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2012年03月28日
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1)授業中の発言や質問は圧倒的に中国での授業での方が多い。
質問攻めにあって授業が中断するほどだ。
分からないことをそのままにしておくのが嫌いなのかもしれない。
実際に文章を書かせてみたりすると、期待ほど出来はよくない。
学生に考えさせる実習の場などでも、なかなかアイデアが出てこなかったりする。
清華大学でも多くの学生を教え、北京航空航天大学でも教鞭をとってきたが、
その傾向はさほど変わらないように思う。
2)ビジネスのシーンにおいても日本企業と中国企業の間には、かなりの違いがあるように感じている。
日本企業の側に「何が欲しいのか、何がしたいのか」を聞けば、よく考えられた答えが返ってくる。
ところが中国企業に同じ質問をしても、はかばかしい返事が返ってこないことがよくあるのだ。
日本人は公の場で進んでそれを披露したり、旗色を明確にしたりすることには消極的な人が多いようだ。
他人に評価されることを極端に嫌う傾向があるのかもしれない。
中国では人々が、収集がつかなくなるほど大きな声を出し合い、コミュニケーションを図っている場面によく出くわす。しかし、よく聞いてみると、何か一つの解答を求めて白熱した議論を重ねているわけではない、というケースがほとんどだ。何かを真剣に考えるために議論しているわけではまったくなく、気の向くまま思いつくまま、ただ大声で喋っているのである。
ひょっとしたら多くの中国の人たちは「ちゃんと考え、意見をもつ」ということをあまりしようとしないのではないか。そんな疑問を感じ、いろいろな人に尋ねてみたことがある。すると、大多数の人たちが「そうかもしれない」という。その理由についてもいろいろ聞いてみたが、一番多かった意見は、「国民全体が、常に『こうしなさい』と指導され、それに従うことに慣れ切ってしまった結果では」というものだった。
そんな事情を反映してか、日本企業と中国企業では、判断の下し方がまったく違う。
日本企業の「判断のスピード」に関しては、みなさんもよくご存知だと思う。これに対して中国企業の判断は、一般論としておそろしく速い。ほとんどの場合、トップが出てきて即決するのだ。部下たちに意見を求めることはまずしない。部下に調査を依頼することはあっても、判断させることはほとんどないようだ。
ところが日本企業では、トップが商談に来ることはめったにない。あったとしても、そのトップは商談で挨拶はするが、まったく喋らなかったりする。中国企業にとって、それは信じ難いことなのである。
しっかり考え意見はあってもなかなか決めない日本型と、じっくり考えてはいないようでも即断即決する中国型。さて今後グローバルを制するビジネススタイルはどちらなのだろうか。
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