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旅人Kennyの旅の薦め
旅こそ我が人生!

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第9地区

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ストーリー:ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
 
 
スタッフ
監督・脚本: ニール・ブロンカンプ
脚本: テリー・タッチェル
製作: ピーター・ジャクソン
音楽: クリントン・ショーター
 
キャスト
シャールト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ
 
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かなり前から見たかった映画、ついに観ることが出来ました! 
 
大方の映画同様に、これもまた多くの予備知識無しで観に行きました。前もって知ってたのは、エイリアンが移住してきて、人類といざこざを起こす。その程度の予備知識でしたが、それが結果的に良かったです。
 
 
何これ!? すっげーーーー面白い!
 
 
エイリアンを移民として受け入れたものの、彼らの衛生観念はひどく、暴力的で、人間との間でトラブルを起こし、やがて【第9地区】から【第10地区】へと強制移住させられることになる。
 
ここで興味深いのは、舞台がアメリカの大都市や東京でなく、アフリカであること。ただでさえ民族紛争の耐えない国々のある大陸であのようなエイリアンを移民として受け入れたのがそもそもの間違い。人権団体が騒ぎ立てて受け入れせざるを得なかったのだろうけど、そのエイリアンたちの容姿は、あまりにも・・・・・である。人間たちは彼らを『エビ』と侮蔑し、武器を用いて威嚇して収容地区に閉じ込める。
 
そしてさらに興味深いのは、今流行の【POV】Point of View撮影でほとんどのシーンが物語られていくところ。要するに『フェイク・ドキュメンタリー』なんだけど、ここまで徹底しているとかえってリアルに見えてくるから不思議だ。そのリアルさは現代社会でも実際に起きている紛争をエイリアンに置き換えたところにある。
 
MNUの職員ヴィカスが、彼らの移住担当を任されるのがこの映画のメインプロット。始めはエイリアンたちを侮蔑し、お役所仕事的に書類にサイン(手の跡?)をもらって回っていたが、やがてある【事故】によって体に【異変】が起き、追い立てる側から追い立てられる側に変わってしまう、その不条理さ。これがこの映画の核となっている。自分が今までしてきたことが、自らの身に降りかかってくるのだから、これほどの皮肉はない。
 
そんな事があって、ヴィカスは第9地区に隠れ住み、そこでかつて強制移住させようとしていたエイリアン親子と再開する。ヴィカスは【事故】で自らの身に起きた【異変】を治療すべく、その親子に力を貸し、やがてクライマックスではとんでもない展開に!
 
この映画のスタッフに関してはピーター・ジャクソンしか知らず、俳優陣に至っては全員知らない人ばかり。こういう映画はここ最近では非常に珍しい、というより非常に貴重だ。有名スターを使わなくても良い映画は撮れるという証でもある。大事なのはアイデア、脚本なのである。アカデミー作品賞の候補になったのも納得。『ハート・ロッカー』がなければ、これが受賞していたかもしれない。もしそうなっていたら、今後の映画製作の基準が変わってくるかもしれない。そういった意味では、この映画は非常に貴重な1作と言える。

  • アブドーラさん、

    「ID4」や「宇宙戦争」といった、侵略ものじゃなく、エイリアンの『移住』がテーマです。『メン・イン・ブラック』とか『エイリアン・ネイション』に近いですね。

    [ kennyaskr ]

    2010/4/11(日) 午後 2:50

  • 予想以上に面白かったです!猫缶好きのエビ型エイリアン!発送が
    ウルトラQやセブン世代の私にはたまりません〜笑
    これまた、TB&ファンポチして帰ります^^!

    [ MA2DA裏BLOG ]

    2010/4/12(月) 午後 11:15

  • mA2DAさん、TB&ファンポチどうも! こちらもファンポチさせてもらいます。

    エビ型エイリアン、あの造形は確かに日本の特撮ものに出てくる怪獣みたいでしたねぇ(笑)。しかしCGはほんのにリアルで違和感が全く無かったのは驚きです。

    [ kennyaskr ]

    2010/4/13(火) 午前 5:31

  • さすが、P・Jの秘蔵っ子ニール監督・・・恐るべし感性の持ち主でした。
    見せ場作り&アイデア&充実した内容に・・・圧倒されました・・・☆
    トラバお願いします!

