化するというお話をしました。
では、
アルコールにストレスを解消する効果があるのでしょうか? ストレスが溜まりやすい現代社会。
お酒(アルコール)でも飲んで発散しなくては、やっていられない・・・
こういう人は少なくないと思います。
「ストレス」は目に見えません。
どれほどストレスが溜まっているのかは、言葉にしても
客観的にはその程度を推し量ることは難しいですよね。
自分ではストレスを感じていないつもりでも
体は強いストレス受けていて、知らないうちに
やっかいな疾患に陥ることもあります。
逆に ストレスを年中訴えていても 案外ストレスに強い人もいますね。
つまり、主観的なストレスと体性的なストレスは違うということです。
重要なのは、自覚するストレスではなく、
無意識であっても 体が現実にダメージを感じているストレスです。
自分では気が付かないうちに胃潰瘍や過敏性腸炎など・・
ダメージを受けて発病している事もあります。
そこで、「アルコールでストレスを発散することができるのか」を
研究した結果があるのでご紹介しましょう。
和歌山県立医学大学の上山敬司先生らの研究による
ストレスがかかると動き出す脳の「zif268」という遺伝子の結果。
体のストレスを生み出す脳部位が視床下部です。
ネズミにアルコールを飲ませ、ストレスを与え、
視床下部の「zif268」がどうなるのかを実験しました。
結果は、なんと視床下部の「zif268」の活動は
アルコールを飲んでも通常通り、活性化するのです。
ジャ〜〜〜ン!
視床下部の活動は 意識には上がらないために
自分で自覚することはできません。
要するに アルコールを飲むことは、
ストレスを発散した気分になっているだけで
体は依然 ストレスを感じ続けているということになります。
お酒は、ストレス解消にはなっていなかった!・・・
ということです。
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アルコールと脳の関係
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![]() みなさんは 嫌なことがあった時気分転換をするため,
又は嫌なことを忘れるためにアルコールを飲むことはありませんか?
だいぶ前になりますが私も、辛い事や嫌なことを忘れたり
淋しい気持ちをごまかすためにお酒を飲んでいたことがあります。
さて、アルコールにはどんな効果があるのでしょうか。
ご承知のように、アルコールを飲むと学習能力が落ちることや
常用するとアルコール依存症になることはすでに分かっていますね。
アルコールを飲めば本当に嫌なことを忘れることができるのでしょうか?
ある研究者が、マウスでアルコールと嫌な記憶の実験をしました。
まず、マウスに電気ショックを与えます。
電気ショックというのは恐怖や嫌悪に関係した記憶です。
そして、電気ショックの嫌な記憶を思い出した直後に
アルコールを与えました。
翌日、その記憶がどうなっているかを試験しました。
結果は驚きです。
記憶が消えるどころか、逆に嫌な記憶が強くなっていました。
この実験でわかったことは、
嫌なことを思い出している時にアルコールを飲むと、
「嫌な記憶は強化され、嫌な記憶が強く残る」と言うことでした。
これはあくまでもマウスの実験ですが、
人間も同じような事が言えるかもしれない・・と言う話です。
この話を脳的哲学で説明すると
そもそも アルコールを飲んで嫌なことを忘れるためや
気分を転換、発散することは自己逃避や現実逃避になります。
どんなことであれ、逃避は解決にならないばかりか、
自分自身を小さく弱い者にしてしまいます。
ダメージが深くなると、二次的な病気を発病することもあります。
アルコールを飲んでいなくても、愚痴を言ったり、嫌な話をしたり、
否定的な話をするのは脳にダメージを与えます。
ダメージというのは、不幸な情報を脳にインプットすると言うことです。
アルコールをを飲んでいる時に同じ事をすれば、
さらに追い打ちをかけることになるでしょう。
アルコールを飲む時は 明るく楽しく仲良く飲みましょう。
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