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自己形成のプロセス 脳セラピー!
アイデンティティ & アイデンティティ・クライシス NO.7
あくまでも健康脳的解釈です
実際に治療(カウンセリング)などで活用している考え方です
アイデンティティが正常に発達しない場合
アイデンティティ・クライシスになる
アイデンティティがうまく達成されないと、
「自分が何者なのか、何をしたいのかわからない」
というアイデンティティ・クライシスになります。
アイデンティティ・クライシスのあらわれとして、
心身共に不安定な状態になり、人間関係の不和、
環境に対する不適合・能力低下などの症状があらわれます。
不安定な状態はストレスを高くし、心身を病ませる事があります。
他人との関係・自分と社会との関係が分からなくなります。
自分の思っていることと、ほかの人々の認識が不適合になります。
今まで他の人々と通じ合っていたことが、通じなくなります。
他の人々の考えが、自分の価値観と合わなくなります。
相手からの答えが自分が期待した答えと全くちがってきます。
自分が人々や社会の中で浮いたようになったり、
否定されたり阻害されているように感じます。
自分と人々や社会の間に壁ができたり溝ができているように感じ、
孤独感や孤立感を生じるようになります。
そうなると、対人関係・対社会関係の失調に伴う様々な症状が現れます。
自分を試すために、他人や社会に対して様々な働きかけをします。 時として、否定的な選択をして、
「そんな私でも受け入れてもらえるかどうか?」を試します。
自分で自分が分からないため、他人や社会との関係で、
自分を確認しようとするのです。
2つのパターン
主に2つのパターンが取られます。
1.非行などの反社会的行動に出る場合
2.非社会的行動に出て、無気力・無感動な態度を取る場合
自己価値が極端に低くなる結果として起きます。
自己価値が低くなり、自発的選択ができなくなります。
自分で何も決められない状態に陥っているのです。
反社会的な行動も非社会的な行動は、結果として
自己価値をさらに低くします。
自己価値が低くなると、無価値感・無存在感・無力感などの
マイナス感情が増加して、押しつぶされそうになります。
ストレスがどんどん高くなり、心身の能力は低下します。
気力がなくなり、判断力や決断力も低下します。
ですから、何をやってもうまくいかなくなります。
そうしているうちに、何ごとにも意欲が無くなり、
自分の中に閉じこもるようになります。
「できない」「ダメだ」「どうにもならない」「どうしようもない」
「私はダメな人間だ」という自己否定のレッテルを
絶えず貼り続けてしまいます。
このような状態が長く続くと、結果として鬱的症状になります。
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健康脳セミナー
鏡の法則
すべての世界はあなたの思い通りになっている!
健康脳の人々は
”この世界は私の思い通りになっている”と考えています。
この世界は、思い通りになってるのだから、
いつでも自分と世界は鏡の関係にあると考えています。
昔の賢者達は、
「この世界は、果たしてどのように できているのだろうか?」
と問いかけていました。
脳科学者は、
「この世界は、あなたの思ったようにできています。」と答えるでしょう。
健康脳の人々は、自分と世界を分離しません。
健康脳の人々は、いつも「世界と自分は一つだ」と考えています。
たとえ困難にぶつかっても 望まないことが起きても
「なぜ私だけがこんなひどい目に遭うのだろう。世の中は不公平だ」
とは考えません。
「その困難も自分が作ったのだから、考え方を変えれば良いだけだ」
と言うように至ってお気楽です。
こう考えると、不平不満がないので、脳は機能不全になりません。
脳の自動幸福実現機能(自動幸福創造機能)
人生や世の中の出来事に対して被害者になったり、
受け身になれば、脳は機能不全を起こします。
″すでに起こってしまったこと″を嘆いたり、怒ったり
反省したり・後悔したり・罪悪感を持ったり・・・すれば、
脳は機能不全を起こして病気脳になります。
”人生は思い通りにならない”と考える人は、病気脳になります。 健康脳になれば、”人生は思い通りになる”のが当たり前です。
人生には成功しかありません。
脳はいつでも思い通りに世界を実現しています。
そう考えれば、脳の機能をプラスに活用することができます。
”脳は思い通りを実現するすばらしい道具”と考えると
プラスの人生だけを実現することができます
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自己形成のプロセス 脳セラピー!