    くるみ

    2010/4/14(水) 午後 7:59

  • くるみさん、トラバどうも!

    ニール・ブロンカンプ、今後に期待大ですね。でもヘタに続編は作って欲しくないです。あの続きはご想像にお任せします、みたいな感じで(笑)。それでいいと思います。

    [ kennyaskr ]

    2010/4/14(水) 午後 9:43

  • 私は飛行機の中で字幕ナシで観たのでイマイチに思えたのかな?
    何回か寝てしまったし。DVDが出たらまた観てみます。

    ,.:*:.,tink,.:*:.,

    2010/4/15(木) 午後 8:20

  • フェイクドキュメンタリー風で、そのままで終わるのかと思ってたら
    、後半の異星人間の奇妙な友情には、やられました。
    予想以上に面白かったですね。

    [ ティルク ]

    2010/4/16(金) 午前 6:40

  • Tinkさん、

    字幕が無いとやっぱり見辛いですよね。寝てしまいましたか(笑)。まだ劇場でやってますよ〜

    [ kennyaskr ]

    2010/4/16(金) 午前 8:41

  • ティルクさん、

    こういう風に途中で展開が急転する映画は面白いですよね。期待以上の出来でした。

    [ kennyaskr ]

    2010/4/16(金) 午前 8:42

  • 顔アイコン

    いや〜! これは、面白かったですね。
    強烈な皮肉がブラック・ユーモアで包まれているところなんか僕の好みでした。
    妙に英雄をつくろうとしていないのが好感。
    新しい時代を予感させます。
    TBさせてください。

    クリス ネオ

    2010/4/18(日) 午後 4:58

  • ネオさん、TBどうも!

    もしこれがハリウッド製だったら「トランスフォーマー」ばりのロボット・バトルばかりに金かけて肝心の物語が薄っぺらになってたでしょうね。あの巨大ロボットも完璧じゃないところがいいんです。

    [ kennyaskr ]

    2010/4/18(日) 午後 5:51

  • これはとても斬新で世界観に引き込まれる作品でしたね。メッセージ性も強く見応えがありました!

    ken

    2010/5/1(土) 午後 11:06

  • Kenさん、

    メッセージ性と娯楽性が融合した中でも数少ない成功例ですよね。ゴミを漁ったりネコ缶に飛びつくような、今まで見たことのないエイリアン・・・このアイデアだけでも凄いです。

    [ kennyaskr ]

    2010/5/3(月) 午後 1:05

  • 顔アイコン

    kennyさん
    もうDVDになりましたね。

    ネコ缶の使い方は面白いです。
    あの「花」は切なさがあふれてました。

    >メッセージ性と娯楽性が融合

    そうなんですね。だから面白く感じるのでしょう。メッセージを伝えるにしても「ザ・コーヴ」のような映画とは違いますね。

    MAO

    2010/8/16(月) 午後 0:32

  • MAOさん、

    ネコ缶、放り投げてましたね〜(苦笑)

    『ザ・コーヴ』は観てませんし、観るつもりもありません・・・。観ました?

    [ kennyaskr ]

    2010/8/16(月) 午後 10:01

  • 顔アイコン

    ザ・コーヴ
    いえ、同じく見るつもりもありません。一方的に糾弾するやり方が不快です。
    ただ、映画とは別に、イルカは食べなくてもいいんじゃないかとは思います。

    MAO

    2010/8/17(火) 午後 2:19

  • 顔アイコン

    これは異色な物語でしたね
    TBしときます

    toll-npc

    2010/12/20(月) 午後 10:15

  • toll_npcさん、TBどうも!

    異色といえば、まぁ、確かにそうですね(笑)

    [ kennyaskr ]

    2010/12/21(火) 午前 5:46

  • アバター

    ラスト、エイリアンになってしまった人に哀愁が漂いますね〜
    あの親子が早く来てくれるといいですね(笑)

    [ 藤中 ]

    2011/2/28(月) 午後 11:46

  • 顔アイコン

    藤中さん、

    あの花・・・切ないですね〜

    [ kennyaskr ]

    2011/3/1(火) 午後 11:03

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