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70代で続々デビュー 第2の人生は「シニアYouTuber」で稼ぐ
2019/08/23 日刊ゲンダイDIGITAL
本気メークで若返った成羽さんの投稿(ユーチューブから)
もうテレビは見ないけど、ネットで動画は見るという人は珍しくない。そんな動画投稿サイトの中で抜群の人気を誇るのがYouTube(ユーチューブ)で、そこに動画をアップする人たちはYouTuber(ユーチューバー)と呼ばれる。
人気ユーチューバーとなると、その広告収入は年1億円を超え、子供たちのあこがれの職業だが、最近はユーチューバーになるシニアも目立つ。第二の人生、ユーチューバーとして生きるのも悪くないか。
ユーチューバーとして鮮烈デビューを飾ったのは、デヴィ夫人だ。79歳の“大型新人”は先月10日に「YouTube始めました!」でネットに“降臨”すると、今月20日までに8本の動画を投稿。
チャンネル登録者数は7万人を超え、延べ視聴回数は112万回に上っている。
全国区の知名度を誇るシニアタレントだけでなく、ちまたのおじいちゃん、おばあちゃんも続々とユーチューバーになっている。
しかもそこそこの“結果”を残しているのが、今のご時世だ。
たとえば、ユーチューブを始めて5年になる成羽さんは今年74歳。毎日のように投稿する動画の中身は、70代らしく生前整理の様子を報告したり、簡単なミルクセーキの作り方を紹介したり。
手先の器用さを生かし、封筒で蛇腹式カードケースを作ってみせた投稿の再生回数は、最高の約8万6000回に上る。「nariwaCh 73歳の成羽チャンネル」の登録者数は、約8000人だ。総再生回数は222万回に上る
そんな活躍が認められ、人材会社パーソルが主催する「Work―Style AWARD」のシニア部門で表彰されている。
再生10万回で2万円の広告収入も
デビューのキッカケは、会社を辞めて介護していた父の死。その喪失感で家で過ごすことが苦痛になり、ぽっかりできた時間を埋めるべく、何かしたいと思っているときに動画にハマり、ビビッときてデビューしたそうだ。
ほかにも、パチンコしたり、ビールを飲んだりする姿を投稿する「80歳YouTuber不二子の日常」は登録者数4万人を超え、総再生回数は414万回。
82歳の男性が時事ネタを独自の視点で斬る「Dangerous爺ちゃんねる」は同約3万2000人、196万回だ。
ユーチューブには、動画の再生回数に応じて広告収入が入る。再生回数10万回でおよそ5000円〜2万円だから、うまくいけば年金の足しになる。
成功するコツは何か。ITジャーナリストの井上トシユキ氏が言う。
「成羽さんや不二子さんたちの投稿に共通するのは、ありふれた日常です。そんなところに若い人は、『ヒントになった』『癒やされた』と共感を得る。
はじめしゃちょーやHikakinといったトップユーチューバーのような作り込んだ動画とは一線を画す内容ですが、とにかく毎日投稿することがじわじわと人気を得るコツ。継続は力、です。
そういう中身ですから、スマホ1台と無料の動画編集アプリがあれば十分。とにかく年の功を生かして、若い人が生活のヒントになったり、目からウロコだったりすることを身の回りで探して焦点を当てることです」
広告収入を得るにはハードルがあって、「登録者数1000人と過去1年以内の総再生時間4000時間以上」が条件。
町内会だけでこれをクリアするのは不可能だからこそ、素朴なネタをコツコツが大切なのだ。
成羽さんも当初はネタ探しに苦労していたそうだが、パーソルのインタビューでこう語っている。
「70歳を迎えた自分の日々をありのまま発信するスタイルを確立し、無理なく毎日投稿できるようになった」
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