アイデンティティ & アイデンティティ・クライシス NO.6
あくまでも健康脳的解釈です
実際に治療(カウンセリング)などで活用している考え方です
「アイデンティティ・クライシス」の例−2
空の巣症候群とは?
空の巣症候群とは、40代から50代の女性によく見られる
抑うつ症状の一種です。
子供の自立といった環境的要因と、更年期のホルモン変動などの
内的要因が重なり合い、子育てに専念していた女性が喪失感や
虚脱感、不安感、葛藤状態、うつ状態などを示すことをいいます。
子育てが終わり、子どもが家を巣立っていったあたりから
出てくる事が多いので、ひな鳥が巣立った後の空っぽの巣に例えて、
空の巣症候群(Empty Nest Syndrome)とよばれています。
必要のない私
空の巣症候群は、子供の大学進学や就職、結婚などが
契機となり、自分が家族に必要とされていないという
「役割喪失」を経験することから始まります。
子育て中は時間に追われ、
「自分の時間がないから好きなことができない」
「やりたいことはいっぱいあるのに、子供がいるから無理」
など・・・と愚痴っていた主婦も
いざ子供が独立して、自分の時間を持てるようになると、
子供が大きくなったら、色々なことが出来ると思っていたのに・・
「どうしたらいいのか分からない」
「何をしていいのか分からない」
という状態になります。
今まで自分を支えてきた柱が無くなって、
ぽっかり心にに穴が開いたようになってしまいます。
子供はいなくなる、夫は仕事で相手をしてくれない、
空になった家に、一人とり残された孤独感と喪失感に襲われます。
さらに更年期障害の時期と重なり、心身のバランスを崩すと
事態はますます悪化します。
空の巣症候群は、不眠やだるさなどの自律神経失調症になったり、
うつ病になるケースもあるのです。
よく知られているのが、「キッチンドリンカー」です。
逃避行動として台所にこもってキッチンドリンカーになり、
アルコール依存症になるのです。
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自己形成のプロセス 脳セラピー!
アイデンティティ & アイデンティティ・クライシス NO.5
あくまでも健康脳的解釈です
実際に治療(カウンセリング)などで活用している考え方です
「アイデンティティ・クライシス」の例−1
エリート公務員やエリート会社員の場合
彼(彼女)がエリートとして社会や人びとから承認されているのは、
あくまでもその組織にいる間のことです。
重要な仕事をまかされ、部下を大勢もっていたとしても、
あくまで組織に所属しているからに過ぎません。
彼(彼女)が引退して組織を離れると、もはやエリートではなくなります。
重要な仕事を離れるだけでなく、部下からも離れると、
その人は、「エリートとしての自分」ではなくなります。
特定の場面のみで承認される「アイデンティティ」は、
その場面を離れるとき、「アイデンティティ・クライシス」を生じます。
そうなると、
「今までの自分はいなくなり、これからの自分はまだ作られていない」
という不安定な状態に陥ります。
つまり・・・ 「自分は本当はどういう人間なのか?」がわからなくなるのです。
仮に本人だけが「私はエリートだ」といっても周りに承認されません。
そんなアイデンティティにしがみつき、こだわっていると、
ストレスが高くなり、心身共に病んできます。
自分はもういらない人間だ
今までの組織の中だけで通用していた自己像が崩れます。
しかも、自分がいなくなっても
その組織は何も変わらず、運営されていきます。
そうすると、自己価値がガク〜ンと下がってしまいます。
「自分はもう役に立たない人間だ」
「自分の役目は終わってしまった」
という判断をするようになります。
自己否定的傾向が強まり、ストレスが高くなり、
鬱になる傾向が高くなる場合があります。
周りの評価にコントロールされているから、ストレスを感じるのです。
自分で自分をきちんとコントロールできれば、
ストレスを感じることはなくなってきます。
組織の役割としての自分と
組織は離れたけれど、優秀であることに変わりはない自分を
きちんと区別して認識できれば、ストレスは発生しにくくなります。
組織にいようが組織を離れようが、自分の価値に変わりはありません。
「自分はダメな人間だ」 「必要のない人間だ」
という誤った否定的認識が問題を作ります。
人間成長の段階をきちんと知っていれば、
人間のすばらしさ・自分のすばらしさを理解できますね。
・・・女性によくみられる抑うつ症状の一種「空の巣症候群」について
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自己形成のプロセス 脳セラピー!
アイデンティティ & アイデンティティ・クライシス NO.4
あくまでも健康脳的解釈です
実際に治療(カウンセリング)などで活用している考え方です
アイデンティティ・クライシスの主な症状
1.モラトリアム
不安を感じ、どうしていいのか分からなくなって、途方に暮れ
固まってしまうことがあります。
この状態を「モラトリアム」といいます。
モラトリアムとは「停滞期」という意味とだと考えてください。
今までの学説では、一般的にアイデンティティ・クライシスは、
青年期に集中していると考えられています。
この時期の青年は、
「自分は何をしていいのか分からない」
「相手が変わるとその人の影響で自分がころころ変わってしまう」
「自分がどんな人間なのかわからない」
「何もかも信じられない」
「自分が嫌いだ」「自分の存在がいやだ」
「自分を信じることができない」
・・・などという悩みを持つことが多くなります。
しかし、今では青年期特有のものだけでなく人生全般にわたって
アイデンティティ・クライシスは起きると考えられるようになりました。
人間が、生まれて・・食べて・・寝て・・仕事して・・結婚して・・
子供ができて・・死ぬ・・・という人間観が変わってきたのです。
人間とは、生物的・物理的存在だけでなく精神的、
それ以上の存在であると考えるようになってきました。
そうなると、人間の成長と進化の歴史も変わりますね。
それだけ、人間の価値観や考え方が変わってきたのです。
モラトリアム症候群
このような「自分とは何か?」「生きる意味は?」という悩みは、
古い自我から新しい自我へと移行するときに起きます。
モラトリアムは、自我が成長し、新しい自我が形成されつつある
ことを示しています。
ですから、人間の各成長段階で必ず通るステップです。
このような症状が出てきたら、正常に発達していると言えます。
逆に言えば、悩みがでないときは、進化成長していないと言えます。
人間的に言えば、進化・成長がない事のほうがこわいですね。
特に、青年期は様々な自我を統合・成長していくプロセスにあたります。
主に「子ども」から「大人」へとアイデンティティヘの移行が行われます。
移行がうまくいかない場合「モラトリアム症候群」とよばれる、
ノイローゼや精神病などになるのです。
2.後退・退行
成長の過程で、うまく新しい自我に移行できないとき、
後退・退行しながら成長の機会をうかがう場合もあります。
これは、自分の内面を調整しているのです。
調整がうまくいけば、また成長のプロセスを歩むことができます。
ですから、後退・退行は一概に悪いとは言えません。
後退・退行はよくある現象で、特別珍しい現象ではありません。
ただし、後退・退行が長く続くと、精神的・肉体的に様々な
好ましくない症状が現れます。
引きこもり症候群
後退・退行の例に「引きこもり」症候群とよばれる症状があります。
引きこもりとは、人があるストレスを感じて退避し、社会生活の場や
一般的な人間関係が長期にわたり遮断している状態のことです。
具体的には、学校や会社などにいかないで、自分の部屋で
ほとんどの時間を過ごします。
ほかの人々からは、「逃げている」「やるべき事をやっていない」
場合によっては、「怠け者」のような状態に陥っている人と見なされます。
引きこもりは、なにも特別な現象ではありません。
何らかの理由で、周囲の環境に適応できにくくなった時に、
「引きこもる」ということはありえます。
引きこもることで、強いストレスをさけ、仮の安定を得ているのです。
「疲れたから休む」「いやな人と会わないようにする」というのと
変わりありません。
しかし、長期にわたって引きこもっていると、心身が不調になり、
ますます引きこもり傾向を強くすることが問題になります。
以前は、引きこもり症候群は登校拒否など
青年期の特別な状態であると考えられてきました。
しかし、今では人生全体で引きこもり症候群が起きていると
考えられ、社会問題化しています。
次回は、健康脳が臨床で使っている
”効果的モラトリアム・引きこもり改善方法”です。
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